BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • Kyoto in Tokyo

STORE

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ

コマセ船のミヨシで狙う!相模湾カツオジギング【後編】

相模湾では、8月の「コマセキハダ・カツオ船」がスタートするとそのミヨシでカツオをジギングで狙うことができるようになる。今シーズンは、小型のカツオが多いもののなかなか難しいシーズンであったがまだまだ水温は高く、また新たな群れが入る可能性もある。そこでここでは、そのノウハウを紹介。特殊なスタイルであり、より確実に釣るためにはいくつかの決まり事、テクニックが必要だ!
前編ではカツオの強い引きに対応したタックル、セッティングについて紹介した。後編ではその先、実際にカツオを誘う動きについて解説していく。

コマセ船のミヨシで狙う!相模湾カツオジギング【前編】はこちら>>>

コマセ船のミヨシで狙う!相模湾カツオジギング【前編】

コマセ船のミヨシで狙う!相模湾カツオジギング【前編】

2021年10月24日

探る時は、テンポよく次々と探っていく

次に、カツオの誘い方を解説しよう。まず、船長からカツオのいるタナのアナウンスが流れる。20ⅿと浅いこともあれば、40ⅿということもある。船が止まったら、すぐにジグを投入して、その層の下10ⅿ程度まで沈めてジャークを開始する。群れは素早く移動してしまうことも多いので、もたもたしていたのではカツオの群れ中にジグを入れられない。
 
また、船長が群れを捉え、船を立てたのが分かれば、そのタイミングでジグを投入。いち早くジグを入れる。それでジグの沈んでいく方向が船の体勢の調整で悪くなれば、オマツリを避ける意味でも、素早く回収して、再びジグを入れ直す。
 
そしてジャークは、ワンピッチを基本に探っていく。早めのワンピッチが良いことが多い。さらにワンピッチのようにロッドをしゃくり上げず、リールを巻きながらティップをチョンチョンと動かす、トゥイッチのようなしゃくりが効果的なこともある。一方、速いジグの動きでなく、通常のワンピッチで当たることもある。いずれにしても、ジグは上へ上へと動かし、フォールを入れずに、反応のあるタナを通す感じだ。ベストなジャークを、見つけていくのだ。

また指示ダナの中だけでなく、それより上で当たってくることもある。ジグを表層付近までしゃくり、そこまで追いかけてくることも多い。指示ダナが浅い場合は、表層まで探ったほうが良いだろう。

 
その他、目の前でカツオナブラが発生した場合は、すぐにジグを回収し、軽くキャストしてから少し沈め、トゥイッチでジグを動かすとヒットしてくることもある。そのため、常に周りを観察しておきたい。ただ船団になっている場合は隣の船に対する注意も必要。もちろんミヨシから後方の場合は、キャストせずにミヨシ周辺を探ろう。
 
さらにジグ投入時などで、フォールでバイトすることもある。しっかりとサミングしながら落とし、ラインの出方に変化があったら、聞きアワセして確認する。それでヒットしていたら、すぐにベールを返してフッキングしファイトに移りたい。

▲船の周りでカツオが跳ねることもある。常に周囲を見渡しておくことも大切だ。

▲カツオの反応があれば、船長からタナの指示が出るが、キハダの反応だけを追う状況もある。そんな時もあるため、キハダ用のジギングタックル、エビングタックルを持ち込むと良い。写真はキハダのヒットシーン。

カツオの回遊は、年によって異なる。これまで、相模湾では11月に入ってから大型が数釣れたということもあった。それこそフリースを着てカツオジギングをしていたことも記憶している。回遊魚だけに、こればかりは予測できない。この原稿を書いている2020年11月3日現在、相模湾のキハダ・カツオコマセ船は、そろそろ終了の兆しが見えているが、ただ今年は水温が高めである。新たな良型の群れが入れば、終了してしまった船が復活する可能性もあるだろう。そうなることを期待したい。
 
この記事を読んだタイミングで、もし既にカツオが終了してしまっていたら、ぜひタックル選び、釣り方など、来年の釣行時の参考にしてほしい。通常、カツオはキャスティングゲームが多いが、相模湾は他の海域にはない特殊なカツオゲームが楽しめる。ぜひ体験してほしい。

▲今シーズンは、これまで小型が多かった。しかし小型であってもカツオの引きは強く、楽しい。11月に入ってから、良型のカツオが入ってきたことも過去にある。そんな状況を期待したい。

●Tackle

▲使用タックルはPE2号クラス。写真は椙尾さん、上屋敷さんのタックル。
ロッド:マングローブスタジオ・ブルーアイアス632S、583S、オシアジガーS642。
リール:ステラSW6000、5000。
ライン:バリバス・アバニジギング10×10マックスパワーの2号に、フロロカーボンリーダー35lb、40lbを使用。
ルアー:ブルージャック80g、50g、ブルージャックショート50g、シマノ・コルトスナイパー80g、マングローブスタジオ・ワイプアウト80g。どれも実績十分。

【この記事は2020年11月現在の情報です】

出典

SHARE

PROFILE

SALT WORLD 編集部

SALT WORLD 編集部

近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

SALT WORLD 編集部の記事一覧

近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

SALT WORLD 編集部の記事一覧

No more pages to load