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ペルー・クスコの街を徹底ガイド!|観光スポット、グルメ、お土産、ホテル

「マチュピチュに行きたい」はじめてペルーを訪れる人なら誰もが憧れるこの場所には、その手前にあるクスコという街を経由して行く。インカとスペインが組み合わさったコロニアルな街並みと、どこまでも澄みわたるアンデスの青い空。実はこの街に惚れ込み、住み着いてしまう旅行者も少なくない。

マチュピチュ観光の拠点となるクスコ

かつてインカ帝国の首都だったクスコは、インカの石積みとスペイン風の建物が混ざったハイブリッドな雰囲気が魅力。ほかの街の旧市街でもコロニアルな空気は感じられるが、ここまでインカの名残を感じられるところはない。

旧市街(セントロ)の中心は、プラサ デ アルマスことアルマス広場。広場を囲む道路が歩行者天国になり、ひと周り広くなった感覚。

3400mを超える高所にある空港に降り立つと、気温の違いとそれに伴う乾燥、そしてなんとなく息苦しい感覚を覚えるだろう。突然富士山の頂上に来たようなものなのだから、焦りは禁物。慌てず騒がず、ゆっくりと行動したいところだが、そうもいっていられない。マチュピチュという旅のハイライトが待っている。

マチュピチュへの交通はこのあと解説するとして、まずは「いついくか」を決めておきたい。選択肢は、
①クスコ空港から直接行く
②いったん街へ行き、ホテルに荷物を預けてから向かう
③クスコに数日滞在してから
という3つで、おすすめは②。①も悪くないが、大きな荷物を列車駅で預かってもらうことになるのでなんとなく不安だろう。③は高山病のリスクが高まるので、一度クスコの街でゆっくりするのが目的なら、せめて2日ぐらいはほしい。実はマチュピチュはクスコより1000mぐらい低いところにあるので高山病にはなりにくい。

クスコまでのアクセス

クスコまでのアクセスは飛行機が一般的。長距離バスでも安く行けるが、バックパッカーでもない限り、ここでバスを使うのは時間のムダ。飛行機は各社の便があり、早朝から本数はたくさん。

クスコ空港

「アレハンドロ・ベラスコ・アステテ国際空港(Aeropuerto Internacional Alejandro Velasco Astete)」と長ったらしい正式名称だが、クスコでアエロプエルト(空港)といえばいまのところここ。迷いようのない小さな空港で、バゲージクレームには誰でも入れるというセキュリティの甘さも異国な感じ。朝早い便は多いが、夜遅い便はない。空港コードはCUZ。

空港から街へはタクシーでS15~20程度で行ける。

長距離バスの絶対王者「クルスデルスール」

ターミナルに乗り入れず、個別のオフィスをもつ。チケット購入のみならワンチャック駅東側の簡易オフィスでも可。

【DATA】
CRUZ DEL SUR / CUSCO SANTIAGO
住所:Av.Industrial 121Urb. Bancopata Santiago
クレジット使用:可
営業時間:6~20時30分
cruzdelsur.com.pe

プーノに行くならこのバスで「インカエクスプレス」

クスコ→プーノ間の見所を巡りながら1日かけて移動するツアー(US$50)が人気。

【DATA】
INKA EXPRESS
住所:Av 28 de Julio 211, 5° paradero de la Urb. Ttio
営業時間:6~19時 ※土曜は16時まで (日曜定休)
www.inkaexpress.com

プーノ行きの電車あり「ワンチャック駅」

ワンチャック駅発プーノ行きの列車は2種類。当日着のチチカカ・トレイン号は、水・金・日曜の7時台発(時間は曜日で異なる)。1泊2日のアンディアン・エクスプローラー号は木曜11時発。駅でも当日券を販売しているが、確実に取るならペルーレイルのオフィスで事前の予約がベター。

【DATA】
Estación Wanchaq
クレジット使用:可

地元の人で大賑わいの長距離バスターミナル

タクシーで「テルミナル デ ブス(バスターミナル)」と言うとここに連れて行かれるが、ここは主にローカル向け。複数のバス会社が乗り入れるため、営業時間はバス会社により異なる。

