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【保存版】ジロ・デ・イタリア2021スタートリスト&コースプレビュー

INDEX

58日に開幕を迎える第104回ジロ・デ・イタリア。2021年シーズン最初のグランツールは、イタリア本土を北から南へ往復する総距離3479.9km、総獲得標高47000mものルートが設定された。選手たちは3週間をかけて、最終目的地・ミラノを目指して駆けていく。ここでは、長き戦いに挑む23チーム・184選手と、彼らが挑む全21ステージをプレビューする。

ジロ・デ・イタリア2021 スタートリスト

イネオス・グレナディアーズ

イネオス・グレナディアーズ ©︎ LaPresse

1 エガン・ベルナル(イネオス・グレナディアーズ、コロンビア)
2 ジョナタン・カストロビエホ(イネオス・グレナディアーズ、スペイン)
3 フィリッポ・ガンナ(イネオス・グレナディアーズ、イタリア)
4 ダニエル・マルティネス(イネオス・グレナディアーズ、コロンビア)
5 ジャンニ・モスコン(イネオス・グレナディアーズ、イタリア)
6 サルヴァトーレ・プッチョ(イネオス・グレナディアーズ、イタリア)
7 パヴェル・シヴァコフ(イネオス・グレナディアーズ、ロシア)
8 ジョナタン・ナルバエス(イネオス・グレナディアーズ、エクアドル)

アージェードゥーゼール・シトロエン チーム

アージェードゥーゼール・シトロエン ©︎ LaPresse

11 トニー・ガロパン(アージェードゥーゼール・シトロエン チーム、フランス)
12 フランソワ・ビダール(アージェードゥーゼール・シトロエン チーム、フランス)
13 ジョフリー・ブシャール(アージェードゥーゼール・シトロエン チーム、フランス)
14 クレモン・シャンプッサン(アージェードゥーゼール・シトロエン チーム、フランス)
15 アレクシー・グジャール(アージェードゥーゼール・シトロエン チーム、フランス)
16 ローレンス・ナーセン(アージェードゥーゼール・シトロエン チーム、ベルギー)
17 アンドレア・ヴェンドラーメ(アージェードゥーゼール・シトロエン チーム、イタリア)
18 ローレンス・ワーバス(アージェードゥーゼール・シトロエン チーム、アメリカ)

アルペシン・フェニックス

アルペシン・フェニックス ©︎ LaPresse

21 ティム・メルリール(アルペシン・フェニックス、ベルギー)
22 ドリース・デボント(アルペシン・フェニックス、ベルギー)
23 ジミー・ヤンセンス(アルペシン・フェニックス、ベルギー)
24 アレクサンダー・クリーガー(アルペシン・フェニックス、ドイツ)
25 センネ・レイゼン(アルペシン・フェニックス、ベルギー)
26 オスカル・リースビーク(アルペシン・フェニックス、オランダ)
27 ジャンニ・フェルメールシュ(アルペシン・フェニックス、ベルギー)
28 ルイス・フェルファーク(アルペシン・フェニックス、ベルギー)

アンドローニジョカトリ・シデルメク

バルディアーニCSFファイザネ ©︎ LaPresse

31 ジェフェルソン・セペダオルティス(アンドローニジョカトリ・シデルメク、エクアドル)
32 シモン・ペロー(アンドローニジョカトリ・シデルメク、スイス)
33 アンドリー・ポノマル(アンドローニジョカトリ・シデルメク、ウクライナ)
34 シモーネ・ラヴァネッリ(アンドローニジョカトリ・シデルメク、イタリア)
35 エドゥアルド・セプルベダ(アンドローニジョカトリ・シデルメク、アルゼンチン)
36 フィリッポ・タリアーニ(アンドローニジョカトリ・シデルメク、イタリア)
37 ナトナエル・テスファツィオン(アンドローニジョカトリ・シデルメク、エリトリア)
38 ニコラ・ヴェンキアルッティ(アンドローニジョカトリ・シデルメク、イタリア)

