【近海のスプリンター攻略】マッチ・ザ・パターンジギングin 明石海峡【前編】
SALT WORLD 編集部
- 2021年10月11日
2020年秋、メジャークラフトのハイコスパメタルジグに新しくラインナップされたふたつのジグをヒロセマンが実釣投入。釣れるジグをもっと釣れるにアップグレードする、釣れるアングラーの釣れる活用術をここに公開する。
▲新作ジグのひとつが、メタルドラゴン。タチウオをモチーフにしたロングジグで、タチウオのギラギラ感をリアルに再現している。
▲もうひとつの新作は、ジグパラバーチカルに追加されたヘビーウエイトモデル。シェイプの変更など、扱いやすさは変わらない。
旬の二魚種を先取りパターンで狙う
「今回は時期的に早いんですが、タチウオパターン。タチウオ系のジグが出るので、いわゆるマッチザベイトですね。それとジグパラバーチカルの重いウエイト。魚種は旬のサワラと青物、サイズ的にはメジロかな」
出船前に釣果目標を語るのは、取材成立請負人の別名を持つ、ヒロセマンことメジャークラフトの広瀬達樹さん。連日の取材続きだからこそ、明確な目標を立てることでやる気のスイッチを入れていると言う。
中川和人船長の操るビッグファイター号で向かったのは明石海峡。水深は浅いが潮の流れが速く、ヘビーウエイトのジグにはベストなエリアだ。
「ライトジギングが僕の体力的にはベストなんですけど、適材適所。フィールドに合わせるのがムダも無理もないし、結果釣果に繋がるんですよね」
そんな柔軟な発想でタチウオ系ジグのメタルドラゴンを駆使しサワラを捕獲。ジグパラでも捕獲に成功する。
「サワラですけどね」
中川船長によると、本来いるはずのタチウオはほぼいないと言う。
「想定内、かな。でもメタルジグだし釣れないことはないと思うので頑張ります」
▲「とりあえずは目標達成!」。午前8時過ぎ、メタルドラゴンでサワラをキャッチする。「フォールさせてたらコン! ときました」。
Pattern.1 マッチ・ザ・ベイト
今回のタチウオパターンのように、ターゲットが捕食するエサに合わせていく釣法。「本来ならタチウオの新子を食べてるはずなんですけど、いまここにはほとんどいないんですよ」と中川船長が言うように、季節はもちろん、場所ごとにもマッチさせていく必要がある。ジグの外見だけではなく動きで合わせることもできる。
▲同船者のメジャクラユーザー、柿原智彦さんがジグパラキビナゴカラーで釣ったサワラが吐き出したのは、まさにキビナゴだった。
Pattern.2 マッチ・ザ・シチュエーション
今回釣ったエリアは深くても50m程度だったが、ジグは200g前後が標準だった。
「潮がすごく速いんですよ。だからいくらエサが小型でも小さいジグだと軽くて釣りにならないんです」。
砂地ならリアフックを使ったり、根が多ければフロントだけにしたりと、釣り場の状況に合わせるのもひとつのやり方だ。
▲サバがメインならコンパクトなジグがベストだが、潮の流れから使用は不可能。「それでも釣れるので安心してください」。
【この記事は2020年11月現在の情報です】
【近海のスプリンター攻略】マッチ・ザ・パターンジギングin 明石海峡【後編】はこちら>>>
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SALT WORLD 編集部
近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。
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