【DATA】
Terminal Terrestre del Cusco
住所:Av. Vía de Evitamiento N°429

インカ帝国時代の重要拠点「サクサイワマン」

クスコの街は空から見るとピューマのかたちをしているといわれているが、サクサイワマンはその頭を構成している遺跡。インカ帝国の首都において極めて重要な意味をもつ場所だったことがわかるだろう。S50で乗馬ツアーもある。

【DATA】
Saqsaywamán
入場料:S130(近郊遺跡共通)
クレジット使用:一部可
営業時間:7~18時

コロニアルなセントロを巡る

スペインの征服者が建てた教会や家は植民地(コロニア)時代の面影を色濃く残すが、随所にインカの香りも漂うのがここならでは。

セントロへのアクセス

クスコ空港やバスターミナルからセントロ(旧市街)までのトランスファーはタクシーが一般的。空港内に停まっているタクシーも事前交渉制だが、S15前後が相場だ。大通りまで出れば少し安いが、重い荷物を持って歩いても、節約できるのはせいぜいS5程度。気持ちよく多めに払いたい。

高山病に注意!

高山病は誰もがかかる。頭痛程度ですむか、動けなくなるほどかという症状の重さに違いがあるだけだ。ベストな対策はのんびり過ごすこと。コカ茶は高山病に効くというが、それ自体の効能よりも、お茶を飲むぐらいの余裕をつくることの意味が大きい。高山病の薬は、薬局で「アセタソラミダ」といえば購入できる。

クスコの中心「アルマス広場&カテドラル」

とにもかくにも街の中心。クスコの街歩き範囲は、アルマスを中心とした半径400mぐらいのエリアなので、なるべくアルマス周辺に宿をとるのがベター。タクシーでホテルの名前を言ってもわかってもらえないときは、「プラザ デ アルマス」と告げ、ここから歩いて向かうといい。

【DATA】
Plaza de Armas y Catedral
クレジット使用:不可
営業時間:10~17時45分
入場料:S25(Catedral)

12角の石

インカの石組はその精巧さから、「カミソリの刃一枚も通さないほど、一つひとつの石がピッタリくっついている」といわれていて、この石も周りの石の隙間を埋めるように加工されている。常に誰かが写真を撮っているので、きっとあっさり見つけらるはずだ。

【DATA】
La Piedra de los Doce Ángulos
住所: Hatunrumiyoc
料金:無料

14角の石

12角の石がある宗教美術博物館と同じだが、別サイドには14角の石もある。12角の石ほど大きくないが、ここまでするぐらいなら「小さな四角形をいくつかつくればいいのに……」と思ってしまう。しかし、ここを担当した職人は相当な変わり者だったに違いない。

【DATA】
La Piedra de los Catorce Ángulos
住所:Herrajes
料金:無料

太陽の神殿「コリカンチャ」

コリカンチャはインカ帝国時代の呼び名で、いまはサント・ドミンゴ教会。その昔、征服者であるスペイン人は石組みだけを残して宮殿を破壊。その上にこの教会を建てたのだ。なお、ここより南(空港側)は見どころがほとんどない。

【DATA】
Qorikancha
住所:Plazoleta Santo Domingo
クレジット使用:不可
営業時間:8時30分~17時30分 ※日曜は14~17時(無休)
入場料:S10

アルパカに会える広場

エル ソル通りと平行するロレト通りは、コリカンチャとアルマス広場をつなぐ道。ここの一画を入るとお土産屋さんが集まる広場があり、アルパカが放し飼いにされている。写真は取り放題だが、何かお土産を買ってあげたい。

【DATA】
アルパカに会える広場(正式名称なし)
住所:Loreto

ジャックスカフェ

お昼時になると大行列が出来るほどの人気店。特に欧米人にはすさまじい人気で、ネットでの評価もすこぶる高い。控え目なプライスも人気。

【DATA】
Jack’s Cafe
住所:Choquechaka 509
クレジット使用:不可
営業時間:7時30分~23時30分(無休)
jackscafecusco.com

クスコのグルメ

クスコの街で食べるランチとディナーはきっと各1回ずつくらい。それだけにハズレは引きたくないですよね!?