アスタナ・プレミアテック

アスタナ・プレミアテック ©︎ LaPresse

41 アレクサンドル・ウラソフ(アスタナ・プレミアテック、ロシア)
42 サムエーレ・バティステッラ(アスタナ・プレミアテック、イタリア)
43 ファビオ・フェリーネ(アスタナ・プレミアテック、イタリア)
44 ゴルカ・イサギレ(アスタナ・プレミアテック、スペイン)
45 ワジム・プロンスキー(アスタナ・プレミアテック、カザフスタン)
46 ルイスレオン・サンチェス(アスタナ・プレミアテック、スペイン)
47 マッテオ・ソブレロ(アスタナ・プレミアテック、イタリア)
48 アロルド・テハダ(アスタナ・プレミアテック、コロンビア)

バーレーン・ヴィクトリアス

バーレーン・ヴィクトリアス。左から2人目が新城幸也 ©︎ LaPresse

51 ミケル・ランダ(バーレーン・ヴィクトリアス、スペイン)
52 新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス、日本)
53 ペリョ・ビルバオ(バーレーン・ヴィクトリアス、スペイン)
54 ダミアーノ・カルーゾ(バーレーン・ヴィクトリアス、イタリア)
55 ジーノ・マーダー(バーレーン・ヴィクトリアス、スイス)
56 マテイ・モホリッチ(バーレーン・ヴィクトリアス、スロベニア)
57 ヤン・トラトニク(バーレーン・ヴィクトリアス、スロベニア)
58 ラファエル・バルス(バーレーン・ヴィクトリアス、スペイン)

バルディアーニCSFファイザネ

バルディアーニCSFファイザネ ©︎ LaPresse

61 ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(バルディアーニCSFファイザネ、イタリア)
62 エンリーコ・バッタリーン(バルディアーニCSFファイザネ、イタリア)
63 ジョヴァンニ・カルボーニ(バルディアーニCSFファイザネ、イタリア)
64 フィリッポ・フィオレッリ(バルディアーニCSFファイザネ、イタリア)
65 ダヴィデ・ガッブロ(バルディアーニCSFファイザネ、イタリア)
66 ウンベルト・マレンゴ(バルディアーニCSFファイザネ、イタリア)
67 アレッサンドロ・トネッリ(バルディアーニCSFファイザネ、イタリア)
68 サムエーレ・ゾッカラート(バルディアーニCSFファイザネ、イタリア)

ボーラ・ハンスグローエ

ボーラ・ハンスグローエ ©︎ LaPresse

71 ペテル・サガン(ボーラ・ハンスグローエ、スロバキア)
72 ジョヴァンニ・アレオッティ(ボーラ・ハンスグローエ、イタリア)
73 チェザーレ・ベネデッティ(ボーラ・ハンスグローエ、イタリア)
74 マチェイ・ボドナル(ボーラ・ハンスグローエ、ポーランド)
75 エマヌエル・ブッフマン(ボーラ・ハンスグローエ、ドイツ)
76 マッテオ・ファッブロ(ボーラ・ハンスグローエ、イタリア)
77 フェリックス・グロスシャートナー(ボーラ・ハンスグローエ、オーストリア)
78 ダニエル・オス(ボーラ・ハンスグローエ、イタリア)

コフィディス

コフィディス ©︎ LaPresse

81 エリア・ヴィヴィアーニ(コフィディス、イタリア)
82 ナトナエル・ベルハネ(コフィディス、エリトリア)
83 シモーネ・コンソンニ(コフィディス、イタリア)
84 ニコラ・エデ(コフィディス、フランス)
85 ヴィクトル・ラフェ(コフィディス、フランス)
86 レミ・ロシャス(コフィディス、フランス)
87 ファビオ・サバティーニ(コフィディス、イタリア)
88 アッティリオ・ヴィヴィアーニ(コフィディス、イタリア)

