サイクルウェアでおしゃれしよう!初心者にはカジュアルコーデがおすすめ
FUNQスタッフ
- 2022年08月20日
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ピッタリと体にフィットするサイクルウェア。初めて着る方には体のラインがハッキリわかることや、ちょっとガチな感じに見えることに抵抗がある人も多いのではないでしょうか。
じつはサイクルウェアとしての機能はそのままに、タウンユースできるくらいカジュアルなサイクルウェアも存在します。サイクルウェア特有の派手なデザインに抵抗感のあるサイクリストや、始めたばかりの初心者にはカジュアルコーデがおすすめです。また、フィット感の高いサイクルウェアにもさまざまなデザインがあり、愛車の雰囲気や色に合わせておしゃれを楽しむこともできます。
今回はサイクルウェアの基本機能や季節ごとの着こなし、選ぶ際のポイントを紹介します。上手に着こなしてサイクルウェアでおしゃれをしてみませんか?
サイクルウェアを買うか悩んでいる方へ
街中のちょっとした移動や近所をサイクリングする程度ならばサイクルウェアを着る必要性はありません。しかしロードバイクやクロスバイクなどのスポーツバイクで少し長めの距離を走ったり、軽快にサイクリングを楽しんだりするにはサイクルウェアがあるとより快適です。ここではサイクルウェアを買うか悩んでいる方へ、その特徴とメリットを解説します。
サイクルウェアは一般的なスポーツウェアと違い、ぴったりと体にフィットさせます。まるでプロレーサー用のように見えますが、スポーツとしてサイクリングを楽しむためにも最適なデザインなのです。タイトなフィットは主に走行中の空気抵抗を軽減して速度を維持しやすくすることが目的です。速度が上がるとそれだけ空気抵抗も増え、ペダルを踏むにも力が必要になるので、ウェアがバタつくと無駄な疲労が増してしまうのです。また、ぴったりと体に密着することで体の動きの邪魔にならず、肌への擦れも防止します。
スポーツバイクはシティサイクルと違い、お尻にダイレクトに振動を受けるため、その負担を軽減するためにパッド付きの専用パンツを着用します。縫い目にも配慮されているので、長時間のサイクリングでも快適に走れるようになっています。
どうでしょうか。これだけでもサイクルウェアを着る意味があると思いませんか? そのほかにもサイクルウェアならではの機能はたくさんあります。次はサイクルウェアの機能について解説していきます。
サイクルウェアの機能
一般的なスポーツウェアにも伸縮性や吸汗・速乾機能を備えたものがありますが、さまざまなスポーツ・エクササイズにも対応できるはずです。一方、サイクルウェアは自転車に乗る人のために作られており、自転車のタイプや用途に合わせて設計されています。どんな特徴があるのか、サイクルウェアの機能を見ていきましょう。
前傾姿勢にフィットするつくり
スポーツバイクは程度の差こそあるものの、乗ったときに必ず前傾姿勢になります。
サイクルウェアはこの姿勢を前提に背面の丈が長く作られているため、腰や背中が出てしまうことがありません。裾にはずり上がりにくいようにゴムやシリコンのストッパーが付いています。またハンドルを握りやすいよう、腕部分が立体裁断されていて、前傾姿勢をとったときに動かしやすい作りになっています。
吸汗速乾&防寒機能
通気性と吸汗速乾性の高い素材で作られている初夏用サイクルウェアは、汗を素早く吸収し乾かすことにより肌への張り付きをおさえ、体温上昇を軽減。快適な着心地も提供します。
いっぽう気温の低い時期には、冷たい空気の侵入を防ぐ防風素材や裏毛素材を採用した秋冬用ウェアがおすすめ。基本高い保温性により防寒機能に優れていて、汗で体が冷えないように脇や背面に熱を逃すベンチレーションの仕組みを備えたものもあります。
このようにサイクルウェアはさまざまな素材でオールシーズン快適にサイクリングできるように作られています。
バックポケットがある
サイクルウェアの特徴のひとつとして、背中に設けられたバックポケットがあります。ロードバイクなどのスポーツバイクは軽快に速く走るためのものなので、荷物を積む仕組みをあまり備えていないものが多いです。そのためウェア背面にバックポケットがあり、携帯電話、財布、ウインドブレーカーなどの携行品を収納できます。
ポケットは3個付いているのが一般的で、伸縮性のある素材のおかげで収納力はかなり高く、走行中に中の物が落ちてしまうようなことはほとんどありません。
日焼け対策
春から秋の紫外線が強い季節には日焼け対策が必要です。日焼け止めを塗ることも効果的ですが、サイクリング中は汗をかくため塗り直しが大変。春夏サイクルウェアの多くはUVカット素材で作られ、ある程度日焼け対策が可能です。腕や脚に付ける専用のUVカバーと組み合わせればより効果的です。ウェアのなかにはロングスリーブタイプやタイツタイプもあるので、UVカバーにありがちなずり下がりの心配もありません。