ラ ボデガ 138

14角の石の真向かい、石窯で焼くピザが自慢のおしゃれなイタリアンレストラン。一番人気は新鮮なルッコラがたっぷりのピザ、ラファエラ(ミディアムサイズS39)! ハーフ&ハーフも注文できる。各種ワイン(グラスS16)のほか、クラフトビール(S16~)の種類も豊富で、夜はビール好きで賑わっている。

料理をオーダーしたお客には、カリカリのガーリックトーストをサービス! 14角の石を臨む特等席で昼からワイン、なんていかが?
白い壁に青い窓枠が目印。1階席の壁の一部にはインカ時代の石組がそのまま利用されている。
左:クスコ郊外の聖なる谷で栽培されるオーガニック素材を使ったフレッシュサラダ(S25)。左:しっとりした舌触りのティラミス(S15)は、アグアイマント(食用ホオズキ)がアクセント。

【DATA】
La Bodega 138
住所:Calle Herrajes 138
クレジット使用:可
営業時間:12~22時30分 (無休)

モレナ ペルビアン キッチン

ジューシーなロモ サルタード(S45)と、ワンカイーナソースで和えたキヌアとの完璧なマリアージュ。店自慢の3種類のソースもぜひ味見して。

オーストラリア人のご主人とペルー人の奥さんが経営する人気レストラン。ペルー料理を大胆にアレンジしたセンスあふれる一品が楽しめる。ハーブや花が多用された盛りつけは、見た目も華やか。1階はモダンカフェ風、地下はカジュアルダイニングといった雰囲気で、アンデスの織物を使ったクッションがアクセント。夜は予約がベストだ。

白身魚のセビーチェにイカリングをのせたセビーチェ ア ロ マチョ(S42)。
左:豚肉とアンデスのチョクロ(トウモロコシ)を使ったアンティクーチョス アンディーノ(S28)。右:チョコレートアイスとブラウニーのスイーツ、カカオ(S22)。
アルマス広場からわずか半ブロックの立地。余りに近いので見落とさないよう注意しよう。
1階はカフェ風のつくりで、奥にはガラス張りのオープンキッチンもある。ここが混んでいても諦めず、階段で地下へ降りてみよう。スタッフは気さくで英語を話せる人もいる。英語表記のメニューあり。

【DATA】
Morena Peruvian Kitchen
住所:Calle Plateros 348-B
クレジット使用:可
営業時間:12~22時(無休)
http://morenaperuviankitchen.com/

プカラ

ピカンテ デ カマロン(S42)。

日本の洋食店で修業をした後、移住。クスコ在住25年の鈴木健夫さんがつくるペルー料理は、メニューによって正統と異端を使い分けるがどれも美味。A級グルメの正統派、「ピカンテ デ カマロン(川エビのスパイシーソース)は、川エビをわざわざアレキパから仕入れるほどのこだわり。

アロス コン ポーヨ(S28)は「もっとよくしよう!と追求していったら、パエリヤのような見た目になっちゃった」。
土曜のみ日本食を提供していたが、「これからは定番メニューにする予定です」。うどんはS23~。

【DATA】
Pucara
住所:Calle Plateros, 309
クレジット使用:可
営業時間:9~22時(無休)

グランハ ハイジ

ベジタリアンメニューも選べるのがうれしい。ベイクドトマトも深い味わいなので、しみじみ味わおう。

提供する料理すべてに自社のオーガニック食材を使用するこだわり。味つけもやさしいので、疲れた胃にうれしい。ランチメニューは前菜、メイン、デザートのセットでS28と、ローカル向けの定食の倍ぐらいするが、高いと感じさせないクオリティだ。

