
子どもたちが自由に走りまわれる家|葉山エリア

湘南スタイルmagazine 編集部
- 2021年02月05日
カエルの合唱が鳴り響く自然豊かな場所。自然に抱かれたこの地で賑やかな日々を送る。
この家に住むことで仕事も人生も180度大きく変わった
ワンパク盛りの伊吹君、太河君の兄弟は裸足で庭を走り回り、家では柱によじ登ったりと元気いっぱい。堀家は今年誕生した朝陽ちゃんも含め5人家族だ。都内の港区・赤羽橋から葉山に移住してきたのは5年前。最初は様子見と街の中心部に暮らしていたが、葉山が気に入りすぐに家の購入を考えたという。
「都内のマンション暮らしでは子どもが騒ぐ度に、周囲に気を遣ってよく注意していました。ただ、それは子どもにも私たちにもストレスになり、家を買うなら戸建を、と考えるようになりました」と絵梨佳さん。一方龍太さんは「日常的に焚火や畑のできる家を探していました」と別の理由を語る。
そうした時、鎌倉の「ココハウス」の紹介で「木助」が手掛けたリノベーション物件に出会った。築45年の家屋をスケルトンにして一新したもので、チーク材の床、オシャレな建具、造作キッチンなど付加価値が付いて販売されていた。さらに断熱材もすべて入れ替えられ、ペレットストーブまでついていた。そんな物件をオープンハウス前に運よく内覧でき、即購入を決めたという。
まずはこの立地。山の中腹に建っており、隣家は左右前後程よく離れている。これならば子ども達が元気に走り回ろうと周囲に迷惑を掛けることもない。しかも目の前の畑で自家栽培の野菜を作ることができ、新鮮な卵が欲しいと鶏小屋も作ることもできる。念願だった焚火もBBQもし放題。理想の里山暮らしをスタートさせた。
そして、移住してから仕事も替えた。龍太さんは都内勤めを辞め、葉山にある海の教室「オーシャンファミリー」で、絵梨佳さんは地元の海辺のカフェで働き、自宅でヨガ教室を主宰することに。さらに驚きなのは絵梨佳さんの両親が近隣に移住してきた点。絵梨佳さんの家へ通っているうちにここでの生活の魅力を感じ、追うようにして葉山での暮らしを楽しんでいる。親、子、孫三代にわたる新たなる湘南移住のカタチがここにある。
リビングのサッシは全開口のオープンウィンを採用。構造上中央の柱は残ったが庭やデッキへの動線がラクに。庭は和風庭園であったものをリノベ時に手入れがしやすい芝生へと変更した。
アメフトの前は野球をやっていた龍太さん。子どもたちにもいつか教える予定。
リビングや庭では子どもたちが元気に走り回る
軽量鉄骨で組まれていた従来の家はスケルトンにされてリノベーション。鉄骨・外壁・室内・水回りなどが補修された。
内覧時にはすでに設置してあったペレットストーブ。煙が少なく扱いやすいという。冬場以外は田浦のグリーンショップ「グレナトレド」で購入した多肉や流木をディスプレイ。
壁や天井の珪藻土は木助が用意し、堀さん一家がペイント。
テーブルは龍太さんお手製。一枚板を買い求め、足を自分で付けた。
キッチンもリノベ時に造作済み。収納棚も多く使いやすい。
庭の芝生へは裸足で出て遊ぶのが気持ちいい。
トイレのペーパーホルダーは海の流木を活かしたもの。
龍太さんが働くオーシャンファミリーでは、アクティビティーを通じて海の大切さを子どもたちに教えている。
畑で野菜作りにもチャレンジ
畑作りは近所の人に教わりながら様々な品種にトライ。
堀さん家族は食の大切さを考え、なるべく野菜は自家栽培する。
龍太さんが耕す畑は庭から見下ろせるので、呼び掛けることも可能。
鶏小屋も設置。いまはイタチにやられていないが毎朝産みたての卵を楽しめた。
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- 湘南スタイルmagazine
- CREDIT :
- Photo/H.Yoda Text/T.Tsuchiya
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PROFILE

湘南スタイルmagazine 編集部
1998年創刊の湘南を代表するメディア。湘南エリアに住む人と住んでみたい人に向けて、湘南オリジナルのライフスタイルと暮らしを充実させるテクニックを訴求し続ける。
1998年創刊の湘南を代表するメディア。湘南エリアに住む人と住んでみたい人に向けて、湘南オリジナルのライフスタイルと暮らしを充実させるテクニックを訴求し続ける。