顔や首にはフェイスカバーやネックガードがあります。前傾姿勢を考慮して顔側が長めになっており、路面からの照り返しで首・顎を日焼けから守ります。
サイクルウェアの種類
サイクルウェアの種類は非常に多く、いわゆる「サイクルジャージ」といわれるものを基準に、ウインドブレーカーやジャケットなどのアウターウェア、サイクルジャージの内側に着用するインナーウェア、腕や脚に付けるカバーなどがあります。
快適なウェアで走るためには、用途やシーズンによって素材や特性で使い分けていくことが不可欠です。しかしスポーツバイクに乗り始めたばかりの初心者だと、着たことがないものばかりで適切な判断が難しいと思います。ここからは夏・冬を基準としたサイクルウェアの着合せと、あると便利なグッズを紹介します。
夏のサイクルウェアの基本
夏のサイクルウェアの基本は、半袖のサイクルジャージとビブショーツまたはショーツ、通称レーパン(=レーシングパンツの略)の組み合わせです。
半袖ジャージ
トップスで最も出番の多い半袖ジャージは通気性が高く吸汗速乾素材を使用していて、インナーウェアや腕・脚のカバーなどで調整すれば冬以外のほとんどで使えます。
■KAPELMUUR 半袖ジャージ ベルギーライン テラコッタ
ビブショーツ/ショーツ(レーパン)
半袖ジャージと同じように着る機会が多いボトムスのことで、お尻が触れる部分にはパッドが付いています。肩ひものあるビブショーツと、肩ひものないショーツがあります。ビブショーツは肩ひもがあるためずれにくく腹部の締め付けがありませんが、トイレの時など着脱に手間がかかります。ショーツは肩ひもが無いため手軽に履くことができ、トイレで困ることもありません。
■パールイズミ サイクルジャージ T220-3DR メンズ
ショートフィンガーグローブ
スポーツバイクに乗るなら専用グローブの着用が強く勧められます。手の疲れやしびれ、汗滑りなどを防ぐのはもちろん、走行時に転倒し思わず手を付いてしまうときでも、手のケガ防止になってくれます。
■パールイズミ アンバウンド グローブ
インナーウェア
ジャージの内側に着るインナーウェア。夏用なら通気性のいいメッシュ素材のものを着用しましょう。インナーを併用することでジャージの吸汗速乾効果が高まります。女性用にスポーツブラと一体化したスポーツインナーもあり、重ね着によるムレや動き難さを解消します。
■GLG 高機能アンダーウエア TEAM BC アンダー
■パールイズミ メッシュアンダーブラ
冬のサイクルウェアの基本
長袖のサイクルジャージとビブタイツまたはタイツが基本で、素材そのものや厚さの違い、インナーウェアの種類を気温によって組み合わせながら使い分けます。
長袖ジャージ
冬をメインに秋ごろから春先まで使えます。インナーウェアとアウターウェアの組み合わせで対応できる気温に幅を持たせた使い方ができます。
■SHIMANO(シマノ) CYCLE WEAR 2017 サーマル ウインタージャージ
ジレ
ベストとも呼ばれます。体幹部の防風効果がメインとした一着ですが、保温性もあり、1枚持っていると非常に便利なウェアです。
■パールイズミ ストレッチ ウインドシェル ベスト
ウインドジャケット
ウインドブレーカーとも呼ばれます。多くは薄手の防風ジャケットで、たたむとコンパクトになり、ジャージのバックポケットに入れられます。朝夕の気温変化や、上り・下りの走行変化などサイクリング中の状況に合わせて着脱しながら使います。
■BBB ウィンターレインジャケットベースシールド XL ネオンイエロー BBW-148
ウィンタージャケット
冷気を通しにくい厚手の防風シェルジャケットで、厳しい寒さとなる真冬のサイクリングには欠かせません。高い保温効果を持っているものが多いです。
■パールイズミ ウインドブレーク ジャケット メンズ
ビブタイツ
ロングタイプのビブパンツ。夏用のタイツとは異なり、裏起毛なので高い保温性があります。肩ひも部分がお腹と背中もカバーするので、身体の芯部を冷やしません。
■シマノ(SHIMANO) ウインタータイツ 秋冬用サイクリングウェア
長袖ベースレイヤー
高い保温性をもち体を暖かく保つインナー。また速乾性にも優れ、汗による冷えも軽減します。なるべく体にフィットしたものを選ぶのがポイントです。
■パールイズミ サイクルウェア 181 コンフォヒート ロングスリーブ メンズ
ロングフィンガーグローブ
夏用と同様に手を守るフルフィンガータイプのグローブ。内側の起毛の有無や中綿の厚みによってバリエーションがあり、厳冬期に対応できます。近年は親指や人差し指でスマホ操作できるものがほとんどです。
■ROCKBROS サイクルグローブ
■finetrack エバーブレスウィンタートレイルグローブ
シューズカバー
シューズの上から被せ、防風や防水性能を追加できるウェアです。自転車用シューズは通気性のよいものが多く、冬場には足が冷えるので末端の防寒に不可欠です。
■Fizik WINTER ウォータープルーフ シューズカバーロード用