ドゥクーニンク・クイックステップ

ドゥクーニンク・クイックステップ ©︎ LaPresse

91 レムコ・エヴェネプール(ドゥクーニンク・クイックステップ、ベルギー)
92 ジョアン・アルメイダ(ドゥクーニンク・クイックステップ、ポルトガル)
93 レミ・カヴァニャ(ドゥクーニンク・クイックステップ、フランス)
94 ミッケルフレーリク・ホノレ(ドゥクーニンク・クイックステップ、デンマーク)
95 イーリョ・ケイセ(ドゥクーニンク・クイックステップ、ベルギー)
96 ジェームス・ノックス(ドゥクーニンク・クイックステップ、イギリス)
97 ファウスト・マスナダ(ドゥクーニンク・クイックステップ、イタリア)
98 ピーター・セリー(ドゥクーニンク・クイックステップ、ベルギー)

EFエデュケーション・NIPPO

EFエデュケーション・NIPPO ©︎ LaPresse

101 ヒュー・カーシー(EFエデュケーション・NIPPO、イギリス)
102 アルベルト・ベッティオル(EFエデュケーション・NIPPO、イタリア)
103 ヨナタン・カイセド(EFエデュケーション・NIPPO、エクアドル)
104 サイモン・カー(EFエデュケーション・NIPPO、イギリス)
105 ルーベン・ゲレイロ(EFエデュケーション・NIPPO、ポルトガル)
106 イェンス・クークレール(EFエデュケーション・NIPPO、ベルギー)
107 ジュリアス・ファンデンベルフ(EFエデュケーション・NIPPO、オランダ)
109 ティージェイ・ヴァンガーデレン(EFエデュケーション・NIPPO、アメリカ)

エオーロ・コメタ

エオーロ・コメタ ©︎ LaPresse

111 ヴィンチェンツォ・アルバネーゼ(エオーロ・コメタ、イタリア)
112 マヌエル・ベレッティ(エオーロ・コメタ、イタリア)
113 マーク・クリスティアン(エオーロ・コメタ、イギリス)
114 マルトン・ディーナ(エオーロ・コメタ、ハンガリー)
115 ロレンツォ・フォルトゥナート(エオーロ・コメタ、イタリア)
116 フランチェスコ・ガヴァッツィ(エオーロ・コメタ、イタリア)
117 エドワルド・ラヴァージ(エオーロ・コメタ、イタリア)
118 サムエーレ・リーヴィ(エオーロ・コメタ、イタリア)

グルパマ・エフデジ

グルパマ・エフエジ ©︎ LaPresse

121 ルディ・モラール(グルパマ・エフデジ、フランス)
122 マッテオ・バディラッティ(グルパマ・エフデジ、スイス)
123 アントワーヌ・デュシェーヌ(グルパマ・エフデジ、カナダ)
124 シモン・グリエルミ(グルパマ・エフデジ、フランス)
125 セバスティアン・ライヒェンバッハ(グルパマ・エフデジ、スイス)
126 ロマン・シーグル(グルパマ・エフデジ、フランス)
127 アッティラ・ヴァルテル(グルパマ・エフデジ、ハンガリー)
128 ラルス・ファンデンベルフ(グルパマ・エフデジ、オランダ)

アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ

アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ ©︎ Lapresse

131 ヤン・ヒルト(アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ、チェコ)
132 クイントン・ヘルマンス(アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ、ベルギー)
133 ウェスリー・クレダー(アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ、オランダ)
134 リカルド・ミナーリ(アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ、イタリア)
135 アンドレア・パスクアロン(アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ、イタリア)
136 シモーネ・ペティッリ(アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ、イタリア)
137 レイン・タラマエ(アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ、エストニア)
138 タコ・ファンデルホールン(アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ、オランダ)

