
“終の棲家”は、明るく風通しのいい家|藤沢エリア【アトリエ エーワン】

湘南スタイルmagazine 編集部
- 2021年01月21日
湘南の余り有る魅力に惹かれ、初めて挑んだ家づくり。湘南を知り尽くす建築家と二人三脚でつくりあげた。
明るさと風通しの良さが魅力の住まい
湘南の空の広さや明るさ、人々の快活さに惹かれたという大川原夫妻。その雰囲気が気に入り自邸を構えるのならこの地でと考え、行動を開始した。「お願いするならば湘南の魅力に精通した地場の会社でと考えていました」というように初期の頃より地元の建築事務所「アトリエ エーワン」の門を叩き、代表の建築家である三原栄一さんと堅固なパートナーシップを組む。
「三原さんに出会ったことで自分たちの家が現実的に見えてきました。土地購入から設計・デザイン・施工まで充実していて楽しくて仕方がなかったですね」。
海まで歩いて10分たらずの好立地。住み始めた当初、夜は風と波の音だけが聞こえてきて、近隣の静けさに感動したそう。家の前にはご主人の現在の愛車であるBMWのバイクが。
夫婦が家に求めたのは湘南の雰囲気を一番に象徴する明るさと風通しの良さ。実際に出来上がった家は2階までが一体化したような大きな吹き抜けを中心に数多くの窓が採られ、一日中明るく風も行き渡る。たっぷりの陽射しや風に、天井のファンが回ることで空気の循環が起こり、ほぼエアコン要らずの生活が送れたことには驚いたという。
満足のいく“終の棲家”を手中にした二人。趣味のバイクも本格的に再開し、タンデムで湘南の風を誰よりも楽しんでいる。
表札の横には愛犬である柴犬クゥのアイアンワークを飾り付け。外壁の板張りに使用した信州産・落葉松に施されたブルーグレーの色味とよくマッチしている。
クゥのシャンプーや洗車、草木の水やりにも活躍する玄関アプローチの水道は温水にも対応。
多くの窓から光を取り入れる
延床は29坪と決して広い面積ではないが、大きな吹き抜けのあるリビングや各所に配された窓からの陽光で驚くほどの開放感がある。
窓から降り注ぐ陽の光とガスによる床暖、火鉢からの温かい空気をシーリングファンが家中に拡散。真冬でもエアコンをほとんど使わず、電気代の安さにびっくりしたという。
高さ87㎝の調理台は使い勝手がよく、スペースも十分。いまは独立した娘さんが帰省された際には、一緒にキッチンに立つことも多いそう。奥様はキッチンからダイニング越しに見える、窓の外の景色に四季の変化が感じられ、お気に入りだ。
家の面積に対して、広く取られた風呂や洗面所周りで、快適な時間が過ごせるそう。天井に採られた窓からは明るい陽射しが気持ちよく降り注ぐ。
床暖房ともマッチするチーク材のフロアを採用
ギターをつま弾く主人と奥様が腰をかけている落葉松のカウチやスピーカーは松本の工房「atelier m4」が手掛けた。
火鉢で暖をとることも贅沢な時間に。鉄瓶でお湯を沸かし、炭火を見ていると落ち着くという。純和風の家にも憧れたというご夫婦のセンスはこんなところにも活きている。
チーク材のフロアで夏はひんやり、冬は床暖で温かく、クゥもついついウトウトしてしまうのだそう。
フロアのチークは客船の甲板にも使われる上質なもの。無垢でありながら床暖房ともマッチする珍しい材。
リビングから2Fへと続く階段もスケルトンの手すりなどで開放感に溢れる。気持ちがいいので階段の上り下りも苦にならず、健康になったと感じているとか。
2Fの寝室の天井には和杉が配されており、寝そべりながら眺めるのが気持ちいいとか。
寝室からの小上がりスペースはウォークインクローゼットに。床下も収納スペースになっており、収納性は抜群だという。
注文住宅情報|藤沢エリア
アトリエ エーワン
神奈川県藤沢市鵠沼橘1-12-4-C
アトリエ エーワンの詳細はこちらから。
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PROFILE

湘南スタイルmagazine 編集部
1998年創刊の湘南を代表するメディア。湘南エリアに住む人と住んでみたい人に向けて、湘南オリジナルのライフスタイルと暮らしを充実させるテクニックを訴求し続ける。
1998年創刊の湘南を代表するメディア。湘南エリアに住む人と住んでみたい人に向けて、湘南オリジナルのライフスタイルと暮らしを充実させるテクニックを訴求し続ける。