あると便利なもの
サイクリングに出かける機会が増えてくると、紹介した着回しだけでは対応できない状況が出てきます。そんなときにあると便利なものを紹介します。
アームカバー
半袖ジャージと組み合わせて使います。夏場用の日焼け防止を目的としたUVアームカバーや、春・秋の防寒を目的としたアームウォーマーがあります。
■reric レリック アームウォーマー
レッグカバー
アームカバーと同様に日焼け防止のUVレッグカバー、防寒のレッグウォーマーがあります。ビブショーツやショーツと組み合わせて使用します。
■BBB レッグウォーマー
ニーウォーマー
タイツやレッグウォーマーではちょっと暑いかなというときに、膝下までをカバーするウォーマーです。
■シマノ バーテックスニーウォーマー
キャップ
頭部を冷えから守ったり、汗を吸収したりするための帽子です。雨天走行時に視界を確保する役目も果たします。ヘルメットの下に被るため浅くて小さめです。
■TARO WORKS サイクリング インナーキャップ
ネックウォーマー
首や顔を冷気から守りつつ、首元からの風の侵入を防ぐネックウォーマー。高級なモデルは口元を覆っても息がしやすくなる構造になっています。
サイクリングソックス
速乾性で足へぴったりとフィットします。通常のソックスより薄手でペダルへの入力をダイレクトに感じられるようになっています。
■パールイズミ クールネス ソックス メンズ 46
サイクルスカート
ショーツやタイツの上に履く女性用のスカートです。かわいいコーデを楽しんだり、体のラインを隠したりすることもできます。
■カペルミュール サイクリング フレアスカート ブラック×グレー
初心者にもおすすめできるカジュアルなサイクリングウェア
フィット感重視のサイクルウェアが恥ずかしく、そのままの姿で街中を走ったり、カフェに入ったりすることに抵抗を感じる方もいるでしょう。ここではそんな初心者にもおすすめできるカジュアルなサイクリングウェアを紹介します。
■パールイズミ シティライド タウン ポロ
ポロシャツのような見た目ですが、サイクルウェアとしての吸汗速乾性、バックポケットも装備していて、機能面ではサイクルジャージとほとんど違いはありません。フィット感はややゆるめに設定しています。
パッド付きハーフパンツ。吸汗速乾性を備えたストレッチ素材を採用。ややスリムなシルエットでペダリングを妨げず、街乗りだけでなくサイクリングまで対応できます。
このように街中でも過ごしやすいカジュアルでおしゃれなサイクルウェアがほかにもたくさんあります。また、目的地で着替えの必要がないため、荷物を極力減らしたいツーリングや自転車キャンプなどにもぴったりです。
ステムデザイン×バイシクルクラブとのコラボモデル
■ペダリングカーゴショーツ
国産サイクルウエアブランド「ステムデザイン」とバイシクルクラブのコラボレーションアイテムとなるサイクルショーツ。自転車用でありながら、それ以外のあらゆるアウトドアテイストを加えた自転車×アウトドアなパンツです。下記GOOD LIFE GOODSでのみ購入できます。
サイクルウェアを選ぶ際のポイント
ここまで紹介したようにサイクルウェアにはさまざまな種類があり、色やデザインも豊富です。ここではサイクルウェアを選ぶ際のポイントを紹介します。
サイクルウェアは空気抵抗をおさえるためにタイトでぴったりフィットするように作られていることがほとんどです。ストレッチ性も非常に高く、普通の服を選ぶときとは異なるサイズ基準になるかもしれません。
さらに、サイクルウェアはメーカーによって同じサイズでも大きさが違うことがほとんどです。特にアジア向けサイズの展開を行っていない海外ブランドのものは、日本のブランドウェアより1サイズ小さいモデルを選んだほうがいいということもよありえます。つまり、サイクルウェアのサイズ選びで失敗しない一番のコツは、やはり実際にショップで試着してから購入することです。
色は好みで構いませんが、身体全体のカラーリングとして2〜3色くらいに抑えるとまとめやすくて無難です。ハイスピードなロングライドやレースなどのスピード志向か、街中サイクリングやミニツーリングなどのノンビリ志向なのかなど、自分のスタイルや走り方に合わせるのが、効率的かつおしゃれなコーディネイトといえるでしょう。ウェアとバイクのカラーをそろえるのもひとつの手です。
サイクルウェアで快適で楽しいサイクルライフを!
いろいろとサイクルウェアについて紹介してきましたが、いかがだったでしょうか? 自分で着るウェアなので好みを優先して選ぶことが一番の正解です。ヘルメットからジャージ、ソックス、シューズまでトータルで考えながら選ぶのは楽しいですよ! そして、なによりお気に入りのサイクルウェアで走るのは最高に気分が上がります! 快適で楽しいサイクルライフの一助となるはずです。
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