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釣行前の不安を解消! キハダゲームの基本Q&A~キハダ船でのルールとアドバイス~【前編】

近海のターゲットに加わっているキハダだが初心者にとっていざ釣行となると、いろいろと疑問も多い。そんなことから、なかなかキハダへの一歩が踏み出せない人も多いのではないだろうかそこで、タックルセレクトは他のページを参考にするとしてここでは、その他の様々な項目をQ&A方式でお答えしたい。

Q1.キハダ船に乗るなら、仕立、乗合、どっち?

キハダ狙いの船には、仕立船、乗合船ともにある。仕立船の場合は、大型船になると料金が高いため、それなりの人数を集めないと、それこそ一人数万円となってしまう。一方、少人数で仕立てられる船もあり、人数さえ集めれば一人15,000円などで乗れる。乗合船は遊漁船にもよるが、仕立船よりはリーズナブルな場合が多い。

ちなみに少人数での仕立船であれば、自分にヒットする確率は高く、キャスティングで出船する場合は、キャストスペースを大きく取れることが多い。乗合船の場合は、全盛期になればそれなりの人数が乗っていることも多く、やはりチャンスは少なくなる。

さらに周りの人に、より気を遣いながら釣りをする必要がある。もしもこれからチャレンジしたいという人であれば、いきなり乗合船に乗るのは不安だろう。すでに周りにやっている人がいれば、一緒に乗ることをお勧めする。または、セミナーや近隣のショップなどで釣行会があるならば、それに参加するのが良いだろう。

▲キャスティングキハダの乗合船や大人数での仕立は、ミヨシが密になる。そのためキャスティングに注意が必要。

Q2.キハダ船に乗るにはどうすれば良いの? 予約から乗船まで

仕立船は、人気のある遊漁船だと、かなり前から予約が入れられていることが多い。そのためその予約を確認して、メンバーの予定とすり合わせて予約をしておく必要がある。

乗合船の場合も、最盛期になると予約が必要。事前に電話をして予約を入れておく。その時、出船時間や釣り座の決め方などを確認しておこう。

釣り座は予約の順番で決められたり、当日の受付時に決めたり、ボードに書き込んだりと、遊漁船によって様々。ミヨシ付近に朝は乗りたいというのであれば、早めに動くことが必要だ。

当日は、乗船までに道具を用意し、出船するまでにルアーを各タックルにセットしておくこと。特にキャスティングの場合は必要。いざナブラに会った時に、すぐに投げられるようにするためだ。

Q3.乗船時の決まりごとは? ローテーションとは?

キャスティングでの乗合船の場合、乗船者の皆に、平等にチャンスが訪れるように、釣り座をローテーションする船が多い。

ローテーションは船により様々だが、1時間ごと、ワンチャンスごとなど、遊漁船それぞれで決められている。釣り座の移動の仕方も様々だが、「2席、時計回りに移動」などと決められていることが多い。各遊漁船のルールに従おう。

またミヨシが釣り座の人は、常にミヨシ付近にいて、投げられるように準備しておくこと。また前後左右見渡せるので、船長と一緒にナブラ探しを行う。ナブラが見つかれば、船は全速力でその場所へ向かい、到着後すぐに投げるという場面も多い。ナブラが見つかり、「走るな!」と思ったら、ロッドを準備し、ミヨシで振り落とされないようにしっかりとどこかに掴まり、到着を待つ。

海が多少荒れていて、「自分は、ミヨシは無理だな!」と思ったら、無理せず一段下へ降りよう。

▲ナブラにミヨシから近づくためミヨシが最も有利となる。乗合船はローテーションで釣り座を回していく。

Q4.タックルを準備する時に大切なことは?

まず、リールにラインを巻くときに気をつけたいこととして、テンションを掛けながらしっかりと巻くこと。キャスティングの場合、せっかくいいナブラに会っても、そこでライントラブルを起こしていたのでは、チャンスを逃すことになるからだ。

またジギングにおいても、密に巻かないとラインが喰い込んだりするトラブルが起こるので注意したい。そしてタックルはワンセットだけでなく、数セット用意する。キャスティング用ならフローティングとシンキング、ジギングなら大型と中型狙い用。またはハイギア、ローギア。

エキスパートは、素早くタックル交換できるように、またはタックルがトラブルを起こしたときに対応できるように3タックル、4タックルと持ち込む。また、佐野さん、西本さんの記事でも書かれているように、タックル準備の段階で、ドラグ値もきちんと計測しておくこと。

特に初心者ほど、しっかりとハカリを使って設定しておきたい。初心者が適当に合わせて、ファイトしながら調整していくのでは、獲れる魚も獲れない。

▲ドラグは出船前に調整しておく。初心者の場合はどのくらいで何㎏というのが分からないので、ハカリでしっかりと設定しておくこと。ファイト時に慌てなくて済むはずだ。

Q5.リーダーの結束、ルアーの結束は何がいい?

