バンカーから一発で脱出できる打ち方とコツ|飛距離を抑えるテクニック
EVEN 編集部
- 2020年06月20日
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プロゴルファーや上級者は、「ラフから打つよりもバンカーショットのほうが簡単だ」と言うが、そのぐらい自信をもって打てるようになりたいものだ。そこで今回は、距離を抑えたい時のテクニックをご紹介しよう。
飛ばしたくない時はフォローでフェースを空に向ける
フォローでフェース面が空を向くように振り抜くと飛距離を落とすことができる。バンスをしっかり使えるので砂を爆発させやすく、高さも出せる。体の正面からヘッドが外れないように振るのがポイントで、ヘッドを走らせないこと。胸、腕、手元、クラブの関係性を終始変えないように振れば、体の正面に常にクラブをキープできる。インパクトで右肩が下がりすぎないように注意しよう。
コックをキープすると飛距離を抑えられる
ピン位置が近かったり、奥からの下りだったり、飛距離を抑えたい時はコックを多めに入れると良い。入射角が鋭角になり砂が取れる量が増えるので、強く入れても飛びにくくなる。言い換えるとエネルギーロスの大きい打ち方で、ある程度思い切って打ち込んでいく必要がある。力を加減して緩めてしまうと、バンカーから脱出できなくなってしまうので注意しよう。
左腕に余裕をもたせてフォローを出す
ボールを飛ばしたい時は左腕が体から離れないようにスイングするが、逆に飛ばしたくない時は左腕に少し余裕をもたせておく。フェース面の向きが変わらないようにターゲット方向にまっすぐ出していくことで、飛距離を抑えることができる。高さを出そうとすると右肩が下がったり、右足に体重が残ったりするので、高さを出す意識は捨てよう。むしろ低く打つ意識をもっておいたほうが、悪い体の動きを抑えられる。
ウィークに握ると飛びすぎを防げる
飛ばす距離を抑えたい時は、フェースの開閉をできるだけ抑えたい。そこで左手のグリップをウィークに握っておこう。ストロンググリップだとフェースが返りやすくなるので、飛び過ぎてしまう可能性があるからだ。ウィークに握って、その状態を変えないままフォローまで持っていく。フェース面の向きを変えずに、体全体の動きでボールを砂ごと運ぶようなイメージだ。この時、手が体から離れないように意識しよう。
飛ばしたくない時はフェースを開くのもあり
バンカーショットの基本は、フェースを開かなくて良いと説明したが、ピンが近い場合など飛距離を出したくない時にはフェースを開くという選択肢もある。フェースを開く時の注意点としては、アドレス姿勢をとってフェースを開いてからグリップを握りなおすこと。このセットアップさえきっちり完成させておけば、あとはスクエアに構えた時と同じように振るだけだ。
教えてくれたのは西村至央コーチ
1977年生まれ。専修大学出身。ミライズゴルフアカデミー主宰。神奈川県を中心にレッスン活動を展開。ビギナーからトッププロまで様々なゴルファーの悩みに対し、わかりやすく指導してくれると高い評価を得ている。
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EVEN 編集部
スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。
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