【DATA】
Granja Heidi
住所:Cuesta San Blas 525
クレジット使用:不可
営業時間:11時30分~21時30分(日曜定休)

クシクイ

クイと呼ばれるネズミの丸焼はS65で、3人ぐらいでシェアできる大きさ。なお調理に1時間ぐらいかかるため、あらかじめ時間を指定しておいた方がよりよい。電話(084-262-870)に自信がなければ、アルマス広場から5分ぐらいなので、事前に直接訪れておくのも悪くない。

クイは丸焼の姿で出された後、キッチンで切り分けてきてくれる。

【DATA】
KusiKuy
住所:Amargura 140
クレジット使用:可
営業時間:10~22時(日曜定休)

クスコ庶民の台所、サン・ペドロ中央市場を見に行こう

その国のリアルが見られる場所といえば、やはり市場だろう。生活感と活気にあふれるこの市場は、週末の朝がおすすめ。

サン・ペドロ中央市場は、クスコ市民のための大きな市場。「こんなものまで!?」とびっくりするようなものも売られている。この街を知るには、格好の場所だろう。

アルマス広場から徒歩5分ぐらい、距離にして400mぐらいの場所にクスコの中央市場がある。ほぼ1ブロックすべてがメルカドで、最もエネルギッシュになるのは土・日曜の朝。市民の生活にかかわるものすべてが売られているといっても過言ではなく、ここに行けば人々の生活がのぞける。ただ観光客だからといってなんでも許されると思ったら大間違いで、距離感は大切にしたい。特に年配の方には写真を不吉なものとしてとらえている人もまだいることを覚えておいてほしい。

ちなみにこの先にサン・ペドロ駅があるが、線路を越えた南側は治安が悪いので行かない方がいい。

左上:ここの食堂は安くて美味しい。賑わっているところに座れば間違いない。 右上:グロ画像注意! 牛の口まで売られています。苦手な人は肉売り場には近寄らないで。 左下:ルクマの実は恋の味といわれているとか、いないとか。 右下:儀式で使うビッグサイズのパン。
左:むせかえるほどの熱気がうずまく。「生きる力」というようなものを肌で感じられるはずだ。 右:お土産屋さんがあるので、観光客が行ってはいけないというわけではもちろんない。ただ、不快にさせるような行為は慎みたい。

【DATA】
Mercado Central de San Pedro
住所:Santa Clara con Tupac Amaru
営業時間:6時30分~18時 ※店舗により異なる。日曜は早く閉まる店が多い(無休)
料金:見学は無料

かわいい&おいしいお土産ならここ!おすすめの4つのスポット

一生懸命選んだつもりでも、よく見たら仕上げが悪かった、じゃ残念過ぎる。だったら最初から失敗しない店へGO!

エケコ サン プラス

「ペルーらしい民芸品が欲しい、でも雑なつくりじゃイヤ!」という人にはこちらのお店がオススメ。女性オーナーが1点1点厳選した商品はどれも質が高く、目の肥えた日本人にも納得のいく仕上がり。家族経営で値段が良心的なところもうれしい。クスコ市内に5店舗あり、ニットやシルバーアクセサリーなど幅広く取り揃えている。

ぼけた表情がなんともいえずいい感じ。 下段:不動の人気を誇るアルパカのぬいぐるみ(各S5~)。大きさいろいろ、キーホルダーもある。
ちょっとした小物入れに活躍しそうな極彩色の刺繍ポーチ(各S15)。アルパカ毛を使って、一針ずつ丁寧に縫い込んである。

【DATA】
Ekeko San Blas
住所:Cuesta de San Blas 548
クレジット使用:可
営業時間:9~20時30分(無休)

ペダソ デ アルテ

商品がぎっしり並べられた店内は、まるで宝箱のよう。ゆっくり時間をかけてお気に入りを探そう。

日本人デザイナーのショップというだけあって、置かれているプロダクトの一つひとつが洗練されている。ペルーに限らず土産物といえばどこでも買えるようなものが多いが、ここは良品だけを取り揃えているので安心。値段設定も決して高くなく、良心的だ。

