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ユアンが第5ステージスプリント勝利、ランダが落車負傷でリタイア|ジロ・デ・イタリア

ジロ・デ・イタリア第5ステージが現地512日に行われ、カレブ・ユアン(ロット・スーダル、オーストラリア)がスプリントを制してステージ優勝。今大会初勝利を挙げた。マリアローザを着用してスタートしたアレッサンドロ・デマルキ(イスラエル・スタートアップネイション、イタリア)も問題なく走り切り、ジャージのキープに成功。しかし、今後のステージで上位浮上が期待されていたミケル・ランダ(バーレーン・ヴィクトリアス、スペイン)が、終盤のクラッシュで負傷。リタイアを余儀なくされている。

終盤にクラッシュ多発、リタイア者続々

前日のステージでは丘陵地での脚試しをしたプロトン。それとは打って変わって、この日のコースは一切の起伏がないピュアスプリンター向けのレイアウトが設けられた。モデナからカットリーカまでの177km、注意が必要なことがあるとすれば、風と時折行く手に現れる中央分離帯やラウンドアバウトといった要素が挙げられた。

とはいえ難易度の低いステージだけに、リアルスタート直後のアタックで逃げは容認ムード。まずはフィリッポ・タリアーニ(アンドローニジョカトリ・シデルメク、イタリア)とウンベルト・マレンゴ(バルディアーニCSFファイザネ、イタリア)が、レースを先導する。

©︎ LaPresse

しばし前を走った2人だったが、70km地点に設けられたこの日1回目の中間スプリントポイントをきっかけに、集団へと引き戻された。1位通過こそタリアーニが果たしたものの、上位通過のチャンスにかけてペースを上げたメイン集団が数秒差でこのポイントへと到達。労せずタリアーニとマレンゴをキャッチした。なお、メイン集団の一番手、全体の3位通過をフェルナンド・ガビリア(UAEチームエミレーツ、コロンビア)がものにしている。

それからは一団のまま残り距離を消化。各チームが隊列を編成しながら進んでいく。こうした中、シモン・ペロー(アンドローニジョカトリ・シデルメク、スイス)とダヴィデ・ガッブロ(バルディアーニCSFファイザネ、イタリア)が均衡を破るアタック。集団がこれを見送ったため、すぐに115秒ほどのタイム差となる。この形成のまま、レースは終盤を迎えることとなる。

©︎ LaPresse

フィニッシュまで24kmのところで、アレクシー・グジャール(アージェードゥーゼール・シトロエン チーム、フランス)が集団から抜け出し、逃げていた2人に合流。このあたりからメイン集団も慌ただしくなり、先頭の3選手を射程圏に捉えながらスプリント勝負に向けた準備を進める。

スピードが上がり、各チームの位置取りが本格化するところで、集団では相次いでクラッシュが発生。残り16kmではパヴェル・シヴァコフ(イネオス・グレナディアーズ、ロシア)が前を走る選手と接触して落車。残り10kmを切った直後の右コーナーでは、後方を走る数人が絡んでしまう。

残り4.5kmでは、中央分離帯の前に立つ誘導員に接触した選手をきっかけに数人が激しく地面へと叩きつけられてしまった。ここには総合系ライダーのミケル・ランダ(バーレーン・ヴィクトリアス、スペイン)、前日のステージ勝者ジョセフロイド・ドンブロウスキー(UAEチームエミレーツ、アメリカ)が含まれる一大事。ドンブロウスキーは顔から流血しながらなんとか走り出したが、ランダはその場に倒れこんで起き上がれない。結局、そのまま救急搬送されて大会を去ることとなった。

トラブルを回避した選手たちは後ろを待つことなくフィニッシュへと急ぐ。残り3kmで逃げていた3人を捕まえ、そのままスプリント態勢へ。ボーラ・ハンスグローエやアルペシン・フェニックス、UAEチームエミレーツが前線を確保し最終局面へと突入した。

残り数百メートル、ここで先頭に出たのはコフィディスのトレイン。エリア・ヴィヴィアーニ(コフィディス、イタリア)が好位置を確保し、それに数人が追随する。さらにその逆サイドから伸びてきたのはジャコモ・ニッツォーロ(チーム クベカ・アソス、イタリア)。スプリンターが一斉に加速を始めた。

©︎ LaPresse

そんな中、群を抜くスピードでトップへと躍り出たのがユアンだった。ヴィヴィアーニとニッツォーロに前をふさがれかけたものの、わずかな隙間を抜けてフィニッシュラインめがけて猛進。今大会1つ目の勝ち星をつかみ取った。

2位にはニッツォーロ、3位にヴィヴィアーニと続き、138位までが同タイムフィニッシュ。個人総合首位の証であるマリアローザを着用してスタートしたデマルキは、チームメートのレースコントロールもあり、危なげなくステージを完了。引き続きレースリーダーを務める。

日本勢で1人参戦している新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)は、落車したランダのケアに移ったこともあり、集団から遅れてフィニッシュをしている。

