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新生レッドフリップで釣る!! 瀬戸内・備讃瀬戸のタイラバゲーム

変わり続ける、進化し続けるタイラバ&タイジグゲーム。フィールドでは常に新たな発想が生まれ、新たなタックルが必要とされている。2022年春、天龍のタイラバ&タイジグロッド、レッドフリップシリーズが時代の要請を受けて新生! 瀬戸内海・備讃瀬戸エリアのテクニカルな実釣シーンとともに、その真価をレポートする。

▲新たに生まれ変わったレッドフリップ。全国区となったタイラバ、タイジグゲームへの対応を叶える、それぞれが明確な役割を担う6アイテムがラインナップしている。

最先端のタイラバ&タイジグシーンに対応する4代目レッドフリップ

 フルモデルチェンジした4代目レッドフリップはマダイをメインターゲットとしたタイラバ&タイジグ用ロッド。進化、そして深化を続けるマダイゲームに対応するため、2022年春に満を持して登場する。

「現在のタイラバゲームは、ひとつの釣り方だけではないというのが現実です。シャローであったりディープであったり、流し方もドテラで狙ったりバーチカルで狙ったりとさまざま。全国の多彩なタイラバゲームに対応できるシリーズを作ろうというコンセプトで作ったのが新しいレッドフリップです」(天龍スタッフ・松本宏さん)

フィールドテストは瀬戸内、九州、常磐沖など全国各地で幅広く行われ、それぞれのフィールド独自の釣法がフィードバックされていった。

前モデルでは掛けを重視したラインナップが中心となっていたが、今作ではさらなる発展形として、掛けもあり、乗せもあり、水深に応じたレングスのバリエーションもあり、といったイメージで全6アイテムを用意。具体的には船の流し方はバーチカルなのかドテラなのか、水深はシャローなのかディープなのか、アタリに対して掛けていくのか乗せていくのか、といった基準に加え、キャスト対応のスピニングモデルをプラスすることで、より的確なロッドセレクトが可能なラインナップとなっている。

もちろん、天龍が提案する基準はあくまでも目安。アングラーの好みや意図によって異なる状況で使ってみるのもあり、だろう。全体的にはフィールドや状況変化への対応力がより向上している印象だ。
最先端のタイラバシーンにも細かく対応している。たとえば掛けというスタイルの捉え方にそれは現れている。

「前作はいかに早く掛けるか? 掛けるためにはどうすればよいのか? を追求したシリーズ展開でした。近年では掛けの意味合いも多少変化していきています。前作のときにはコンッで掛けることを考えていましたが、現在は少し送り込んでいって反転する魚を掛けるというスタイルが主流になっていると思います。この流れに合わせて掛けモデルでは若干マイルドなチューンを施しているのも特徴です」(松本さん)

(写真左)50m以浅のシャローエリアを攻めた取材時は3本のロッドが活躍した。写真左からキャスト・掛けモデルのRF672S-ML/CK。バーチカル・シャロー・乗せモデルのRF5101B-UL/VSN。バーチカル・シャロー・掛けモデルのRF5101B-ML/VSK。(写真右上)前作の感度最優先のガイドシステムからやや口径をアップしたLGガイド、Kガイド(ステンレスフレーム、SiCリング)を採用。よりトラブルレス性能を重視した実戦的なセッティングだ。(写真右下)フロントグリップを飾る西陣織カーボンパーツは天龍ロッドの代名詞となりつつある。

最先端テクノロジーと実戦的な使い心地を優れた設計手法で融合

フィーチャー面での進化も著しい。これまでフラッグシップモデルに搭載されていたC・N・T(カーボン・ナノ・チューブ)をバット部に搭載。ロッドを曲げ込んだときでもしっかり残るバットの強さ、粘りを実現している。掛けモデルはファスト、レギュラーファスト、乗せモデルではレギュラースローとアイテムごとにロッドアクションを設定。掛けモデルではティップに中弾性カーボンを使用することで反転した魚を掛けやすくなっており、乗せモデルではティップに低弾性カーボンを使用することで、前作よりも魚に違和感を与えづらい調子に仕上がっている。いずれもチューブラー構造で、天龍独自の技術、マグナフレックス製法が大きく貢献している。