リーダーの結束は、キャスティングなら結び目が小さく、キャスト時のトラブルが少ないFGノットがオススメ。ジギングの場合は、強度低下が少ないとされるPRノットとなる。とにかく結束が強いことが大切。

ルアーの結束は、TNノットで結束している人が多い。ノットは前記以外のノットでも、強度低下が少なく、自信をもって結べるノットであれば、もちろんそれでも良い。自分のノットが強いか強くないかは、自分で引っ張って計測し、弱ければ練習する。

ちなみに太いリーダーをスイベルに結束する場合は、隙間ができないようにしっかりと締め込むこと。またルアーの結束には、スイベルを使用する人が多い。なぜならキハダは回りながら上がってくるので、その際の糸ヨレを考えての選択だ。

▲ノットは自信が持てるようになるまで練習しよう。太いリーダーは、しっかりと締め込むことが大切。

Q6.キャストする時のタイミングは? ジグを入れるタイミングは?

プラグをキャストするタイミングは、船長が合図を送る船もあれば、合図は無くアングラー側が判断してキャストしなくてはならない場合もある。

こちらで判断しなくてはならない場合は、船がナブラに近づき、船が惰性で進むのが弱まってから。船が進んでいると、アクションを付けられず、そのまま回収ということになりかねない。

ちなみにキャストはミヨシのアングラーから順番に行っていく。また回収したら、隣のアングラーのラインの方向を確認し、すでに手前まで回収してきているようならキャストすることができ、まだナブラ付近にあるようなら、少し待ってからラインクロスしないように投げ込む。

また、大量の鳥がバタバタと水面を突いている状況の時は、そのまま投げると鳥にラインが絡まってしまう。船がサイレンで鳥を散らしてくれる時もあり、その時は鳥が飛び立ってから投げるようにする。

ちなみに船長があえて投げるのを止めることもある。これはナブラが沸き立つのを待っている時。船長の指示に従い、待機しておく。ジギングの場合も、船長の投入の合図に従う。もしも投入が遅れたり、いったん回収してしまった場合は、他の人のラインの角度を見て、オマツリしないように離れた位置に投入しよう。

そろそろ移動かな? と思った時は、船長に投入して大丈夫か聞いてみるのも良い。

▲キャストはナブラに船が着いたらミヨシから行う。周りの人のラインをしっかりと見て、トラブラないように投げること。

Q7.キャストはアンダー、オーバー?

キャストは飛距離を出すことから、最近はオーバーで投げさせる船が多い。そんなことから、ミヨシ側(胴の間から前)に皆が立てるような人数に設定している船が多くなってきた。

もちろん後ろに障害物があったり、胴の間から後ろが釣り座の場合は、アンダーで投げる必要が出てくる。どちらでも飛距離が出せるようになっておくことが大切だ。またミヨシでもアンダーで投げる時もある。これはナブラが近い時など。アンダーでしっかりとコントロールして、撃ち込みたい。

▲飛距離が重要となる場面もある。キャスト時は常に周囲を確認すること。

Q8.キャストする時の注意点はある?

プラグをキャストする時は、必ず後ろを確認し、キャストフォームに入ってもルアーから目を離さずに行うこと。もしも誰かにハリを掛けてしまっては一大事だ。

また、後方に他の人のタックルが置かれていることもあり、それに引っ掛け、ロッドを折ってしまった、掛かったタックルが海に投げ出されてしまったなどのトラブルもある。その場合、弁償することになるので注意が必要だ。

特に乗合船のミヨシ、大型の船のミヨシでは、アングラーが密になるので、トラブルを避けるためには、リーダーの垂らしを短めにし、ロッドを後方に大きく倒すのではなく、頭上より少し後方くらいで構えキャストすると良い。

またキャストする時は、周りの人に「投げまーす」などと声かけするとベストだ。

▲混雑したミヨシでオーバーで投げる時は、垂らしを短目にし、大きく振りかぶらずに投げればトラブルは起こりにくい。

釣行前の不安を解消! キハダゲームの基本Q&A~キハダ船でのルールとアドバイス~【後編】はこちら>>>

釣行前の不安を解消! キハダゲームの基本Q&A~キハダ船でのルールとアドバイス~【後編】

釣行前の不安を解消! キハダゲームの基本Q&A~キハダ船でのルールとアドバイス~【後編】

2021年11月09日

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SALT WORLD 編集部

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近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

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