
デザインも機能性もいい!注目の電動アシスト自転車 おすすめ12選

FUNQ
- 2025年04月23日
INDEX
街なかで見かける機会が増えてきた電動アシスト自転車。その姿は従来の自転車とは一線を画し、スタイリッシュでモダンな印象を与えます。しかし、その魅力は外見だけではありません。電動アシスト自転車は、私たちの日常生活を豊かにする乗り物です。
注目の電動アシスト自転車は?
電動アシスト自転車とは、簡単に言えば、人力でペダルをこぐ際に電動モーターがアシストしてくれる自転車のこと。日本では道路交通法上、「人の力を補うため原動機を用いるもの」と定義されています。この「補う」という点が重要で、完全に電動で走行するわけではなく、あくまでも人力走行をサポートする仕組み。こぎ出しから適宜アシストされ、法律で定められた基準により、時速24km以上でアシストが停止するようになっています。また以下のような基準もあります。
- 時速10km未満ではアシスト力は、人力に対して最大で1:2であること
- 時速10km以上24km未満では、走行速度が上がるほどアシスト比率が徐々に減少すること
電動アシスト自転車の中で、街乗り用として注目を集めているのが、「ファットバイク」「小径車」「クロスバイク」といったカテゴリー。ファットバイクは太い車輪が特徴で、安定性と走破性に優れています。小径車は見た目に好まれるデザインで、小さな車輪を採用しているため、コンパクトで取り回しやすいのが魅力。クロスバイクは街乗りからちょっとしたスポーツライドまで幅広く対応できます。これらのカテゴリーに電動アシスト機能が加わることで、より快適で楽しい自転車ライフが実現できるようになりました。
電動アシスト自転車を日常で使うメリット
電動アシスト自転車は、単なる移動手段を超え、環境への配慮、健康増進、そして新しいライフスタイルの提案など、その可能性が広がる乗り物です。単にラクに走れるということだけではありません。電動アシスト自転車を日常的に使用することで得られるおもなメリットについて詳しく見ていきましょう。
快適な移動
坂道や長距離の走行、重い荷物を積んでの移動など、通常の自転車では負担が大きい場面でも、電動アシストのおかげで楽々と走行でき、自転車での行動範囲が大幅に広がります。たとえば、通勤時に少し遠回りして景色の良いルートを選んだり、週末には遠出のサイクリングを楽しんだり。また、高齢者や体力に自信のない方でも、気軽に自転車を利用できるようになるため、活動的なライフスタイルを送れるようになります。
環境への貢献
電動アシスト自転車は、環境にやさしい移動手段。電気で動くとはいえ、その消費電力は非常に小さく、充電に必要な電力もわずか。一般的な電動アシスト自転車のバッテリーをフル充電するのに必要な電力は約0.3kWh程度で、これは一般家庭の1日の電力消費量のわずか3%程度。自動車やオートバイと比較すると、CO2排出量は圧倒的に少なく、大気汚染の原因となる排気ガスも出しません。都市部での渋滞緩和にも貢献し、結果として街全体の環境改善にもつながります。日常の移動手段を電動アシスト自転車に切り替えることで、個人レベルでも地球環境保護に大きく貢献できます。
健康増進