イスラエル・スタートアップネイション

イスラエル・スタートアップネイション ©︎ LaPresse

141 ダニエル・マーティン(イスラエル・スタートアップネイション、アイルランド)
142 パトリック・ベヴィン(イスラエル・スタートアップネイション、ニュージーランド)
143 マティアス・ブレンドレ(イスラエル・スタートアップネイション、オーストリア)
144 ダヴィデ・チモライ(イスラエル・スタートアップネイション、イタリア)
145 アレッサンドロ・デマルキ(イスラエル・スタートアップネイション、イタリア)
146 アレックス・ドーセット(イスラエル・スタートアップネイション、イギリス)
147 クリスツ・ニーランズ(イスラエル・スタートアップネイション、ラトビア)
148 ガイ・ニーブ(イスラエル・スタートアップネイション、イスラエル)

チーム ユンボ・ヴィスマ

ユンボ・ヴィスマ ©︎ LaPresse

151 ジョージ・ベネット(チーム ユンボ・ヴィスマ、ニュージーランド)
152 エドアルド・アッフィニ(チーム ユンボ・ヴィスマ、イタリア)
153 クーン・ボウマン(チーム ユンボ・ヴィスマ、オランダ)
154 ダヴィド・デッケル(チーム ユンボ・ヴィスマ、オランダ)
155 トビアス・フォス(チーム ユンボ・ヴィスマ、ノルウェー)
156 ディラン・フルーネウェーヘン(チーム ユンボ・ヴィスマ、オランダ)
157 パウル・マルテンス(チーム ユンボ・ヴィスマ、ドイツ)
158 ヨス・ファンエムデン(チーム ユンボ・ヴィスマ、オランダ)

ロット・スーダル

ロット・スーダル ©︎ LaPresse

161 カレブ・ユアン(ロット・スーダル、オーストラリア)
162 ジャスパー・デブイスト(ロット・スーダル、ベルギー)
163 トーマス・デヘント(ロット・スーダル、ベルギー)
164 コービー・ホーセンス(ロット・スーダル、ベルギー)
165 ロジャー・クルーゲ(ロット・スーダル、ドイツ)
166 トーマス・マルチンスキー(ロット・スーダル、ポーランド)
167 ステファノ・オルダーニ(ロット・スーダル、イタリア)
168 ハーム・ファンフック(ロット・スーダル、ベルギー)

モビスター チーム

171 マルク・ソレル(モビスター チーム、スペイン)
172 ダリオ・カタルド(モビスター チーム、イタリア)
173 マッテオ・ヨルゲンソン(モビスター チーム、アメリカ)
174 ネルソン・オリヴェイラ(モビスター チーム、ポルトガル)
175 アントニオ・ペドレロ(モビスター チーム、スペイン)
176 エイネルアウグスト・ルビオ(モビスター チーム、コロンビア)
177 アルベルト・トレス(モビスター チーム、スペイン)
178 ダヴィデ・ヴィレッラ(モビスター チーム、イタリア)

チーム バイクエクスチェンジ

チーム バイクエクスチェンジ ©︎ LaPresse

181 サイモン・イェーツ(チーム バイクエクスチェンジ、イギリス)
182 マイケル・ヘップバーン(チーム バイクエクスチェンジ、オーストラリア)
183 クリストファー・ユールイェンセン(チーム バイクエクスチェンジ、デンマーク)
184 タネル・カンゲルト(チーム バイクエクスチェンジ、エストニア)
185 キャメロン・マイヤー(チーム バイクエクスチェンジ、オーストラリア)
186 ミケル・ニエベ(チーム バイクエクスチェンジ、スペイン)
187 ニック・シュルツ(チーム バイクエクスチェンジ、オーストラリア)
188 カラム・スコットソン(チーム バイクエクスチェンジ、オーストラリア)

