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本州最南端・串本のスーパーライトジギング 冬の紀伊半島で根魚御三家に挑戦!【PART2】

本州最南端に位置し、すぐ沖を黒潮が流れる串本は変化に富んだ地形にも恵まれ、マグロ、カツオなどの回遊魚からマダイ、根魚まで多彩なターゲットを狙うことができる。
そんな串本で、おなじみヒロセマンがスーパーライトジギングによる根魚五目に挑戦。
取材時点で新作だったアイテムを使って良型を連発する様子を3回にわたってお送りする。
目標となるオオモンハタ、アカハタ、アオハタの「根魚御三家」をコンプリートするためにヒロセマンはいよいよ海に出た。

本州最南端・串本のスーパーライトジギング 冬の紀伊半島で根魚御三家に挑戦!【PART1】>>>

本州最南端・串本のスーパーライトジギング 冬の紀伊半島で根魚御三家に挑戦!【PART1】

本州最南端・串本のスーパーライトジギング 冬の紀伊半島で根魚御三家に挑戦!【PART1】

2021年12月12日

アカハタ・アオハタ・オオモンハタ 根魚御三家の揃い踏み

30分ほど走ってポイントに到着すると、ヒロセマンは早速ベイトタックルを手にしてジグを投入。チョイスしたのはジグパラTGライブイワシの60gだ。フックはフロントに魚皮を巻いた鯖皮シングル、テールにはタコベイト仕様のロックシングルが装着されている。
 
このフックも新製品で、潮が濁った時のアピールや、食い渋り時の吸い込みを促進してくれそう。サイズのバリエーションもあり、小型ジグのみならず様々なジグに装着可能だ。
 
ヒロセマンはいつものように、速い誘いでボトムから中層までを探っていく。速い動きを多用するのはテンポよく探る意味もあるが、より強い波動を出すことで大型魚にアピールしたり、リアクション的なバイトを誘発したりする効果を狙っている。なお、探るレンジは底から10mまでがひとつの目安。これはオオモンハタを意識してのことである。
 
開始からしばらくは小さなアタリが頻繁に出ていた。なかなかフッキングには至らないが、ロッドティップは小さなアタリにも「ククン!」と動き、傍から見ていても楽しい。そんななか、ファーストヒットはアカハタ。テールのタコベイト付きフックがガッチリと口に掛かっていた。
 
20分が過ぎたころ、ボトム近くでドラグを鳴らすバイトがきたが、しっかり喰っていなかったのかフックが抜けてしまう。そのまま沈めて誘うと再びバイトするがこれも掛からず。そんなことを三度繰り返したあとに、四度目の正直?で45㎝クラスのオオモンハタがヒットしてきた。

▲グッドサイズのオオモンハタをランディング。この日はボトム付近でのバイトが多かった。

1分足らずの間に都合4回もアタックしてきたわけだが、ヒロセマンと本城船長の見立てでは、同じ個体の可能性が高いとのこと。なんという貪欲さ。釣り上げたオオモンハタは、アジのものと思われる大きな魚の尻尾を吐き出した。よほど食いが立っていたのだろう。
 
このあとしばらくは30㎝台のオオモンハタが連打で上がり、釣りにリズムが出てきたところでまたしても強烈なアタリ。引きも強く、絞り込まれたロッドが海面に突き刺さる。バットパワーで止め、ベリーのトルクで引きをいなして上げてみると、40㎝オーバーのアオハタだった。これで根魚御三家の揃い踏み。なんと、1時間足らずでミッションを達成してしまった。

▲上からアカハタ、アオハタ、オオモンハタ。根魚三目を次々にランディングし、開始からわずか1時間でミッションコンプリート!

▲ベイトタイプとスピニングタイプのヒットシーン。クロステージ伝統のクセのないアクションはジグを動かしやすく、フッキングした後はきれいなカーブを描いて魚の引きをコントロール。

エア抜き不要!サンマジック式リリース

ところで、マイクロジギングやスーパーライトジギングでは小型の根魚がヒットしてしまうこともしばしばある。小型で沈みの速いタングステンのジグ、感度に優れるPEラインとフロロカーボンのショックリーダー、細く軽くシャープなロッドなど、タックルの進化によって釣りの精度が向上するいっぽうで、釣れば釣るだけいなくなってしまうのが根魚である。たくさん釣れるときこそ丁寧なリリースを心がけ、資源の保護にも気を配りたい。
 
今回も大小取り混ぜて多くの魚がヒットしたが、釣り上げた魚はオールリリース。その際、浮き袋が膨らんでいない元気な個体については速やかに海に戻し、深いポイントから上げてきて浮き袋が膨らんでしまった個体に関しては「サンマジック式リリース」を実践した。
 
これは本城船長が考案した画期的なリリース法。手順としては、オモリの付いたハリをリリースしたい魚の背びれ薄膜部分に刺し、20mほど沈めたところでロッドをあおって外すというもの。エア抜きはしない。水圧によって浮き袋を自然に収縮させるため魚のダメージが少なく、一定の水深から先は自力で戻ることが可能である。
 
オモリの重さや沈める水深はケースバイケースで対応。メタルジグで行うことも可能なので、是非お試しあれ。

▲この日釣り上げた魚はすべてリリース。浅いポイントで掛けた魚は素早く海に帰し、深場から上げて浮き袋が膨らんだ個体はサンマジック式でリリース。背びれの薄膜にオモリを付けて中層まで沈め、勢いよく竿をあおってハリを外す。水圧で浮袋を戻すため浮袋を傷めず、生存率が高い。

【この記事は2020年1月現在の情報です】
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2021年12月12日

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SALT WORLD 編集部

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近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

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