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難しさと面白さが同居する 新たな挑戦の場!積丹半島のブリ【PART3】

ブリジギングをはじめアングラーを熱くさせる釣りものにあふれ、さらなる発展の可能性を秘めたフィールド・北海道。平松 慶にとっても新たな挑戦の場として重要な位置を占めている。そんな北海道・積丹の海で心に残る、記憶にいつまでも置いておきたい釣りが展開出来たので紹介したい。

難しさと面白さが同居する 新たな挑戦の場!積丹半島のブリ【PART1】はこちら>>>

難しさと面白さが同居する 新たな挑戦の場!積丹半島のブリ【PART1】

難しさと面白さが同居する 新たな挑戦の場!積丹半島のブリ【PART1】

2021年11月20日


難しさと面白さが同居する 新たな挑戦の場!積丹半島のブリ【PART2】はこちら>>>
難しさと面白さが同居する 新たな挑戦の場!積丹半島のブリ【PART2】

難しさと面白さが同居する 新たな挑戦の場!積丹半島のブリ【PART2】

2021年11月20日

前半はボトムを強く意識 海が荒れたら中層がチャンスだ

電波塔沖ポイントは午前中よりも魚探から得る反応は弱いのだが、魚は食ってきた。すぐに私にもヒット。水深50ⅿ、反応はボトム中心とのことで、地形に沿うようなベイト反応に合わせてジグを操作する。
 
船は潮とゆっくり同調するように流れており、ジグをしゃくり続けるとジグのトレースゾーンが高くなってしまう。だから、徹底してボトムをコンタクトし、リフト&フォールを繰り返す。青物を狙うから、根魚がバイトするようなゆるい動きは取り入れず、動きにシャープさを持たせたしゃくりで探ってみた。これは見事にこの日の状況にはまった。
 
ガミー180ℊはこの水深では少しオーバーウエイトかなと思われるが、ジグにシャープさを求めると沈むスピード、立ち上がりのキリッとした動き、こうしたことがロッドワークに求められるのだ。中層はまだ狙わない。もう少し海が荒れ始めてからでよい。風が強くなれば水中の酸素濃度も増え、プランクトンが多少でも活発になればベイトは捕食エリアを広げるはず。その理論が合っていれば、かき回される前後のタイミングでベイトは中層で散らばるはずだから、そのタイミングがこの先にあると予測すら出来るのだ。
 
その考えは的中。14時を過ぎた位から雨雲が低い位置に積丹半島を覆い始めた。ボトム狙いから層を変えて探ると、中層でブリが私にも佐藤さんにも連発する。いわゆるワンピッチアクションで、メタルジグをトレースする距離を長くするためにジグをキャストする。中層を探りたいがこの場合は真下に落とすバーチカルな誘いだと狙う層が狭くなりもったいない。広く探るほうが、ブリがベイトを中層で追い回しているのでよりアピール出来るのだ。

フットボールのようなブリを連発 この環境を次の世代へ

私たちふたりはその理論で続け様に4本をキャッチ。どれもフットボールのようによく肥えたブリ。交互にキャッチしては、スムーズなリリース。出来るだけブリにストレスを抱かせないように気を使い、海に戻した際に気持ちよく泳いで行ってくれる所まで確認した。
 
こうした行為がこれからのフィールドをさらに盛り上げていくひとつの行為になれば嬉しいし、リリースしたブリの遺伝子がまたこのエリアに返ってきてくれたら、という希望を持ちたい。
 
良い話ではないが、温暖化による水温の変化でこれからも新しい魚種の回遊があるかもしれないし、ゲームフィールドとして定着していく可能性は莫大な場所。積丹半島だけでなく、さらなるフィールドとして北海道を見続けていきたいと私は考えている。そうした想いも込めて、次への世代に繋がるリリースを推奨していきたいのだ。
 
この日、ヒットこそなかったものの、先週に入った時も含めて積丹エリアにはマグロの回遊も見えていた。実際、マグロが跳ね、その姿を見せた時、狙いたいという思いよりも、毎年の回遊になって行くのだろうか? などと考えていた。
 
数年前からマグロの回遊の話は知っていた。そしてその後、この積丹半島エリアでもクロマグロが「ドッカンドッカン」とやり始め、北海道のアングラーを熱くさせていたことも承知している。これからもっと、オフショアゲームが盛んなフィールドになっていくのは間違いないであろう。
 
札幌からのアクセスも良いし、今回乗船させていただいたレッドドラゴンさんのように午前午後と1日で2便出しのゲームもさせてもらえる船もある。マグロだけでなくブリのキャスティングによる誘い出しゲームも定着すれば、これこそ名フィールドになること間違いない。そんな気配すら感じる積丹半島オフショアフィールドである。
 
この原稿を書いている時に「今年も雪虫がやって来ました……」と連絡が入った。北海道の雪シーズンを知らせる虫、雪虫。季節は間違いなく冬に向かい、オフショアシーズンはゆっくりと後退の季節となる。しかし毎年訪れる積丹半島はどんどんオフショアフィールドとして盛り上がり、これからも熱いエリアになって行くことだろう、と思っている。
 
今回、フィールド手配からたくさんのお世話をしていただいた佐藤典之さん、また積丹半島でブリを狙わせていただいたレッドドラゴン岡田船長、本当に有難うございました。感謝の気持ちは来年またお邪魔させてもらうことで恩返しし、積丹半島の面白さをより多くに方に伝えて行きたいと思っております。

▲フットボールのようなブリを交互にキャッチしては海に返す。釣って見せるだけでなく、次への世代に繋がるリリースも推奨していきたい。

▲今回の釣りを様々な面からサポートしてくれた北見在住の佐藤典之さんと。記憶に残しておきたい良い釣りができた。

Tackle

ロッド:PENN トルクPHK-63ML
    PENN トルクPHK-63M
リール:PENN スラマー3 6500
ライン:サンライン PEジガー8HG 4号
リーダー:サンライン松田ブラック12 号、14号
フック:オーナー JS-39 ブルーチェイサー11/0、9/0
        SJ-43TN 8/0、7/0、シワリ6/0
パーツ:オーナー ハイパーワイヤー#7、ソリッドリング6.5 ㎜
偏光グラス:zeal optics ステルスD-1370モデル
ウエアー:すべてパタゴニア

K-FLAT Gummy:130g、160g、180g、200g、220g、250g
Gummy-fat:160g、180g
KEI Jig:180g、200g
KEI Jig シャープ:180g、200g
ピュアフィッシング 微弱(ビジャ)メタル:150g、180g、200g

【この記事は2020年11月現在の情報です】
難しさと面白さが同居する 新たな挑戦の場!積丹半島のブリ【PART1】はこちら>>>

難しさと面白さが同居する 新たな挑戦の場!積丹半島のブリ【PART1】

難しさと面白さが同居する 新たな挑戦の場!積丹半島のブリ【PART1】

2021年11月20日


難しさと面白さが同居する 新たな挑戦の場!積丹半島のブリ【PART2】はこちら>>>
難しさと面白さが同居する 新たな挑戦の場!積丹半島のブリ【PART2】

難しさと面白さが同居する 新たな挑戦の場!積丹半島のブリ【PART2】

2021年11月20日

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SALT WORLD 編集部

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近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

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