©︎ LaPresse

そしてレース終了からしばらくして、クラッシュに見舞われた選手たちの状況が判明。自力で完走したドンブロウスキーは骨折こそなかったものの、脳震盪の疑いで検査を継続。シヴァコフは肩を負傷、フランソワ・ビダール(アージェードゥーゼール・シトロエン チーム、フランス)が左鎖骨を骨折し、それぞれ第6ステージを出走しないとチームが発表。リタイアとなったランダは、左鎖骨に加えて肋骨を複数箇所骨折していることが明らかになっている。

波乱の1日を経て、大会は再び丘陵地帯へ。13日に行われる第6ステージはアペニン山脈が舞台となり、今大会最初の頂上フィニッシュも設定される。最後の上りとなる2級山岳サン・ジャコモは、登坂距離15.5kmで平均勾配6.1%。フィニッシュまで残り5kmのところで最大勾配10%に達する。まだまだ先が長いこともあり、総合狙いの選手たちにとっては無難にクリアしておきたいステージといえそうだ。

ステージ優勝 カレブ・ユアン コメント

©︎ LaPresse

「スプリント自体は単純明快なものだった。最後の数百メートルは上り基調で、右側のラインを押さえながら進んだ。そして、左にラインを移してフィニッシュまで走り抜いた。風を受けないことだけを心掛けて、それがうまくいった。ステージ前半はイージーだったが、後半に入ってからは横風に注意しなければならずストレスを感じていた。チームとして常に前方をキープし、トラブルに巻き込まれないよう努めた。

この1勝は、今年3つのグランツールに出場するにあたって最初の目標だった。ただ、ジロを離れるにはさすがに早すぎる。明日は間違いなく出走するし、まだまだステージ優勝を狙っていきたい」

個人総合首位 アレッサンドロ・デマルキ コメント

©︎ LaPresse

「マリアローザに袖を通して、昨夜はチームメートみんなにとって忘れられない夜になった。電話でのメッセージに加えて、スタッフやライダー、そしてジロ・デ・イタリアにかかわるすべての人から贈られた称賛は、私にとって本当に大きな意味を持つものだ。

明日やるべきことははっきりしている。まずは最後まで戦うこと。そして、個人総合で危険な選手が逃げてしまわないよう注意を払いたい。最善を尽くすための準備はできている。マリアローザの着用は確かに重みはあるが、責任を負うことがどれほど素晴らしいことかを考えると、これを持ち続けるのはまったく苦にならない」

ジロ・デ・イタリア2021 第5ステージ 結果

ステージ結果

1 カレブ・ユアン(ロット・スーダル、オーストラリア)4:07’01”
2 ジャコモ・ニッツォーロ(チーム クベカ・アソス、イタリア)ST
3 エリア・ヴィヴィアーニ(コフィディス、イタリア)ST
4 ペテル・サガン(ボーラ・ハンスグローエ、スロバキア)ST
5 フェルナンド・ガビリア(UAEチームエミレーツ、コロンビア)ST
6 マッテオ・モスケッティ(トレック・セガフレード、イタリア)ST
7 アンドレア・パスクアロン(アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ、イタリア)ST
8 ディラン・フルーネウェーヘン(チーム ユンボ・ヴィスマ、オランダ)ST
9 マヌエル・ベレッティ(エオーロ・コメタ、イタリア)ST
10 ダヴィデ・チモライ(イスラエル・スタートアップネイション、イタリア)ST
177 新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス、日本)+5’05”

マリアローザ(個人総合成績)

1 アレッサンドロ・デマルキ(イスラエル・スタートアップネイション、イタリア) 17:57’45”
2 ルイス・フェルファーク(アルペシン・フェニックス、ベルギー)+0’42”
3 ネルソン・オリヴェイラ(モビスター チーム、ポルトガル)+0’48”
4 アッティラ・ヴァルテル(グルパマ・エフデジ、ハンガリー)+1’00”
5 ニコラ・エデ(コフィディス、フランス)+1’15”
6 アレクサンドル・ウラソフ(アスタナ・プレミアテック、ロシア)+1’24”
7 レムコ・エヴェネプール(ドゥクーニンク・クイックステップ、ベルギー)+1’28”
8 アルベルト・ベッティオル(EFエデュケーション・NIPPO、イタリア)+1’37”
9 ヒュー・カーシー(EFエデュケーション・NIPPO、イギリス)+1’38”
10 エガン・ベルナル(イネオス・グレナディアーズ、コロンビア)+1’39”
128 新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス、日本)+28’27”

マリアチクラミーノ(ポイント賞)

ジャコモ・ニッツォーロ(チーム クベカ・アソス、イタリア)

マリアアッズーラ(山岳賞)

ジョセフロイド・ドンブロウスキー(UAEチームエミレーツ、アメリカ)

マリアビアンカ(ヤングライダー賞)

アッティラ・ヴァルテル(グルパマ・エフデジ、ハンガリー)

チーム総合成績

バーレーン・ヴィクトリアス

ジロ・デ・イタリア スタートリスト&コースプレビュー

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