チームDSM

チームDSM ©︎ LaPresse

191 ジャイ・ヒンドレー(チームDSM、オーストラリア)
192 ニキアス・アルント(チームDSM、ドイツ)
193 ロマン・バルデ(チームDSM、フランス)
194 ニコ・デンツ(チームDSM、ドイツ)
195 クリス・ハミルトン(チームDSM、オーストラリア)
196 マックス・カンター(チームDSM、ドイツ)
197 ニコラス・ロッシュ(チームDSM、アイルランド)
198 マイケル・ストーラー(チームDSM、オーストラリア)

チーム クベカ・アソス

チーム クベカ・アソス ©︎ LaPresse

201 ジャコモ・ニッツォーロ(チーム クベカ・アソス、イタリア)
202 ヴィクトール・カンペナールツ(チーム クベカ・アソス、ベルギー)
203 キリアン・フランキーニー(チーム クベカ・アソス、スイス)
204 ベアトヤン・リンデマン(チーム クベカ・アソス、オランダ)
205 ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(チーム クベカ・アソス、イタリア)
206 マウロ・シュミット(チーム クベカ・アソス、スイス)
207 マキシミリアン・ヴァルシャイド(チーム クベカ・アソス、ドイツ)
208 ルーカス・ヴィシニオウスキー(チーム クベカ・アソス、ポーランド)

トレック・セガフレード

トレック・セガフレード ©︎ LaPresse

211 ヴィンチェンツォ・ニバリ(トレック・セガフレード、イタリア)
212 ジャンルーカ・ブランビッラ(トレック・セガフレード、イタリア)
213 ジュリオ・チッコーネ(トレック・セガフレード、イタリア)
214 クーン・デコルト(トレック・セガフレード、オランダ)
215 アマヌエル・ゲブレイグザブハイアー(トレック・セガフレード、エリトリア)
216 バウケ・モレマ(トレック・セガフレード、オランダ)
217 ジャコポ・モスカ(トレック・セガフレード、イタリア)
218 マッテオ・モスケッティ(トレック・セガフレード、イタリア)

UAEチームエミレーツ

UAEチームエミレーツ ©︎ LaPresse

221 ダヴィデ・フォルモロ(UAEチームエミレーツ、イタリア)
222 ヴァレリオ・コンティ(UAEチームエミレーツ、イタリア)
223 アレッサンドロ・コーヴィ(UAEチームエミレーツ、イタリア)
224 ジョセフロイド・ドンブロウスキー(UAEチームエミレーツ、アメリカ)
225 フェルナンド・ガビリア(UAEチームエミレーツ、コロンビア)
226 フアン・モラノ(UAEチームエミレーツ、コロンビア)
227 マキシミリアーノ・リケーゼ(UAEチームエミレーツ、アルゼンチン)
228 ディエゴ・ウリッシ(UAEチームエミレーツ、イタリア)

ジロ・デ・イタリア2021 コースプレビュー

58日 第1ステージ トリノ~トリノ 8.6km個人タイムトライアル ★★

3週間の戦いの幕開けは、短距離個人タイムトライアル。トリノの中心部にあるカステッロ広場をスタートし、市街地を抜けてからはポー川に沿ってヴァレンティーノ公園を通過。いくぶんのアップダウンを経て、後半は平坦路を突き進む。トップは平均時速55km超と主催者予想。

レース結果はこちら

59日 第2ステージ ストゥピニージ(ニケリーノ)~ノバラ 179km(平坦) ★★

中盤に4級山岳を含む小さな丘越えが待つ以外は全体通してフラットなレイアウト。特に後半は、道幅の広さも関係してハイスピードで進行しそうだ。最終局面は、いくつかのラウンドアバウトをクリアし、残り1.5kmの右コーナーを抜ければ、あとはフィニッシュまで一直線だ。

510日 第3ステージ ビエッラ~カナーレ 190km(丘陵) ★★★

中盤以降、3級と4級のカテゴリー山岳が連続して登場。フィニッシュ前約15kmには山岳にカテゴライズされないながらも最大勾配15%の上りが待ち受け、レース展開に影響を与えることも考えられる。これをきっかけに、終盤も断続的に勾配10%を超える短い上りが控える。