電動アシスト自転車は、モーターがアシストしてくれるからといって、まったく運動にならないわけではありません。むしろ、適度な運動を継続的に行うのに最適な乗り物といえます。電動アシストは、あくまでもペダルをこぐ力をサポートするもの。つまり、ユーザー自身も適度に体を動かす必要があります。無理なく継続的な有酸素運動を行うことができ、心肺機能の向上や筋力維持、ダイエット効果なども期待大です。とくに、普段運動する機会の少ない方や、高齢者にとっては、日常的な移動のなかで自然と運動ができるという点で非常に有益です。また、アシスト力を調整することで、その日の体調や目的に合わせて運動強度を変えることもできます。
経済性
初期投資は通常の自転車より高くなりますが、長期的に見ると電動アシスト自転車は非常に経済的な移動手段です。とくに自動車やバイクの代替として使用する場合、その効果は顕著。燃料費や駐車場代、車検・保険などの維持費を考えると、電動アシスト自転車の方がはるかに安上がりです。充電にかかる電気代も非常に安く、1回の充電で数十キロメートル走行でき、ランニングコストはほとんど無視できるレベルです。また、公共交通機関と比較しても、通勤や通学の定期代や乗車券代の節約になります。
時間の有効活用
都市部では、自動車での移動は渋滞に巻き込まれるリスクがありますが、電動アシスト自転車なら、渋滞の影響を大きく受けずに、予定どおりの時間に目的地に到着できる可能性が高いです。また、公共交通機関と比べても、時間の自由度が高いのが魅力。電車やバスの時刻表に縛られることなく、好きな時間に出発し、好きなルートを選んで移動できます。これにより、朝のゆとりある時間や、帰宅後の自由な時間を確保しやすくなります。
新しい発見と楽しみ
電動アシスト自転車に乗ることで、今まで気づかなかった街の魅力を発見できる可能性も。車窓からでは見逃してしまうような小さな店や、歩いていては遠すぎて行けなかったスポットなど、新しい発見の機会が増えるでしょう。また、友人や家族とのサイクリングを楽しむ機会も増えるかもしれません。電動アシストのおかげで、体力差を気にすることなくいっしょに走ることができるため、より多くの人とサイクリングを楽しめるようになります。
駐車の容易さ
自動車の場合、目的地付近の駐車場を探すのに時間がかかったり、高額な駐車料金を支払ったりする必要があります。一方、電動アシスト自転車なら、多くの場合、目的地のすぐ近くに駐輪することができます。都市部では自転車専用の駐輪場も増えています。また、小型で軽量なモデルであれば、折りたたんでオフィスや自宅に持ち込むこともできるでしょう。
ストレス軽減
電動アシスト自転車での移動は、自動車や公共交通機関を利用する場合と比べて、ストレスが少ないです。渋滞や混雑を気にする必要がなく、自分のペースで移動できるからです。さらに適度な運動と新鮮な外気に触れることで、心身のリフレッシュにも。通勤時の利用であれば、仕事前の気分転換や、仕事後のデトックス効果も期待できるでしょう。
スタイル別電動アシスト自転車おすすめ
使用目的、ライフスタイル、好みのデザインによって、最適な一台は人それぞれ異なります。主要なスタイル別に、おすすめの電動アシスト自転車をご紹介。「ファットバイク」「小径車」「クロスバイク」というキーワードに注目して、各カテゴリーの特徴と魅力的なモデルをピックアップしてみました。
1.見た目も走りもタフなファット&カーゴバイク系
ファットバイクは、極太のタイヤが特徴的な自転車。個性的な一台を求める方にぴったりです。安定性と走破性に優れており、悪路や雪道でも快適に走れます。SUV的でもあり、街中ではオシャレバイクのアイコンにもなっています。カーゴバイクタイプは、タフな積載力も魅力。街からアウトドアまで幅広いシーンで活躍する一台です!
