おっさんのためのパワーメーター入門【STEP 01】後編
FUNQ
- 2017年12月01日
パワーメーターはレーサーだけの道具だと思っていませんか?
そんなおっさんに贈るパワーメーター入門だ。
おっさんのためのパワーメーター入門 【STEP 01】後編
おっさんのためのパワーメーター入門 【STEP 02】
おっさんのためのパワーメーター入門【STEP 03】
実際に作業工程を紹介
純正だから取り付けやメンテナンスも簡単
パワーメーター付きクランクの取り付けは、簡単とはいえプロショップでの取り付けが推奨される。ここでは参考までにその取り付けの流れを紹介する。
まず、構造をみていこう。パワーメーターは左右のクランクからなり、左右それぞれのクランクにセンサーが組み込まれ、軸の中にバッテリー類が内蔵されている。
取り付け作業では、まず、ゼロ点を出すため、フレームにマグネットを取り付ける。左右のクランクを取り付けられたら、最後に左クランクにあるコネクターを、右クランク軸に接続すれば完成だ。
コンパクト設計のため、フレームを選ばずに取り付けられる。このあたりもコンポーネントパーツに組み込まれたパワーメーターならではの安心感だ。また、BBもシマノ通常のBBを使用しており、交換する必要はない。そして、サイコンとの接続もアントプラス対応なので、サイコン側から簡単に同期することができる。クランクの交換からサイコンとの同期まで30分もあればできてしまう。
実際に使ってみると構造は信頼のあるホローテックⅡで、デュラエースクランクそのものなので、剛性はいうまでもない。
ここまででパワーメーターのよさをおわかりいただけただろう。ぜひ、あなたの走りにも取り入れてみよう。
【Column】充電は専用のUSBケーブルで
ここでは充電方法をみていくが、カバーを外し充電するだけだ。1回の充電で使用時間約300時間と長いので安心だ。
クランクにあるセンサーのカバーを外すと充電ポートが現れる。ここに専用のUSB充電器を取り付けて充電する。充電器のジャック部分にマグネットがあり、取り付けることで充電が開始され、充電が完了すると青LEDが消える。最大でも2.5時間で充電完了
取り付けはとても簡単だった
ここでは取り付け作業の流れを見ていこう。通常のホローテックⅡクランンクの取り付けと左クランクの取り付け方が違うのが特徴だ。
フレームの右側にマグネットを両面テープで取り付ける。治具を使ってクランクのセンサーから5㎜になる位置を探す
右クランクを取り付け、左クランクを取り付ける。通常のキャップではなくパワーメーター用専用キャップを取り付ける
ケーブルを傷つけないように注意しながら、締め付けキャップを専用工具TL-FC 40で取り付け、左クランクを固定する
左クランクを5㎜アーレンキーで固定した後で、左クランクから出ているプラグを、クランク軸のコネクト部分に差し込む
こうなればコネクトの取り付けが完成だ。この作業のときにコネクト部分にグリスが付着しないように注意しよう
最後にカバーを取り付ければ装着は完成。このあとでサイコンとのペアリングをおこなえば使用可能になる
シマノ・パワーメーター付きクランク
FC-R9100-P
たまにヒルクライムとロングライドイベントを楽しむ本誌編集長。トレーニンはしないをモットーとするレース派ではないおっさんの代表。
身長181㎝、体重は66㎏
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