511日 第4ステージ ピアチェンツァ~セストラ 187km(丘陵) ★★★

中盤以降は大小のアップダウンの繰り返し。なかでもポイントとなるのは、この日最後のカテゴリー山岳となる2級のコッレ・パッセリーノ。4.3kmで標高差422m、平均勾配9.9%、そして中腹を前に最大勾配16%の上りで、集団の人数は絞り込まれそう。頂上からフィニッシュまでは約2.5kmで、残り750m地点から500mにわたる石畳区間も控える。

512日 第5ステージ モデナ~カットリーカ 177km(平坦) ★

オールフラットといえる完全平坦ステージ。レースの流れを大幅に変化させるような要素はほぼ見当たらない。スプリント勝負となることが濃厚だが、残り3kmからの鋭角の左コーナー3つ、右コーナー1つが主導権争いにどう作用するか。最終コーナーを抜けると、フィニッシュまでは900mだ。

513日 第6ステージ グロッテ・ディ・フラサッシ~アスコリ・ピチェノ(サン・ジャコモ) 160km(丘陵) ★★★

プロトンはアペニン山脈へ。中盤2つのカテゴリー山岳を越えてから一度長い下りをこなす。そして向かうは今大会最初の頂上フィニッシュとなる2周山岳サン・ジャコモへ。登坂距離15.5km、平均勾配6.1%の上りは、フィニッシュ前約5kmで最大勾配10%に到達。ただ、上り全体を通して急激な変化がないこともあり、総合狙いの選手たちは無難にクリアできるはずだ。

514日 第7ステージ ノタレスコ~テルモリ 181km(平坦) ★★

途中内陸部の丘陵地帯を行くが、コース全体では平坦基調。長い時間海岸線を走るが、フィニッシュ前2kmから市街地へ入り、幾分テクニカルに。さらに残り1.7kmでは勾配12%の上りも。これをきっかけにフィニッシュまで上り基調で、スプリンターの脚を試すフィナーレとなりそうだ。

515日 第8ステージ フォッジア~グアルディア・サンフラモンディ 170km(丘陵) ★★★

再びアペニン山脈へと戻るプロトン。2つのカテゴリー山岳に加え、無印の登坂区間も待ち受ける。後半に入って2級山岳ボッカ・デッラ・セルヴァを越えて、約40kmのダウンヒル。そしてグアルディア・サンフラモンディへ向けて4級山岳を駆け上がる。残り約2.5kmで最大11%となり、その後はフィニッシュにかけて徐々になだらかになっていく。

516日 第9ステージ カステル・ディ・サングロ~カンポ・フェリーチェ(ロッカ・ディ・カンビオ) 158km(山岳) ★★★★

大会前半のヤマ場となる1日。レース距離こそ短めだが、カテゴリーの有無問わず7つの上りが詰め込まれた。難度の高い上りが連続する後半は、2級のオヴィンドーリから勝負は本格化することだろう。無印のロッカ・ディ・カンポを越えて、最後は今大会最初の1級山岳となるカンポ・フェリーチェ。6kmの上りは平均勾配こそ6%だが、残り3kmを前に約1300mの長いトンネルがあり、これをクリアしたと思ったら今度は1.6kmに及ぶグラベル(未舗装)区間。ここだけ見ると平均8.8%で最大勾配14%の急坂。これを上らない限りフィニッシュできない大トリデ。マリアローザ争いに大きな変化があることは必至だ。

517日 第10ステージ ラクイラ~フォリーニョ 139km(平坦) ★★

1週の最終日は、ロードレースステージでは最短距離。2009年の大地震で被害を受けたラクイラをスタートし、いくつかの小さな丘を越えながらフィニッシュを目指す。難易度が低めに設定されており、スプリント勝負が予想されるが、残り1kmに前後してやってくるいくつかのコーナーは要注意。最後の500mは緩やかな右カーブとなっており、スプリントでの位置取りも重要だ。