ペルーの民芸品市場でもニット製品は多く売られているが、色みとシルエット的に日本ユースにはとても耐えられない。でもここは、ひと味違います。
サイズ調整がラクラクなブレスレット(小)は、なんとS1~とリーズナブル!大量買いしたってかさばらないし、余っても自分で使えるので便利。
リップクリームとして利用できるワセリン(S1.9)。高地にあるクスコはとても乾燥しているので、水やリップクリームが欠かせない存在になる。
得てして野暮ったくなりがちな伝統的な柄を、うまくデザインへと昇華させたストラップ。携帯につけても邪魔にならないミニサイズで、プライスはS5.9。

【DATA】
Pedazo de Arte
住所:Calle Plateros 334 B
クレジット使用:可
営業時間:9時30分~21時30分 ※土・日曜は12~21時(無休)
www.pedazodearte.com

チョコ ムセオ

チョコ ムセオはこの建物の2階。ガルシラソ通りから中に入り、左手奥の階段からアクセスしよう。

カカオとチョコレートのすべてを楽しむための店。ムセオ(博物館)の名の通り、カカオ栽培やチョコレートづくりが学べる無料ガイドサービス付き。欧米人に大人気の手づくりチョコレート教室は予約が必要、チョコレート以外のオリジナル商品も豊富だ。レゴシホ広場を見下ろすカフェのバルコニーで、午後のホットチョコレートなどいかが?

日本でも人気の高カカオチョコレート3種(カカオ含有率70%と85%はS18、100%はS20)。カカオダイエットをしている人にはオススメだが、苦さも相当なもの。チョコレートは試食できるので納得してから買おう。
左からカカオの殻を使ったお茶(S13.5)、チョコレートの香り漂うローション(S17)、カカオせっけん(S12)。

【DATA】
Choco Museo
住所:Calle Garcilaso 210
クレジット使用:可
営業時間:9~19時(無休)

ムセオ デル カフェ

コーヒー農園で使われていた古いレジスターや雑貨が置かれた一角。

クスコ郊外の自社農園で栽培したコーヒー豆を販売、提供するカフェレストラン。コーヒーの淹れ方までオーダーできるこだわりの店だ。2階奥に無料のムセオ(博物館/こちらはガイドなし)があり、世界のコーヒー豆事情やコーヒー農園の仕組みを知ることができる。チョコムセオのすぐ近くだ。

クスコ、コンベンション地方産のアラビカ種オーガニックコーヒーは香り高く、ほのかな酸味が特徴。250g入りS25。豆と粉がある

【DATA】
Museo del Café
住所:Espaderos 136
クレジット使用:可
営業時間:8時30分~23時 ※日曜は9~17時(無休)

クスコのホテルBEST5

クスコはあっちもこっちも坂ばかり。体力温存のためにも、ホテルはとにかく立地優先!治安がよければなお良し。

12角の石などがある街の東側は上り坂がきついので移動が大変で、その手前は5ツ星ホテルエリアなので高くつく。南のエルソル通りも悪くないが、コロニアルな邸宅に泊まるという雰囲気は味わえない。というわけで選択肢はサフィ通りとガルシラーソ通りというふたつの通り沿いのホテルということになる。CPもよいし、何より夜でも危なげなく宿に戻れる。

ホテル ロハス イン

天井が高く、広々としたスイートルーム。オレンジがかったサンドベージュ色の壁と木のぬくもりが、穏やかな空間を生み出している。

18世紀に建てられた貴族の館を改装したコロニアル建築のホテル。パブリックスペースは歴史を感じさせる落ち着いた雰囲気、部屋はシンプルにまとまっていて使い勝手がよい。立地抜群、ビュッフェスタイルの朝食も人気で、観光の相談にものってくれる。コスパのよいホテルだ。空港から無料送迎あり。

