プロ選手が使う機材! レバンテフジ静岡 鈴木龍|JCL
Bicycle Club編集部
- 2021年05月24日
2021年にJCL(ジャパンサイクルリーグ)が開幕し、そのツアー戦である三菱地所JCLプロロードレースツアーは、すでに第1戦と第2戦が行われた。JCL参戦各チームのバイクを短期集中で紹介していく。第8回はレバンテフジ静岡の鈴木龍選手のバイクだ。
エーススプリンターの鈴木龍選手
今季からレバンテフジ静岡で走る鈴木龍選手は、すでに国内シリーズやUCIレースで複数の勝利経験を持つ猛者だ。スプリントを武器にしながら、鋭い勝負勘で自ら展開を動かしていく積極性も持つ。
バイク:メリダ・リアクト8000-E
レバンテフジ静岡の選手たちは、チームのオフィシャルサプライヤーを務めるメリダのバイクを駆る。レースや選手の好みによってエアロロードのリアクトと軽量レーシングロードのスクルトゥーラを使い分けており、鈴木選手はこの日(2021年3月28日第2戦カンセキ宇都宮清原クリテリウム)、メリダのエアロロードの最高峰リアクト8000-Eに乗った。
同モデルはメリダの最上位グレードのCF5フレームを採用し、空力性能と軽さを高い次元で融合。前後のディスクブレーキキャリパーを覆うようにアルミ製のディスククーラーを設け、放熱性を高めることで常に安定した制動力を発揮するのも特徴だ。
シートポストはエアロ効果と快適性を両立させる専用S-FLEXシートポスト。完成車にはテールライトが内蔵され、アクティブセーフティ(予防安全)にも貢献する。選手が使用するフレームセットはライトレス仕様となる。
ハンドルは完成車にも標準でアッセンブルされているステム一体型のカーボンハンドルバー、ヴィジョン・メトロン5D ACR インテグレーテッドカーボン。ケーブルの内装化が可能で、空力性能アップに貢献。上ハンがハンドルクランプ部からショルダー部にかけて前方に10度せり出し、前方から見たときにドロップ部が片側5mmずつ外側にオフセットされてワイドになっているなど、空力性能と人間工学を追究した形を実現している。
サドル:サンマルコ・アスピデ カーボンFX オープンフィット
サドルはサンマルコ・アスピデカーボンFXオープンフィット。定番モデルのアスピデシリーズの中でも、ショートノーズではない従来型で、座面中央に開口部のあるタイプの、シェルとレールにカーボン素材を採用した軽量モデルだ。ノーズ付近が細めで、ペダリングする脚の動きを妨げない上、後ろ側はしっかりしたサポートが得られ、腰を安定させることが可能だ。
パッドにはバイオフォームプラスを採用して適度なクッション性を持たせ、座面の開口部がそけい部の神経を圧迫するのを防ぐため、快適性も高い。
メインコンポーネント:
シマノ・デュラエースR9170DI2&アルテグラR8070DI2ミックス
パワーメーター:シマノ・FC-R9100-P
コンポーネントとホイールは、チームのサプライヤー・シマノの製品で統一している。
コンポーネントは、ディレーラーなどの駆動系にR8000シリーズDi2を、ブレーキなどの制動系にR9100シリーズを採用している模様。
クランクはシマノ純正パワーメーター内蔵クランク・FC-R9100-Pを使っている。このモデルは左右のクランクに独立したセンサーを搭載し、パワーやケイデンスといった基本的なデータに加え、パワー、パワー左右バランス、ペダルスムーズネス、トルクエフェクティブネスを計測できる。国内のプロ選手の間でもパワートレーニングは常識になっており、パワーメーターは欠かせないものになりつつあることがうかがえる。
ホイール:シマノ・WH-R9100 C40
タイヤ:ハッチンソン・フュージョン5
ホイールはシマノ・デュラエースグレードのR9100シリーズを使っている。鈴木選手がこの日はいていたのはリムハイト40mmのC40。軽さと空力性能のバランスに優れたオールラウンドモデルで、フルカーボンの軽量リムによって低い慣性による鋭い加速力を実現。加減速の多いクリテリウムからアップダウンの激しいコースでのロードレースまで、あらゆるレースで高い戦闘力を発揮する。
タイヤはハッチンソン・フュージョン5で、しなやかな走行フィーリングと、ドライ&ウェットで安定したグリ
レバンテフジ静岡WEBサイト
https://www.levantefuji.jp/
取材協力:JCL
https://www.jcleague.jp/
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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