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ポジティブが連鎖していく。ヨガとは「つながる」こと

ヨガの語源は「つなぐ」

ヨギーの方はご存知かもしれないが、ヨガの語源はサンスクリット語の「yuj(ユジュ)」。馬車と馬をつなぐ“くびき”のことで、ここから派生して「yoga」という言葉が生まれた。つながる、つなげる、コントロールするなどを意味し、これがそのままヨガの性質の根本になっている。

自分と何かがつながること、何かと何かをつなげることが得意で、そうしたつながりを叶える指針、“八支則”に基づき行動することがヨガ。ポーズの練習だけでなく、哲学を知り、哲学に沿って生きることでもヨガは実践できると言われています。

つながるための八支則とは?

段階であり相互に作用する1から8のステップはこう。

ヤマ(禁戒)

非暴力、嘘をつかない、盗まない、不適切な関係を持たない、執着しない。他人とつながる5つの方法。

ニヤマ(勧戒)

清潔、知足、規則正しく、学ぶ、身をゆだねる。自分を磨き、自分とつながる5つの方法。

アーサナ(坐法)

快適で安定した状態で行う坐法や練習。

プラーナヤーマ(調気)

呼吸を整え、外界とエネルギーを交換しながら、全身にエネルギーを巡らせる。

プラティヤーハーラ(制感)

心や感覚にとらわれずコントロールして、心を内側に向けていく。瞑想への準備段階。

ダーラナ(集中)

心が落ち着いてきた後、さらに一点に集中する。

ディヤーナ(瞑想)

集中が深まった後に起こる瞑想の状態。

サマーディ(三昧)

瞑想が続いている状態。自分と外界の区別がなくなり、エゴも感じない。

 

他人と自分とつながり調和する

はじめの2段階ヤマとニヤマは、社会の中で他人とつながる上でのルールと、日常の出来事にベストな自分で対応するための心がけ。そこから先は自分の内側にどんどんフォーカスしていき、感覚の制御や集中の高まりを経て瞑想の段階へ。自分と外の世界との境目がなくなり、自分自身の調和を感じることが最終目的。

調和は良いつながりの秘訣

調和とはバランスがとれていること。偏ることなく、突出することもなく、全体をいい具合に調整する。調和があってこそ物事が安定したりスムーズに動きだしたりするから、この要素はとても大事。

ヨガは八支則を通じて調和を生み出し、それを経験した私たちは「つながり」の中で生きていることに気づいていく。

アーサナの「呼吸とポーズと瞑想」という調和の瞬間から、「体と心と魂」のつながりを体感し、「自分と自然と宇宙」という普遍的な関係性の中で、自分は自然や宇宙の一部であり、一人で生きているわけではないことや大きなうねりと調和することが必要だと思い知る。

つながりで広がる可能性

だから、ヨガをはじめた人たちは新しい自分と出会い、仲間とつながることを受け入れて、ポジティブな関係性を生み出すことができるようになる。

先立って日本中が感動に包まれたラグビーの“ONE TEAM”現象も「つながり」の一例ではなかったか。選手同士が互いを生かし高め合うプレーに感動して応援の輪が広がり、両者の相乗効果で大会は大盛況。今や使わずして生活することが難しいSNSツールも、以前には考えられないような速さと方法で人々をつなげて、新しいブームを次々と生むパワーがある。

人は、つながることで、持ち合わせた可能性を倍々効果で高められるのかも。ヨガで得られるつながりは、そんな好循環のはじまりになる。

出典

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PROFILE

大嶋朋子

Yogini / 編集デスク

大嶋朋子

株式会社Lotus8編集統括マネージャー。心理カウンセリング、傾聴を学び、判断基準を「ヨガの八支則」のヤマ・ニヤマにおいて、日々、女性の心と体について知識を深めている。

大嶋朋子の記事一覧

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