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「エポンゴルフ」の最新ウッドが遠藤製作所で生まれるまで

メイド・イン・ENDO

名器とされる国内外のゴルフクラブをOEMで手掛けてきた世界的クラブファクトリー「遠藤製作所」。
プライベートブランドである「エポンゴルフ」は、そこで得た知見を100%注ぐモノづくりが行われている。

EPON GOLF

国内外の大手メーカー製ゴルフクラブをOEMで数多く手掛けてきた「遠藤製作所」の自社ブランドとして1977年に誕生。高品質な素材と仕上げの美しさを持つヘッドパーツブランドの雄。遠藤製作所本社の隣接地に拠点を構える。

遠藤製作所

古くから金属塑性加工や鍛冶産業が盛んな国内有数のエリア新潟県・燕三条で1950年に創業。耐久性や精度が問われる自動車の鍛造部品や鍛造ゴルフクラブヘッド、チタン製人口骨などの医療機器まで幅広く事業を展開。

EPON AF-107

原点である初代の良さを現代化

エポンドライバーの原点『AF-10』シリーズの洋梨形状、ディープフェースを継承しつつ、新開発の「フレキシブルフェース」を採用した鍛造チタンフェース、よりコンパクトな形状、短い重心距離、アジャスタブル機構、レーザーミーリングを採用した最新モデル。

SPEC.

素材:フェース=鍛造チタン、ボディ=鋳造チタン
ヘッドサイズ:460㏄ ロフト:10~11° ヘッド重量:198g
シャフト/クラブ重量(g):DEAD OR ALIVE凪N65/312g
価格:137,500円 4月11日発売

旗艦ウッド『AF-107』も遠藤製作所製だ

今まで何度もオファーしながら実現しなかった「遠藤製作所」への取材に初めて許可がおりた。名器とされるあのドライバーも、レジェンドが手にしたアイアンも、実は遠藤製作所製であったことは周知の事実。国内外のゴルフメーカー製クラブをOEMで手掛ける同社の開発部門は、情報が厳しく統制された場、それでも我々を受け入れた理由は、エポンゴルフの最新作『AF-107』が遠藤製作所の開発中枢で職人的な技術と国内外のヘッド開発で得られた知見、精緻極まる精度の中で生まれたことを知らしめたいとの思いから。

3月某日、残雪残る稜線が美しい新潟県燕市内にある遠藤製作所を訪れた。何度か訪問したエポンゴルフの本社兼旗艦店を抜けて案内された先には、新たなCI「ENDO」のロゴを配した作業着を着用したエンジニアやクラフトマン達が黙々と作業する姿があった。

現在、チタン製ウッドは製造のみ外部の海外工場へ移管しているものの、企画から研究開発、耐久テストや評価、組み立てや検査など製品の根幹をなす部分は全て同地で行われている。

今回、原点回帰を謳うAF-107の繊細なシェイプは、マスタークラフトマンが職人技のハンドメイドで削り、OEM開発を通じた最新鋭技術を投入しサンプル製造を繰り返し、製品化されたことが分かった。

改めて本作AF-107を眺める。初代モデルの〝やさしさ〞を求めた性能は、先代AF-106より小ぶりで美しい洋梨型のディープバックながら、重心距離は短く設計され程良くつかまる一方、フェース内側の外周に溝を設けて反発性能を向上させる「フレキシブルフェース」やシリーズ初搭載のシャフト脱着によるアジャスタブル機構、雨天時でのスピン性能を安定させるレーザーミーリングなど技術を結集。紛れもなく遠藤製作所による旗艦ドライバーは世界に誇る一本だった。

ドライバーなどウッド類の新規開発にあたって行われるマスターヘッドの作成。出入りが制限された遠藤製作所の開発部門で、精緻な3Dプリンターで出力したサンプルのシルエットを確認しながら職人的な技で形状を研ぎ澄ます。

 

マスタークラフトマンが整えたヘッドサンプルは、遠藤製作所本社内の検査部門が持つ3Dスキャナーにより三次元計測、360度、5/100㎜の精度でデータ化し、市販化に向けたデザインを検討するためCADの担当部署に渡される。

 

CADオペレーターによるモデリング後に行われるシミュレーション。ヘッド内部の構造を調整し、重心の位置やフェースの反発性、打球音、耐久性などをPC上で理想値に近づけていく。研究開発部門の力量が試されるパートだ。
海外で製造したプロトタイプのサンプルはフェースの反発がルールに適合しているか、遠藤製作所本社内のラボにある自社開発のマルチ計測器で厳しくテスト。反発性を示すCT値は、フェース面上15箇所の反発係数として自動計測。

 

市販モデルの完成前に必ず行われる本社屋内に設置した「ミヤマエ」製の試打マシンを使った評価。ティアップは専用のマシンにより1/100㎜単位で調整でき、ボール初速や打ち出し角、スピン量などを同じ条件下でテストする。

高品質、高精度を誇る遠藤製作所のクオリティコントロールは、ドライバーのヘッドスピード50m/s相当のボールをフェースへ繰り返し数千回ぶつけて、フェースの耐久性を確認するテストが支えている。

 

OEMで請け負う他社製のゴルフクラブ開発と並行して行われるエポンゴルフの製品開発。現在、軟鉄鍛造のアイアンやウェッジ、パター以外のウッド類の製造は海外で行われているが、開発の根幹は遠藤製作所本社がすべて担う。

エポンゴルフ公式サイト

問:エポン新潟 フラッグシップ ショップ(0256-64-5551)

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EVEN 編集部

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スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。

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