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磯釣りの聖地、高知県鵜来島で挑むジギング!

高知県鵜来島。地元では磯釣りのイメージが強いというこの離島を訪れた私、DEEP LINERの西村がジギングに挑む。
その中で見えてきた鵜来島の生の姿とその魅力に思いを巡らせた。

閑静な中で期待が膨らむ港

高知県西部にある、鵜来島(うぐるしま)。磯釣り師なら聞き覚えのある名前かと思う。そこは、大型尾長グレを求め、ロマン溢れる名磯が点在する場所だ。
 
地元高知では〝鵜来島=磯釣り〞というイメージが特に強い。そんな鵜来島で、オフショアフィッシングをメインに活動されている方の情報を得ることができた。
 
興味もあり身近なエリアでもあるため、ジギングタックル片手に一泊の予定で足を運んでみた。
 
島へと渡る拠点となるのが、高知県宿毛市片島港。ここからは沖ノ島・鵜来島へ、磯釣り師を渡磯させる船団が行き来する。それに特化した船体はいつ見ても迫力満点でワクワクする。

本来ならこの港の傍らに今回お世話になる「遊漁船うぐるBOX」もスタンバイされているのだが、今回は沖ノ島・鵜来島を巡航する市営の定期船で、のんびり向かってみた。

▲鵜来島東面の全景 中央左が集落

▲宿毛市営定期船「すくも」

▲片島港にはこの迫力ある渡船が10艘以上並んでいる

やはり魚種は豊富

港から島までは、おおよそ20㎞。時間で50分程度だ。定期船の乗客は10数名。その大半が島での仕事に向かうであろう〝常連さん〞に見えた。宿毛湾を離れ島へと近づくにつれ、水色も一気に変わり、島々が点在するロケーションは抜群。島周辺は黒潮と豊後水道の影響を受けるエリアとあって、ジギングのターゲットとなる魚種は豊富そうだ。
 
鵜来島の港で、うぐるBOXの西内船長と合流。今回は、四万十川で川漁師を営む黒澤さんとご一緒させていただいた。
 
話を伺うと、10年ほど前に埼玉から四万十市に移住されたそう。現在は川漁師だけで生計を立てるには厳しい状況で、海に活路を拓こうと取り組んでいる最中と言う。そして早速タックルの準備をして島周辺でジギング開始となった。
 
まずは鵜来島の周辺でカンパチ狙い。潮が緩いことからか、狙いのターゲットはヒットせず。続いて、点在する他の島周りで青物狙い。
 
少し潮の効いたポイントにジグを落とせば、着底を待たずスマが続々とヒット。黒澤さんも小気味よくタックルを操りスマを仕留めた。やや小ぶりだがお灸(ヤイト)の痕もしっかりあり、今晩のお刺身確定となった。
 
磯釣り師がうらやむ〝超A級〞と呼ばれる磯を眺めながらのジギングに、しばらく浸ってみた。ポイントを移動しながら、カンパチを狙うも本命からの答えは返って来なかった。
 
その後ターゲットを、ボトム付近に変更し根魚狙いに。やはり魚影は濃く、カサゴの類やハタの類は流す度ヒットする。
 
大型のマハタやスジアラを狙ってみたかったが、落とす度に小型の根魚がヒットする。もちろん必要以上の釣りはしないように心がけているが、狙いと違う結果も仕方ない。
 
今回もリリースジグをセットしたタックルを持ち込み、自力で海底まで辿り着けない根魚たちをリリースしていった。100%の生還率は望めませんが、0より1、という気持ちで取り組んでいる。
 
黒澤さんが定期船で片島へ帰る時間が迫り、少し早めに鵜来島へ帰港しお見送り。ご一緒させていただいた感想を伺うと、ジギングタックルの進化に驚かれたとのこと。
 
昔ジギングをやっていた頃には考えられない変貌に「このロッドの細さは何!?」、それから「根魚をリリースできるとは……」。久しぶりのジギングは驚きだらけの時間となったようです。

▲川漁師の黒澤さんも良型を釣り上げた。

▲ウッカリカサゴ(写真上)やチカメキントキ(写真下)もヒットした。

▲リリースジグを用いて海底へ。

離島という魅力

船長が夕食の準備をしている間に島の集落を探索。現在、鵜来島に住まわれているのは20名程度、特に高齢化が進んでいるように感じた。車もバイクも自転車もない。そもそも整備された道路はない。密集した家々の間を石垣が積まれた小道と階段が迷路のように巡っている。たとえば、遠くに見える鳥居を目指したければ、何となくそちらに向いて進めば辿り着く。高台に上り港を見下ろすと集落の全景が収まる、そんな小さな島。
 
鵜来島の港に着いて真っ先に驚いたのは、島民の方たちが定期船にゴミを積み込んでいたこと。正直、何事かと思った。一泊というほんの少しの時間に〝違い〞を感じた。
 
水はチョロチョロ、停電もしばしば起こるそうだ。使うシャンプーや洗剤は天然素材のもの。もちろん下水道もなければ、ゴミ処理施設もない。自分たちの行いが全部自分たちに跳ね返ってくることが一瞬で判る。小島で生きるということはこういうことなんだ。日本の漁業の縮図にも思えた。
 
決して不便さや悲観的なことを、伝えたいわけではない。島の人たちには、今が一番便利に進化している時なのだから。
 
そんな〝鵜来島〞を魅力と感じ「うぐるBOX」をスタートさせたと西内船長は云う。
 
オフショアフィッシングの敷居を高く感じている方こそ、ぜひこの島に来て楽しんでもらいたい。
 
ジギングはもとより、TOPゲーム、夏場のシュノーケリングやシーカヤック、堤防釣りセットの貸出しもある。島への思いを強く感じた。また来ようと思う。

▲豊富な魚種が楽しませてくれます

▲鵜来島の島内風景

▲うぐるBOX西内船長。船長が捌いたスマとイトヒキアジの刺身も絶品。

【この記事は2020年11月現在の情報です】

出典

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SALT WORLD 編集部

SALT WORLD 編集部

近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

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