鍋敷きで分かる! ボールを捕まえて飛ばす、シャットフェースとは?
FUNQ
- 2019年03月04日
ゴルフクラブは日々進化を続けている。現代のクラブはシャットに使うのが一番マッチしている。強いインパクトをするにはフェースを開かない事がマストだとクラブアナリストのマーク金井さんが教えてくれた。では、シャットフェースとはクラブがどのような状態になるのか? 早速紹介してみよう。
比較からシャットな状態を確認しよう
『シャット(写真・右)』スイング中のフェースの開閉を抑えるには、バックスイングでフェースを開かず上げたい。トップでフェースが空を向くのが目安だ。
『スクエア(写真・中)』ややフェースの開閉を使うスイング。シャフトが地面と平行になった時のフェースの傾きが浅く、トップでも45度程度斜めになる。
『オープン(写真・左)』大きくフェースを開き、閉じることで勢いがついて飛距離につながるものの、重心距離が伸びたクラブでは戻しきれないことが多い。
トップで左手首を手のひら側に折ればシャットと思われがち
右手首の使い方を間違えると正しいシャットにならず、フェースが開きやすくなる。バックスイングの前半では下を向いていた右手の平は中盤から後半にかけては、手首を甲側に折り曲げながら、反時計回りにねじられるのだ。
鍋敷きで分かる! シャットフェースになる正しいトップの作り方
鍋敷きを縦にひっくり返すのが正しい動き。手首を甲側に折り曲げながら反時計回りにねじって手の平を空に向ける。
鍋敷きを横にひっくり返すと、手首の動きが大きくなってフェースが開く。トップでフェースが空を向いても戻しにくい。
お分かりいただけただろうか? 現代の大型クラブでを使いこなすにはシャットフェースで打つのが一番なのだ。自宅の鍋敷きで一度、シャットフェースを体感してみよう。
●マーク金井
様々なメディアで活躍する傍ら、アマチュアを救うクラブや練習器具を数多く開発している。ゴルフスタジオ・アナライズ主宰。
(出典:『EVEN 2019年3月号』)
(ヤマダタケシ)
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