BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • Kyoto in Tokyo

STORE

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ

【近海のスプリンター攻略】シャウト! 小野誠流の明石のブリゲーム【後編】

関西の一級青物フィールドとして知られる明石沖。明石と淡路島の間に海峡があることで、豊饒なフィールドが形成されここに回遊するブリ系青物は、シーズンに合わせて様々なベイトを捕食している。そんな場所で、秋深くになると盛り上がるのは、小型タチウオを捕食するタチウオパターンだがその日、その時で捕食ベイトは変化する。アングラーはそれに合わせての攻略が必要! 今回はシャウト!小野誠さんの釣行に同行し、その様子を取材させてもらった。前編ではハマチをキャッチしたものの目立った釣果はなく終了となった。

異なったフォールを演出するNEWジグ

翌日、1日目と同じように西側のポイントに入った。前日、メジロをキャッチした、より淡路島に近いポイントから船長はスタートした「ちょろちょろ、反応が映っとーで!」(船長)

小野さんは朝一、ステイの200ℊリアルカラーからスタートした。今秋発売のアジ、サバ、イワシ、サンマ、キビナゴカラーを施したモデルであり、すでに実績は出ているという。

そして難なく、メジロサイズをキャッチ。ジャーク後のフォールに当たってきたという。そして今日こそは! と思いきや、そこからサワラによる連続ラインブレイクに陥ってしまった。▲ステイのリアルカラーにヒットしたメジロ。ワンピッチで誘い上げ、ジグが横に向き、少しフォールしたところでヒットした。リアルカラーは、アジ、サバ、イワシ、サンマ、キビナゴが発売。

そこで、サワラにヒラヒラとしたフォールが効くという、スライドアクターにチェンジ。

ここで新作のロングジグについても聞いてみた。
「スライドアクターはヒラヒラとフォールします。一方、ランスは振り子のように前後に揺れながらのフォールでアピールします。今回のモデルは、その中間、ヒラヒラしつつ、そこからスライドするような複合のフォールを出すように作りました。200ℊ、250ℊ、300ℊを考えています。橋周りでのタチウオパターンで使用する場合は、スライドアクターの240ℊ、ランスの300ℊ、400ℊ、そして開発中の300ℊを加えて、その時のベストパターンを探していく感じでの使い方を考えています」 ▲小野さんは、TCハードツインスパーク1/0、2/0、リアにはTCツインスパーク リア用1/0、2/0を使用。フォールでのアタリもあるため、小野さんはジグの前後にフックを装着。

鉄板ジグで待望のサイズ

結局、サワラ狙いは不発に追わった。どうもサワラのバイトとのタイミングが合わない。だが潮が動き始めた9時を過ぎた頃、小野さんはドスンと手ごたえのあるアタリを捉えた。▲魚の活性が低く、バイトがあるがなかなかフッキングしない。目の前にジグが通ると、じゃれて喰いついてくる感じ。どのジグが当たりなのか? どの動きが良いのか? いろいろと試すことが大切。中層にサワラもいるが、こちらも喰いが浅い。

あきらかに今までより大きい。船長も、それを見てすぐにネットを持ってきた。そして慎重なやり取りの末、無事ネットへと収まったのは90㎝のブリ。この海域では、80㎝以上はブリと呼ばれる。見事引き当てたのだ。
「ジグはステイの200ℊです。15ⅿほどまでしっかりとしゃくり、フォールを入れたところで喰ってきました」。
テールのフックが、しっかりとカンヌキに刺さっていた。▲15m巻き上げ、フォールでガツンと喰ってきた。すぐに良型だと分かる引きをみせたのは、90㎝のブリ。他にブリが上がらない中、見事引き出した。

ここから、小野さんは余裕が出たのか、再び中層にチラチラと反応を出すサワラ狙いに。食べて美味しいサワラ。やはり釣りたい。しかし欲張ったからか、またもリーダーブレイク。同船者は数本キャッチしたが、こちらは攻略することなく、この日の釣りは終了となった。

この日、魚英では平日にもかかわらず、3隻の青物狙いのジギング船が出ていたが、ブリを仕留めたのは小野さん一人だった。いろいろと試し、諦めずに誘い続けた結果だろう。

ちなみにその後、魚英では日によってムラがあるが、タチウオパターンでブリが釣れている。ブリのチャンス突入だ。そして、ここからはランス、スライドアクターの出番となるだろう。来期発売のタチウオパターン新作ジグにも期待したい。
▲最近、小野さんが注目しているテールにブレードを装着して、速巻きで誘う釣法。サワラに効果的だとか。試してみると、ハマチがヒット。もう少しベストなジグ形状などを試し、ゆくゆくは製品化も考えているようだった。▲潮の速い根掛かりが多発ポイントでは、メインラインの高切れを防ぐために、ジグとの接続はTNノットのような強力なノットではなく、他の結びで結ぶという。魚が掛かっても切れず、根掛かりの時は、ここで切れるようにする考えとのこと。

Tackle

▲小野さんのタックル。ロッドは、シャウト!セデュースSPJライダー662B、リール:シマノ・オシアジガーFカスタム2000NRHG、スタジオオーシャンマークカスタムハンドルNO LIMITS AE85Ca&ノブAG45L、ライン:YGK・オッズポート#3、リーダー:XBRAID・FCアブソーバー スリム&ストロング#12を使用。

【この記事は2020年11月現在の情報です】
【近海のスプリンター攻略】シャウト! 小野誠流の明石のブリゲーム【前編】はこちら>>>

【近海のスプリンター攻略】シャウト! 小野誠流の明石のブリゲーム【前編】

【近海のスプリンター攻略】シャウト! 小野誠流の明石のブリゲーム【前編】

2021年10月21日

出典

SHARE

PROFILE

SALT WORLD 編集部

SALT WORLD 編集部

近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

SALT WORLD 編集部の記事一覧

近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

SALT WORLD 編集部の記事一覧

No more pages to load