ガイドシステムにも変更が見られる。前作は感度最優先の小口径&軽量ガイドシステムを採用していたが、今作ではクラゲやゴミなどがPEラインに付着することによるトラブルなどを軽減するため、やや口径を大きくしている。トラブルレス性能を重視した、より実戦的なセッティングと言えるだろう。

PULSシート(ベイトモデル)の採用やリアグリップのEVAを大きく肉抜きして軽量化を図ると同時に、握ったときのバランスの良さも徹底追求した。自重の軽量化や最新鋭パーツの採用など、テクノロジーの進化を存分に注入するだけでなく、設計の妙により実釣面での使い心地を追い求めた結果だ。

(写真左)備讃瀬戸エリアで松本さんが使用するヘッドのウエイトは30~120gと幅広い。水深ではなくアピール速度の調整のため使い分けることが多い、という。(写真右上)バーチカルの釣りで潮があまり動いていないときは、積極的にキャストして攻めていくスタイルも有効。RF672S-ML/CKが活躍する。(写真右下)ポイントによっては水深15m前後を狙うこともあり。

乗せと掛けの釣りを意識的に使い分け、備讃瀬戸のマダイを攻略

リリースに先駆け、新たなレッドフリップの真価を見極めるべく昨年の11月に実釣取材を敢行した。アングラーは天龍スタッフの松本宏さん、舟木雄一さんの2名。フィールドは瀬戸内海の岡山県と香川県の間、いわゆる備讃瀬戸エリア。同エリアを得意とする田井新港「セトマリン」のお世話になった。備讃瀬戸は多数の島々が点在する多島海であり、水深、地形、そして潮流の変化に富んだフィールド。それだけにアングラーには攻め手の数を問われることも多い、テクニカルなタイラバフィールドでもある。

釣行は2日間行った。初日、舟木さんはRF5101B-UL/VSNを使用しての乗せの釣り、松本さんはRF5101B-ML/VSKを使用して掛けを意識した釣りを展開した。あまりの活性の低さに、途中から松本はRF5101B-UL/VSNにチェンジし乗せを意識した釣りに路線変更したが、2人とも手の平サイズのチャリコのみという大苦戦を強いられた。

挽回を期しての2日目は小豆島方面へ遠征。前日の情報を加味し、もろもろのセッティングを調整。まずは松本さんのエンジンに火が入った。

「島と島の間の水道でナブラが沸いていたんです。ハマチの下でマダイが傷ついたイワシやその破片を拾い喰いする状況だと想定されました。チャリコがまとわりついてきていたんですが、船長が下のレンジにいいサイズの魚がいるよ、とアドバイスをくれたので、あまり上まで探らずに攻めました。具体的には水深40m、海底から10m以内を中心に攻めました。ロッドはRF5101B-ML/VSK。それまでバラシもあったし、小さいチャリコを釣ったときもフッキングが綺麗に決まっていなかったので、しっかりハリに乗せるためにも掛けモデルをと思い、RF5101B-UL/VSNからロッドを持ち替えました」(松本さん)

パターンを掴み始めた松本さんはほどなく50cmクラスを追釣した。

「前日から舟木は低速、自分は高速中心にやっていましたが、明らかに低速のほうがアタリが多く出ていました。残り時間も少なくなってきたので、より釣果につなげようと乗せも掛けもローギアのリールにチェンジして、できるだけデッドスローでアタリを出すようにしました。ただ。強く喰ってきている感じではないので、しっかり掛けていく意識を持ったほうがバイトに対してのフッキング、キャッチ率が上がると考えて、RF5101B-ML/VSKを使いました。今日は掛けがいいかも知れません。しかもローギアリールを使ってなるべく低速で、大きく厚みがあるネクタイを使って波動を大きく出す、というイメージですね」(松本さん)