おすすめモデル:
MATE Xは、スタイリッシュな電動アシスト自転車で、最大250Wのモーターを搭載し、最大で約80kmの走行が可能です。シンプルで洗練されたデザインに、20インチのホイールに極太タイヤと強力なディスクブレーキを備えており、都市部での移動に最適です。39万6000円
TERN ターン Quick Haul D8
PANASONIC パナソニック EZ
2.スタイリッシュなデザインの小径車系
小径車は、文字どおり車輪が小さい自転車。コンパクトで取り回しやすく、都市部での使用や、電車との併用、狭い住居での保管など、狭い場所での使用や収納に適しています。電動アシスト機能が加わることで、小さな車輪でも楽々と走行できるようになります。
おすすめモデル:
BENELL べネリ mini Fold 16
デザインセンスを感じる、コンパクトに折りたためる16インチホイールの電動自転車です。フロントハブにモーターが組み込まれており、最大80kmの走行が可能。軽量で、内装3段変速やアルミフレームを採用し、便利で快適な走行を実現します。21万2300円
バッグが収まるトップチューブ上のカゴなど、街乗りに最適なデザインと機能を兼ね備えた小径電動アシスト自転車です。内装3段変速、オートライト、フェンダーを標準装備し、最長72kmの走行が可能。スタイリッシュで快適な乗り心地を提供します。16万8000円
TERN ターン VEKTRON S10・N8
コンパクトな折りたたみ設計と高性能を兼ね備えています。Bosch製のドライブユニット、Active Line Plusシステムを搭載し、スポーティーで安定感のある走行を実現。充電時間2.5時間で最大100kmの走行が可能で、荷物運搬やファミリー共有にも対応する便利なモデルです。43万4500円
ADO アド Air 20 折りたたみ電動アシスト自転車
軽量でコンパクトな折りたたみ電動アシスト自転車です。250Wモーターを搭載し、最大約50kmの走行が可能。20インチのタイヤで安定性があり、狭いスペースでも収納可能です。街乗り通勤にも適した、便利でスタイリッシュなモデルです。16万9000円
3. クロスバイク系電動アシスト自転車
クロスバイクは街乗りから軽いスポーツライドまで幅広く対応できる汎用性の高さが魅力。ここに電動アシスト機能が加わることで、上り坂や向かい風が吹いてときにアシストしてくれ、より快適により遠くへ走りに行くことができます。
おすすめモデル:
ライトスポーツバイクタイプの電動アシスト自転車です。スポーティなデザインとダウンチューブバッテリーを搭載し、最大90kmの走行が可能。外装8段変速と700×38Cタイヤにより、快適な走行性能を提供します。充電時間は約4時間で、日常使いやフィットネスに最適です。19万5000円
インチューブバッテリーを採用しシンプルでスタイリッシュなデザインが魅力。シマノ製ドライブユニットを採用し、250Wのモーターを搭載で最大約100kmの走行が可能。油圧式ディスクブレーキを装備し、快適で安全な走行をサポートします。31万7900円
軽量な電動クロスバイクで、通勤、通学や街乗りに最適です。250Wモーターとリチウムバッテリーを搭載し、オートモードで105kmの走行が可能。7段変速を備え、快適な走行性能を提供します。シンプルなデザインと耐久性、価格の安さが特徴で学生にも人気のモデルです。17万4000円
THIRDBIKES サードバイクス FESMOTOR
BAFANG製のドライブユニットを搭載した電動アシストクロスバイクです。最大108kmの走行が可能で、外装7段変速を備えています。フレームデザインは、この価格帯ながらバッテリーインチューブタイプでスタイリッシュ。ディスクブレーキを装備し、安全で快適な走行を提供します。21万8900円
SPECIALIZED スペシャライズド VADO SL 4.0 EQ
軽量設計の電動アシストバイクで、通勤やフィットネスに最適です。320Whのバッテリーを内蔵し、オプションのレンジエクステンダーを使用すれば、最大約193kmの走行が可能です。最高出力240WのSL 1.1モーターは、最大28mph(約45km/h)のアシストを提供します。10段変速や高性能な油圧ディスクブレーキを装備し、快適で安全な走行を実現します。35万2000円
実際の試乗がオススメ
それぞれに特徴があり、一長一短があります。選ぶ際は、自分のライフスタイルや使用目的をよく考え、可能であれば実際に試乗してみることをおすすめします。
また、これらのカテゴリーに当てはまらない、独自のコンセプトを持つ電動アシスト自転車も数多く存在します。電動アシスト自転車の世界は日々進化しており、新しい技術や斬新なデザインの製品が次々と登場しています。自分にぴったりの一台を見つけるためには、専門誌やウェブサイト、自転車ショップなどで、最新の情報をチェックし続けることも大切です。
電動アシスト自転車は、環境にやさしく、健康的で、そして何より楽しい移動手段です。新しい自転車ライフが、きっと新しい発見と喜びをもたらしてくれるはず。みなさんの生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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