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採光性が高く、モダンな意匠が光る船をイメージした住まい|鎌倉エリア

ここまで持ち主の想いを受け継いだ家はそう多くはないのではないだろうか。材木座ビーチから数分の閑静な住宅街。鮮やかなマリンブルーの外階段をコの字に囲むように、まるで2隻の船のような佇まいでその家は建っている。

前オーナーの意志を受け継ぎ大事に住まう家

「直感でここだ、と購入を即決しました」とは、家主の鈴木綾子さん。それまでは、ご主人の重美さんとともに横浜に住んでいた。この家は、もともと版画家の山本容子さんのアトリエだったという物件。環境に溶け込む建物を設計理念に掲げる建築家によって海のそばのこの家を船のイメージで設計された。山本さんはここを愛犬の名にちなみ「ルカス」と名付け、10年以上大切にしてきた。

以前は版画家の山本容子さんのアトリエだった外観。

水と山が豊かな土地で生まれ育った綾子さんにとって、鎌倉は理想の環境。重美さんはかつて七里ヶ浜や片瀬江ノ島に住んでいたこともあり、馴染みの土地だ。加えて綾子さんは、料理や紅茶のスクールを主宰し、カフェやレストランのコンサルティングも行っている。「大好きなキッチンが3階にも作れるのが一番の決め手でした」と振り返る。

3階はフードディレクターとして活躍する綾子さんのアトリエ。壁一面ガラス張りで一日を通して明るい。

ニュアンスのある上質な食器やカップが並ぶ食器棚。スタイリングも手がける綾子さんのコレクション。

リビング窓際の小さなテーブルはもとからあったものを残した。朝食をとったり、レシピの最後の仕上げをここで行ったりと小スペースながら大活躍。

海が似合うこの家がひと目で気に入った

売却の条件は、「建て替えずにいまの建物を残すこと」だった。変わった構造で、正直機能的に優れているとはいえない家。スムースに買い手が見つからなかったが、綾子さんはむしろ、海が似合うこの家がひと目で気に入ったという。

山本さんご本人からは「人間みたいな家で、メインテナンスも必要。手はかかるけど、それを楽しめる人にとっては味わい深い住まい」と言われたそう。綾子さんの実家は、築百年の古い家。「真新しい住宅より、多少不便でも年月を重ねることで周囲の自然と調和した家のほうが好き」と軽やかだ。床に雨漏りの跡があったが、「それも味だと思ってそのままにしました」と笑う。山本さんの想いの詰まった家だからと、「Y. Y amamoto」のサインの入った銅製の表札も残している。

山本さんの名残を感じさせる銅製の表札が健在。

鎌倉に移り住んで5年。都内での仕事が多い重美さんは自転車と電車の通勤にも慣れ、綾子さんもようやく鎌倉でスクールができると嬉しそう。元の持ち主の想いを引き継いだ家で、クリエイティブなふたりが、どんな新しい表現を生み出すか。この家の成長とともにこれからの活動に注目したい。

交通渋滞が悩みの種の鎌倉暮らしに欠かせない自転車。仕事で都内へ出かけることも多い重美さんにとって、大事な通勤のパートナーだ。

ブリキが愛らしいポストは、ブルーが気に入り、フィンランドから取り寄せて新設。もちの木も前の持ち主から受け継いだ。

外階段を上がった2階の玄関。窓が大きく採られた扉が開放的。移動は鎌倉の街らしくげんべいのビーチサンダル。

斬新なデザインの階段。慣れてしまえばそれほど不便ではない。省スペースのために考案された。

編集者であり京橋縁カレッジ(https://kyobashi-en-college.tokyo/)を運営するプロデューサーとして活躍する重美さんの好きなものが詰まったコーナー。アートやカルチャーシーンに精通する彼のアイデアはここから生まれることも。

まるで船底にいるような錯覚を覚えるバスルーム。半月にくりぬかれたような窓、三角形のバスタブがユニーク。

空と海を眺めながらテラスで楽しむ贅沢時間

3階までつながる鉄の外階段を囲むように設計。この家のテーマカラー、ブルーが白壁に映え、印象的だ。

バスケットに食事やおつまみ、お酒を詰め込んで屋上へ。急勾配の階段はドキドキするが、広々とした空と海を眺めながらの贅沢時間は格別だ。

由比ガ浜の海が望める屋上のテラス。天気のいい穏やかな日は、ここで食事をすることが多い。夜はシャンパンやワインとともに過ごすのが夫婦の楽しみ。

出典

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湘南スタイルmagazine 編集部

湘南スタイルmagazine 編集部

1998年創刊の湘南を代表するメディア。湘南エリアに住む人と住んでみたい人に向けて、湘南オリジナルのライフスタイルと暮らしを充実させるテクニックを訴求し続ける。

湘南スタイルmagazine 編集部の記事一覧

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