驚きのスケール! 湘南の謎の豪邸を徹底取材!

湘南は三浦半島に、驚きの家があるという。なんでもプールやライブハウスがあって、敷地にはトロッコや吊橋もある? 噂の大邸宅に、湘南スタイル編集部が取材敢行! マッチ箱などと揶揄される日本の住宅の真向こうをいくスケール。「大人が本気で遊んだら、スゴイ!!」を目の当たりにしてきた!

自分の「好き」に正直に、エネルギーを注ぎ込んだ

なんとも摩訶不思議、奇想天外な家である。佐島の海を見下ろす4000坪という広大な土地。ゲートを入ると正面に大きなヤシと黒い建物が見える。チェッカーのタイルを敷いたエントランスの奥には10台のクルマが入る空調付きガレージ。2階に上がると、古い建具やインテリアが生む空気は独特。しかし外のデッキに出れば、青い海が広がる爽やかな世界が広がる。

外に出れば、谷戸の地形を生かして4本の吊り橋が架けられ、ツリーハウスや海が見えるコーナーが設けられている。さらに、玄関前のトロッコで斜面を下りると、ジャングルのような木々の奥の怪しい扉の先に、長く延びた地下室。戦時中の防空壕を利用したこの地下室には、バーや銭湯、ライブハウスまである。

まだ終わらない。エントランスから家とは反対側に向かうと、周囲をヤシが囲む広いプール。プールサイドにはエアストリームが置かれている。すぐそこは斜面だから景色を遮るものがなく、海一望の最高なロケーションだ。

さて、この家の主は小森隆さん(70歳)。空冷のフォルクスワーゲンやポルシェを扱い、パーツの製造・輸出も行なうフラット4の代表であり、60年代のウエストコーストカルチャーの担い手のひとりだ。

40歳の頃、海の近くにセカンドハウスを持ちたいと考え、伊東や湘南各所、三浦半島一帯を200カ所も探し歩き、この土地に出会って12年前に購入した。

しかし、荒れた雑木林でごみの不法投棄場所になっていたこともあり整備に時間がかかり、家が完成するまでに3年を要した。以来少しずつ手を加え現在も進化を続けている。なんでも最近、隣の土地を購入したとかで、海辺の秘密基地づくりの終わりはまだ先のようだ。

20170204_01_1
1階はクルマ10台は置けるエアコン付きのガレージが占領。大切に整備しているので、どれもセル一発でエンジンがかかる。

20170204_01_2
2階部分。海が全面に見える大空間を実現するため、1階は基礎を兼ねたRC、2階と3階は重量木骨の構造とし、柱はない。アメリカから運んだ1930年代のバーカウンターやジュークボックスも。

20170204_01_3
海に向かって下る斜面の谷あいを利用して吊り橋が4本架けられている。「お酒を飲んだら注意」の場所が多い家。

20170204_01_4
こちらが防空壕の入口。まさにジャングルの中の秘密基地である。

20170204_01_5
戦時中に日本海軍が掘った防空壕を地下の遊び場として利用している。演出も完璧で、アニメの中にいるような気持ちになる。

20170204_01_6
50人収容できるライブハウス。

20170204_01_key
敷地内の最も海側に設けたプール。プールサイドにはエアストリームを置き、休んだり泊まったりできる。ヤシも小森さんの趣味で、種から育てている。

とにかく、遊びきっていると感じるのだが、同時にそのことの尊さも感じさせる。「分別臭くならず、好きなものをまわりに置いて楽しくやろうよ」。60年代の若者文化を築いてきた先輩は、なお健在である。

(編集 M)

SHARE

PROFILE

FUNQ

趣味の時代に読むメディア

FUNQ

趣味の専門誌を届けてきた私たちが世界中の人に向けて、趣味の世界への入り口をつくりました。彩りに満ちた人生の新たな1ページが、ここから始まります。

趣味の専門誌を届けてきた私たちが世界中の人に向けて、趣味の世界への入り口をつくりました。彩りに満ちた人生の新たな1ページが、ここから始まります。

湘南スタイルmagazine TOPへ

No more pages to load