フォーティーンの新作は14本を変えるクラブセッティング革命だ
EVEN 編集部
- 2020年11月24日
ギアライター高梨氏がTB-5をインプレッション
「段状に肉を盛ったベンホーガンの“ブレードオンブレ―ド” とは逆に、中央を凹ませた“ブレードインブレード” とも呼ぶべき形状ですが、滑らかな段差の構造は、総じて打感が良いものです。実際に打ってみると打感が非常にクリアです。アベレージ層が長い番手を打っても球が上がり、ダフりのミスに強いのは、一般的なマッスルバックに比べ2番手は大きいヘッドサイズと、5番と9番のソール幅が変わらない低重心設計の賜物。見た目のシャープな印象に反して、とてもやさしいですね」
新製品ラッシュに込められた原点への思い
これら新製品の特徴を押さえたところで、本題にうつろう。ここまで見たように、フォーティーンは今、製品ラインナップに大きな変革を迎えている。そう感じた編集部は10月某日、同社の開発拠点を訪れる機会を得た。迎えてくれたのは池田純氏。競技アマであり、創業者・故竹林隆光氏の思いを受け継ぐ一人でもある彼に話を聞いた。
「プレーヤー自身にベストな14本を。創業の原点でもあるこの思いを掲げた竹林自身、14本を最大9つのメーカーで構成していたという逸話があるほどでした。また、自分自身、長い番手のアイアンに打ちにくさを感じ始める中で、より自分に合ったクラブを選べるようにしたいと考えたのです。
アマチュアのプレーを左右するのはロフト角30度までのクラブにあります。球をつかまえて、ロフトなりに球を上げて、グリーンで止められる。そのために複数の選択肢を用意すること。今回のモデル拡充の目的はそこにもあったのです」
上の表を見てほしい。先行発売していた「IF700フォージド」を含めた各モデルのロフトピッチは完全に一致。番手こそズレはあるが、各ロフトに対する飛距離はほぼ同じとなるように開発されているため、これによりコンボセットを含むより自由なセッティングを実現させたのだ。
その言葉を確認すべく、取材チーム3名で急遽フィッティングを依頼、結果は下記に記すが、タイプの異なるゴルファーに最適解がズバッと示された。クラブでゴルフを変えたい人は、試す価値大だ。
技量の異なる3名が最新のフォーティーンをフィッティングしてみた
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- 写真○六本木泰彦 文○藤井順一(編集部)(問)フォーティーン☎027-387-8760、https://www.fourteen.co.jp/
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EVEN 編集部
スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。
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