 

519日 第11ステージ ペルージャ~モンタルチーノ 162km(丘陵) ★★★★

休息日明けからハードなステージがやってくる。2500m近い獲得標高もさることながら、選手たちの行く手に待つのは4カ所のグラベル(未舗装)区間。それぞれの距離は、9.1km13.5km7.6km5km。総距離35.2kmにも及び、晴れれば砂埃が舞い、雨となれば泥が飛び交う地獄絵図に。トラブルが起きようものなら、集団復帰に困難を極めそうだ。最終盤は3級山岳を上り、一度下ってから勾配12%・250mのパヴェ(石畳)登坂を経てやっとフィニッシュを迎える。

520日 第12ステージ シエナ~バーニョ・ディ・ロマーニャ 212km(丘陵) ★★★★

イタリア自転車界の英雄、ジーノ・バルタリの故郷・ポンテエマ、アルフレド・マルティーニの故郷であるセスト・フィオレンティーノをそれぞれ前半に通過。レース中盤でアペニン山脈へと“帰還”する。2級と3級のカテゴリー山岳が合わせて4つあるが、いずれも難易度はさして高くない。一時的に急坂があるが、レース展開には大きく影響しないはず。最後の登坂区間である3級のパッソ・デル・カルナイオ頂上からフィニッシュまでは9.4km。短い下りを経て、最後の5kmは平坦になる。

521日 第13ステージ ラベンナ~ベローナ 198km(平坦) ★

実は残り数少ない平坦ステージ。この日を終えると、次は第18ステージまでスプリントチャンスはない。しかも、それも終盤の丘越えがあるため、純粋なスプリントステージはこれが最後となる可能性が高い。ポイント賞「マリアチクラミーノ」に関係しない選手は、このステージで“帰宅”するかもしれない。最終局面もイージーで、ハイスピード決戦となりそうだ。

522日 第14ステージ チッタデッラ~モンテ・ゾンコラン 205km(山岳) ★★★★★

いよいよ、アルプス山脈での山岳決戦が始まる。ドロミテ山塊に足を踏み入れるこの日、狙うところはいたってシンプル。中盤を過ぎて2級山岳フォルチェッラ・ディ・モンテ・レスト(登坂距離10.5km、平均勾配5.9%、最大12%)を越えれば、あとはモンテ・ゾンコランに集中できる。登坂距離14.1km、平均勾配8.5%の上りは、最後の3kmで緩急の波が激しくなる。残り1kmを切って最大勾配27%のポイントを迎え、500mにも及ぶ22%区間も。マリアローザ争いの形勢は急速に変化を見せることになる。

523日 第15ステージ グラード~ゴリツィア 147km(丘陵) ★★★

しばしワンウェイルートを進み、中盤からは4級山岳ゴルニェ・セロボ(登坂距離1.7km、平均勾配8.5%、最大勾配15%)を含む周回コースへ。一時的に隣国スロベニアに入国しながら、31kmのルートを2周半。その後はフィニッシュに向け周回コースを離れ、残り3kmでは無印の登坂を経ての最終局面。最後の1kmにはパヴェも潜んでいる。

524日 第16ステージ サチレ~コルティナ・ダンペッツォ 212km(山岳) ★★★★★

2週最終日は、ドロミテ山塊をめぐる今大会のクイーンステージ。レース距離は200kmを越え、標高2000m超の山岳を3つ上る。獲得標高は5700mに達し、マリアローザをかけた戦いにふさわしい舞台が用意された。序盤に1級山岳ラ・クロセッタで脚を慣らして、後半から本格山岳へ。1級山岳パッソ・フェダイア(登坂距離14km、平均勾配7.6%、最大勾配18%)で戦いの火ぶたが切って落とされると、今大会最高標高地点「チーマ・コッピ」となる標高2239mのパッソ・ポルドイ(11.8km6.8%、10%)へ。ただ、“本番”は次に迎える1級山岳パッソ・ジャウ(9.9km9.3%、14%)だろう。10%級の勾配がひたすら続くこの上りで、誰がトップ争いから抜け出せるか。標高2233mの頂上を越えると、フィニッシュまで約17kmを下る。最後は400mほどのパヴェも。

