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【徳永兼三】東京湾シーバスをコノシロパターンで狙う 水面直下のビッグベイトに好反応(後編)

大きなルアーにデカいシーバスが襲い掛かる迫力に一度体験するとハマってしまう人が多いコノシロパターン。
徳永兼三さんは東京湾の晩秋の風物詩としてすっかり定着したこのゲームを古くから開拓してきた先駆者の一人。
2019年のシーズンは、コノシロを模した水面直下のビッグベイトに大物が好反応を示したという。

前編では釣行直前にフィーバーがあったという東京湾の状況について紹介した。
後編となる今回はいよいよコノシロパターンを使ったゲーム展開の様子をお伝えする。

【徳永兼三】東京湾シーバスをコノシロパターンで狙う 水面直下のビッグベイトに好反応(前編)>>>

【徳永兼三】東京湾シーバスをコノシロパターンで狙う 水面直下のビッグベイトに好反応(前編)

【徳永兼三】東京湾シーバスをコノシロパターンで狙う 水面直下のビッグベイトに好反応(前編)

2022年01月08日

濁りを制して80㎝を捕獲

取材は11月の初旬、第一陣のフィーバーが落ち着きつつあるなかで決行。前述の通り、ビッグベイトからイワシパターンまで戦術を絞りにくいことは事前に聞いていたが、ソルトワールドはビッグベイト縛りを兼三さんにリクエスト。あくまでコノシロパターンに絞って、ゲームを進めていただいた。

兼三さんのタックルは、メガバスのビッグベイト対応ロッド、ヴァルキリーVKC‐61XHにアブのレボ・ALC‐IB7をセット。ラインシステムはPE2.5号に50lbのリーダーを接続。普段はスピニングタックルで、PE1.2号に25lbいうシステムを組む兼三さんとしては、かなりのヘビータックルである。

「ヒットする魚の大きさもさることながら、それ以前に70〜100gクラスのビッグルアーをフルキャストするのはラインにとって大きな負担が掛かります。ときには投げているだけで振り切れてしまうこともあるくらいです」と兼三さん。それを防ぐためにも、強いシステムを組むことは必須なのだ。

当日は朝7時に桟橋を離れ、海老取川の運河を通って羽田空港東面のフラットに向かった。度重なる大水の影響で周辺の地形は大きく変わっており、潮位によって通れる場所と通れない場所が出現。航行にも気を遣いながらポイントへと向かった。

羽田空港東面のポイントは、砂浜の波打ち際から沖に出るにつれて徐々に水深が増し、その途中に蛇篭や漁礁が沈む広大なエリア。地形変化や潮目、ストラクチャー、トリヤマなどシーバスを探す目安には事欠かないが、コノシロ縛りである以上、コノシロの群れを探すことが最優先である。しかしこの日の朝、めぼしい群れは形成されていなかった。

兼三さんは運河から出てすぐのポイントで釣りを開始。コノシロの反応はあるものの、引いてくるルアーがゴツゴツ当たるほど山盛りではない。また、予想通り濁りはきつく、コノシロを模したビッグベイトが水面下50㎝ほどで見えなくなるレベル。この状況に、兼三さんはコノシラスシャッドのチャートバックカラーをチョイスして第一投。すると、わずか数投で早くもシーバスがヒットした。

パワフルなロッドに負けないファイトで跳んだり潜ったりを繰り返し、上がってきたのは75㎝のシーバス。コノシロパターンとしてはアベレージサイズといったところだ。大きく開いた口にはコノシラスシャッドのフロントフックがガッチリと刺さっていた。

▲早朝の数投で早くもファーストバイトを得た。75cmのシーバスはヘビーロッドをものともせずに跳んだり潜ったりと暴れまくった。

今シーズン最も活躍したというコノシラスシャッドで75㎝をキャッチ。

このポイントではもう1匹、同サイズのシーバスをランディングしたが、8時を回ったあたりからチェイスはあるもののバイトには至らないケースが目立ち、しばらくするとコノシロの反応そのものが消えてしまった。そこで兼三さんはコノシロの群れを求めて大きくポイントを移動し、多摩川の河口でキャストを再開。これが功を奏し、アイスライド185SWのチャート系カラーでこの日最大となる80㎝ジャストのグッドプロポーションを手にした。

出船からここまでに要した時間は2時間半。この日はほかのガイドボートも大苦戦するなかで、コノシロパターン限定のミッションを見事に完遂してくれた。こちらでリクエストしておいて言うのも変だが、イワシパターンで沖のトリヤマを狙えば、また違った展開もあったはず。そこをあえてビッグベイトで結果を出したのはさすがである。

▲東京湾のコノシロパターンを開拓してきた先駆者の一人、徳永兼三さん。難しい条件のなか、ビッグベイト縛りのリクエストに応え80cmジャストのシーバスをキャッチ。
▲i-SLIDE(アイスライド)185SW も水面直下の攻略が得意。80㎝はこのルアーに来た。

「今日は濁りもきつかったのでチャート系のカラーを多用しましたが、濁りが取れればナチュラル系のカラーが良くなるし、ビッグペンシルなどのトップウォータープラグも面白くなるはず」と兼三さん。

実際、この取材のあとは水色も回復し、11月下旬には再び大型のシーバスが釣れていた。兼三さんのガイドでも87㎝、5.8㎏のシーバスをはじめ、ワラサの9.6㎏も上がったとのこと。

ベイトの混在、濁り、プレッシャーと不確定要素も多かった今期のコノシロパターンだが、ビッグルアーやトッププラグを投げ通してビッグワンを狙う豪快なゲームは健在だった。

Tackle

ロッド:ヴァルキリー VKC-61XH
リール:レボALC-IB7
ライン:PE2.5号+ナイロン50lb
ルアー:コノシラスシャッドほか
その他:SOM フックリムーバー HR165S

【この記事は2020年1月現在の情報です】
【徳永兼三】東京湾シーバスをコノシロパターンで狙う 水面直下のビッグベイトに好反応(前編)>>>

【徳永兼三】東京湾シーバスをコノシロパターンで狙う 水面直下のビッグベイトに好反応(前編)

【徳永兼三】東京湾シーバスをコノシロパターンで狙う 水面直下のビッグベイトに好反応(前編)

2022年01月08日

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SALT WORLD 編集部

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近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

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