パティオはちょっと狭いが、屋根があるので雨の日もゆったり寛げる。
侯爵の屋敷だったという由緒ある建物。大通りから1本入った小路にあるので、ホテル周辺はとても静かだ。

【DATA】
Hotel Rojas Inn
住所:Calle Tigre 129
クレジット使用:可

ホテル マルケセス

時代を感じさせる壁の配色やベルベットの緞帳など、コロニアル建築好きにはたまらない重厚感たっぷりのスイートルーム。天井の白い梁は建設当初からのオリジナル。

16世紀の終わりに建てられた屋敷を改築したホテル。2階には小さな礼拝堂もあり、当時のスペイン貴族たちの生活を想起させる。部屋の扉や家具に施された彫刻が素晴らしく、歴史に触れたい人には特におすすめ。朝食、サービスともにとても評判がよく、立地も申し分ない。空港からの無料送迎あり。

ゴシック様式の噴水を囲む広々としたパティオ。夜は噴水がライトアップされる。

【DATA】
Hotel Marqueses
住所:Calle Garcilaso 256
クレジット使用:可

ホテル ガルシラーソ II

明るく、歩きやすいガルシラーソ通りに面し、コロニアル様式の邸宅を利用した建物が雰囲気を高める。近くには“Ⅰ”もあり。

【DATA】
Hotel Garcilaso Ⅱ
住所:Calle Garcilaso 285, Cusco City Centre
クレジット使用:可

ホテル ロス アンデス デ アメリカ

クスコ中心部からのアクセスは抜群。併設のレストランでは、ペルーのさまざまな郷土料理が食べられる。フロントデスクが24 時間対応なのも安心。朝食はビュッフェ形式で提供される。

【DATA】
Hotel Los Andes de America
住所:Calle Garcilaso 150
クレジット使用:可

ティエラ ビバ クスコ サフィ

勢力拡大中のホテルチェーンで、クオリティとプライスのバランスが◎。いい意味でペルーらしさも感じられる。

【DATA】
Tierra Viva Cusco Saphi
住所:Calle Saphi
クレジット使用:可

イチオシはペルー料理教室。飲み食いしながら、聴く、触れる、つくる!

“ 見る” 以外の感覚を同時に使った体験は、いつまで経ってもなかなか忘れられないものになるはず。

食や料理に少しでも興味があるのなら、ぜひクスコ随一の人気を誇る料理教室「マルセロ バタタ クッキング クラス」に参加してほしい。US$90と聞くと高く感じるかもしれないが、昼から夜まで食べっぱなしなので、ランチ代(あるいはディナー代も!?)が浮くと考えれば、大して気にならないはずだ。

授業はペルーの食文化の話からはじまり、施設内の市場セットに移動。本物に触れながら知識を深めたら、調理実習。セビーチェとロモ サルタードというペルー料理の2大巨頭をつくり、味わう。予約の際は「英語希望」と伝えること。スペイン語などで開催されることもあるため、さっぱり分からない……ということになりかねない。

入ってすぐのところにあるバーカウンターで簡単な自己紹介をすませ、話を聞いたら市場を再現したエリアに移動。実物に触れられる。
途中にも料理が運ばれてくるのでつまみ食い。最初につくるのはセビーチェ。ペルー人も「生魚を食べる」という文化をもつ。
セビーチェを食べたら、それをアテにピスコサワーを飲む。というか、ピスコサワーも自分でつくる。シェイカーを借りて、レッツ シェイク!!
最後はロモ サルタード。実は牛肉ではなくアルパカなので、正確にはアルパカサルタード。フランべする瞬間がハイライト!

【DATA】
Marcelo Batata Cooking Class
住所:Calle Palacio 135
料金:US$90
クレジット使用:不可
営業時間:14~18時頃
www.Cuscodining.com

 

※掲載内容は2017年6月取材時のものです。

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オンは仕事をバリバリこなし、限られたオフはおもいっきり羽を伸ばして楽しむ!そんな大人のキャリアウーマンの「せっかくだから」を満たす、ちょっと贅沢な国内ガイドマガジン。

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