松本さんはさらに同サイズを追加。完全にヒットパターンをモノにしていた。出遅れていた舟木さんも続いた。

「乗せの釣りを展開していましたが、バラシを多発していたので掛けの釣りに変えました。フックも少しネムっていたものからストレートポイントに、ロッドもやや硬いRF5101B-ML/VSKにチェンジしました。アタリはけっこう出ていたんですけどね(笑)。やっとキャッチまでつなげることができました」(舟木さん)

安堵の表情を浮かべた舟木さん。それでもしっかり時合を逃さずに仕留めたのは、さすがの手練れ、というとこだろう。

(写真左)香川県に在住、タイラバゲームのキャリアは20年以上という松本さんにとって備讃瀬戸エリアはホームのようなもの。浅場のテクニカルゲームの面白さを知ってほしい、との思いを強く持っている。(写真右上)チャリコサイズのアタリの出方、フッキングの仕方から乗せから掛けへとスタイルを変更した松本さん。豊富な経験則から導き出したパターンフィッシングを実践した。(写真右下)最終的にはロッドだけでなく、リールのギア比を1:6.3から1:5.1に変更。スロースピードで強波動のネクタイを操り、連続ヒットに持ち込んだ。
▲苦戦したが最後は今釣行での最大サイズを仕留めた舟木雄一さん。「浅いからカンカンという引きがダイレクトに伝わってきてスリリング。とても楽しいですね」。ロッドはRF5101B-ML/VSKを使用し、掛けの釣りを展開した。

多彩なパターンが要求される春のマダイをレッドフリップで攻略!

「自分にとっては初めてというくらいのかなりのシャローエリアを釣りましたが、浅いだけにタックルバランスの違いがシビアに出るな、と実感しました。今回のようなスーパーシャローのフィールドでは軟らかいロッド、ULアクションのロッドの必要性をあらためて強く感じました。もちろん、ロッドに合わせたバランスセッティングも重要ですが、まずはロッドをチェンジするだけでもゲーム性の高い釣りを展開できると思います。あとはスキルと運でしょう(笑)」(舟木さん)

「今回のエリアは自分のホームグランドに近いのでやりやすかったですね。大きな特徴は全体的にシャローエリアということ。こうしたフィールドをより楽しむためには明確にパターンを組んで釣りに臨むということが大切だと思います。2日間の釣りに関しては、初日はリアクションバイトを狙っていましたが反応が鈍かった。2日目も最初だけ速めの攻めをしましたがいまいち。そこからは切り替えて低速の釣りに徹しました。掛け、強波動ネクタイ、スロースピードを意識して釣ってなんとか形に出来たかなと思います」(松本さん)

取材時と異なり春はノッコミをキーワードとした釣りが楽しめる時期。最後に松本さんに備讃瀬戸エリアでの春の釣りを予想してもらった。

「どこのエリアでも共通すると思いますが、春は産卵を意識したマダイが深場から浅場へと入ってくる時期です。今回のフィールドでノッコミ前のマダイを狙うのであれば、水深50m以深が目安になると思います。こういうときはRF642B-L/VDNかRF642B-M/VDK、シャローに魚がさしてくればRF5101B-UL/VSNかRF5101B-ML/VSK、というのが基本的なロッドのセレクト基準になると思います。潮が変わるごとにドンドン浅場に入ってくるので、深いところ、浅いところに混在しているときもあります。そんなときは4本をフルに使ってもらえると完璧。今回のレッドフリップは、1本1本、使用用途をはっきり明示しています。ご自身の描くパターンを実現するためにも、レッドフリップが役に立てばと思います」(松本さん)

船の流し方、水深、釣りのスタイルによって分かりやすいロッドセレクト基準を提示した新たなレッドフリップ。「釣れた」のではなく「釣った」というタイラバ&タイジグゲームをパターン展開していくためにも、ぜひ注目したい新作ロッドだ。

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レッドフリップ

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https://fishing.tenryu-magna.com/

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近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

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