江戸時代からの蕎麦処・深大寺に来たら食べたい蕎麦5選

次の休日、どこに行こう? 迷ったときは、東京・調布市の深大寺はいかがだろうか? 縁結び寺として有名な深大寺は、都内では浅草寺に次ぐ古刹。新宿から京王線を利用して約20分という近さながら、武蔵野の豊かな自然を残す参道を歩いていると、まるではるばる旅をしてきたかのような気分になれる。

散策して小腹が減れば、これまたちょうどいい具合に、蕎麦の名店がずらり。深大寺は、徳川三代将軍家光が鷹狩の際に食して絶賛したとも、上野寛永寺への献上で市中の注目を集めたともいわれている、江戸時代から続く蕎麦処。風情ある店構えは目にも楽しく、なにはともあれ、ここに来たからには蕎麦を食べずに帰るわけにはいかない。

20以上の蕎麦店が軒を連ねる深大寺エリアで、今回選びに選んだ5店をご紹介しよう。散策も蕎麦もどちらも楽しめる深大寺、大人のデートにもオススメだ。

湧水

20180211_01_1
1994年に開業し、現在も行列が絶えない人気店。営業中は店主自ら蕎麦打ち台に立ち、一日7回のフル回転で蕎麦を仕込む。手打ち蕎麦は細めの仕上がりだが、これは「深大寺の蕎麦は太めが多いので、独自性を出したかった」という狙いによるもの。後発だからこその試行錯誤が、地道な味づくりに生かされている。
20180211_01_6
『湧水もりそば』(750円)は蕎麦の旨味がシンプルに味わえる。

【DATA】
●湧水
住所:調布市深大寺元町5-9-1
電話:042-498-1323
営業時間:10:30〜17:00
定休日:木曜、他不定休

雀のお宿

20180211_01_2
敷地内には竹林や庭園があり、山里の一軒家のようなたたずまい。店内ではアンティークな家具が目を楽しませてくれる。蕎麦は喉ごしを重視しており、味は上品な仕上がり。蕎麦粉は北海道産、長野産などを季節によって使い分けている。人気は『天ざるそば』。大ぶりでサクッとした歯ざわりの天ぷらも自慢の一品だ。
20180211_01_7
デザートも嬉しい『天ざるそばくず餅付』(1700円)。

【DATA】
●雀のお宿
住所:調布市深大寺元町5-15-2
電話:042-486-1188
営業時間:10:00〜17:00、土・日・祝日〜18:00
定休日:なし

元祖 嶋田家

20180211_01_3
深大寺そばでは最古参で、その歴史は文久(1861〜1864)年間にさかのぼる。今も深大寺の湧水を使い、創業時に使っていた地粉に最も近いという青森産で蕎麦を打つ。たくましいコシはまさに王道の味わいだ。天ぷらの具材も地場の野菜や野草を使うなど、深大寺らしさを追求している。
20180211_01_8
『三味そば むさしの』(1800円)。嶋田家特有のコシの強いやや太めの平打ち麺が、錦糸卵になめこおろし、山菜という三種の薬味で楽しめる。天ぷらは野菜のみの精進揚げだ。

【DATA】
●元祖 嶋田家
住所:調布市深大寺元町5-12-10
電話:042-482-3578
営業時間:10:00〜18:00
定休日:月曜(祝日の場合は翌日休み)

そばごちそう門前

20180211_01_4
深大寺の山門前で墨痕鮮やかな看板が目を引く。こちらは、推理小説の大家・松本清張が行きつけにし、執筆にまで使っていたという老舗。麺は細打ちで優雅な喉越しだが、蕎麦を皮ごと引きザラリとした舌触りが特徴的な『粗碾(あらびき)そば』もある(手打ちのため数量限定)。蕎麦好きなら味比べを楽しむのも一興だろう。
20180211_01_9
強い香りが野趣満点な『粗碾そば』(890円)は30食限定。昼過ぎに売り切れることも。

【DATA】
●そばごちそう門前
住所:調布市深大寺元町5-13-5
電話:042-487-1815
営業時間:10:00〜16:00
定休日:月曜、他不定休

玉乃屋

20180211_01_key
夏は涼風が木立を通り抜け、冬には枯木の焚き火で暖が取れる『林の中の麦屋』。季節によって国内外の最適なそばを仕入れて自家製粉している。打つ直前に石臼挽きし、水分量を絶妙に調整した蕎麦はコシがしっかり。食欲をそそる色味に加えて歯ごたえ、味わい、香りも兼ね備えており、温・冷どちらの蕎麦も隙がない。
20180211_01_10
細打ちながらしっかり力強い『十割そば 細打ちせいろ』(1000円)。

【DATA】
●玉乃屋
住所:調布市深大寺元町5-11-3
電話:042-485-0303
営業時間:10:00〜15:30、土・日曜、祝日9:30〜16:00(各L.O.)
定休日:月曜日

(出典:『調布・仙川本』

(編集 M)

SHARE

PROFILE

FUNQ

FUNQ

趣味の専門誌を届けてきた私たちが世界中の人に向けて、趣味の世界への入り口をつくりました。彩りに満ちた人生の新たな1ページが、ここから始まります。

トリコガイドシリーズ TOPへ

No more pages to load