526日 第17ステージ カナツェーイ~セーガ・ディ・アーラ 193km(山岳) ★★★★

いよいよ第3週。その初日も本格的な山岳ステージ。3級山岳を挟みながらいったん平地へと降りて、終盤から改めて山へとアタック。1級山岳パッソ・ディ・サン・ヴァレンティーノは登坂距離14.8km、平均勾配7.8%。最大では14%で、全体的には8%前後の勾配が続く。再度の下りを経て、最後は1級山岳セーガ・ディ・アーラの頂上フィニッシュを目指す。登坂距離11.2km、平均勾配9.8%、17%と最も厳しい区間を含む断続的な急勾配が集団をふるいにかける。マリアローザ争いに動きが起きても不思議ではない難コースだ。

527日 第18ステージ ロベレト~ストラデッラ 231km(平坦) ★★

今大会の最長ステージ。平坦にカテゴライズされるが、問題は残り35kmからの連続する丘越えだ。最後の丘からフィニッシュまでは5.3km。スプリンターチームがうまくレースをコントロールできるかが、ステージ優勝争いのカギとなる。

528日 第19ステージ アッビアテグラッソ~アルペ・ディ・メーラ(ヴァルセズィア) 176km(山岳) ★★★★

運命の山岳最終2連戦。この日はまず、1級山岳モッタローネ(登坂距離15.4km、平均勾配6.7%)を上る。道幅が狭く、直後の下りもテクニカルだ。ベルバニア湖を見ながら中盤を過ぎ、3級山岳もクリアしたら、目指すは最後の上りとなる1級のアルペ・ディ・メーラ(9.7km9%)へ。ジロ初登場の山岳は、九十九折りの連続。中腹から10%級の勾配が続き、残り3kmを前に最大勾配14%に。フィニッシュに向け我慢比べとなりそうだ。

529日 第20ステージ ベルバニア~アルペ・モッタ(ヴァッレ・スプルーガ) 164km(山岳) ★★★★★

今大会最後の山岳ステージ。序盤に隣国スイスに入国し、中盤から山岳区間へ。1級山岳パッソ・サン・ベルナルディーノ(登坂距離23.7km、平均勾配6.2%)を上って、すぐに1級山岳シュプリューゲンパス=パッソ・デッロ・スプルガ(8.9km7.3%)へと続く。頂上でイタリアへと戻ると、その後はテクニカルなダウンヒル。ついに迎える最後の上りは、1級のアルペ・モッタ。登坂距離7.3km、平均勾配7.6%で、途中7カ所にトンネルが点在。フィニッシュ前2.3kmは最大13%を含む10%級の急勾配だ。加えて、その直前に置かれる中間スプリントポイントは、マリアローザを目指すうえで大事なボーナスとなるはず。大会最終を前に、個人総合争いの行方はいかに。

530日 第21ステージ セナーゴ~ミラノ 30.3km個人タイムトライアル ★★★

大会最終日の個人タイムトライアルは、ステージ優勝争いとともにマリアローザの持ち主を変える大きな影響をもたらしてきた。昨年を含め過去10年間で3回の大逆転劇が生まれている。タイムトライアルを苦手とする選手は、前日までに大勢を決しておかないと取り返しのつかないことになる。コースは平坦だが、残り1kmを切って3つの鋭角コーナーとパヴェが控える。そして全選手が走り切ったとき、第104回大会の王者が決定する。

大会公式WEBサイト
https://www.giroditalia.it/en/

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