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【ZOZO CHAMPIONSHIP】かつての師弟復活で復調気配のリッキー・ファウラー

2019年「フェニックスオープン」以来のツアー優勝へ

千葉県のアコーディア・ゴルフ 習志野カントリークラブで行われているPGAツアー「ZOZO CHAMPIONSHIP」は初日を終えて、ブレンダン・スティールが6アンダーでトップに立ち、1打差の2位にアダム・シェンク、2打差の3位タイにサム・ライダー、マシュー・ネスミス、キーガン・ブラッドリーが続く。

現地で取材したスイングコンサルタントの吉田洋一郎氏が注目したのは、3打差6位タイのリッキー・ファウラーだ。スタイリッシュなプレーヤーとして日本でも人気が高いファウラーだが、近年は不振が続いており、2019年の「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」以来ツアー優勝から遠ざかっている。

ブッチ・ハーモンとの師弟復活

「リッキーは今年、長年のパートナーだったキャディのジョー・スコブロンと別れ、コーチのジョン・ティレイリーとも袂を分かちました。ティレイリーの元では下半身の使い方を見直していましたが、あまりフィットしなかったようですね。今季はかつてのコーチであるブッチ・ハーモンに師事しています」(吉田氏)

ブッチとの師弟復活の効果がさっそく出たのか、ファウラーは9月に行われた今季開幕戦の「フォーティネット選手権」で11カ月ぶりのトップ10フィニッシュを決めた。今大会でも首位から3打差と好スタートを切っている。

クラブを縦に振ることを意識

「練習ラウンド、初日とプレーを見ましたが、だいぶショットが良くなっている印象です。初日はパー3で3つのバーディを奪うなどアイアンショットが際立っていました。リッキーはスイング軌道がシャローなので、良くない時はダウンスイングでクラブが寝てしまい、振り遅れてプッシュアウトや引っかけのミスが出ていたんです。それを防ぐ意図があるのだと思いますが、ショット前は片手やスプリットハンドの素振りを入念に繰り返していたのが印象的でした。良い時にスイングに戻りつつあるので、期待できますよ」(吉田氏)

ツアー屈指の人気者がかつての輝きを取り戻しつつあるとなれば、注目するのは当然。2日目以降もファウラーのプレーから目が離せそうにない。

2日目に爆発が期待される選手は?

「今年の習志野はとにかくラフの芝が強くて密集しています。クラブのリーディングエッジがちゃんと入っていかないので、とくにロフトが立っているクラブだと難しいですね。パワーのあるPGAツアー選手もかなり苦戦していました。加えて初日は雨と寒さでボールが飛ばない状況だったので、なかなかスコアが伸びませんでしたね。しかし、2日目は天候が回復して気温も上がる予報ですし、雨でグリーンがやわらかくなってボールも止まりやすいので、ビッグスコアを出す選手も出てきそうです。個人的には、勢いと爆発力があるヴィクトル・ホブランとミト・ペレイラに注目しています」(吉田氏)

初日終了後、雨の中を最後までドライビングレンジに残って調整を続けていたヴィクトル・ホブラン。1アンダー21位タイから上位を伺う。

もちろん、松山英樹やザンダー・シャウフェレ、コリン・モリカワといった実績上位の選手、そして地元の日本勢もスコアを伸ばしてくるはず。明日も「ZOZO CHAMPIONSHIP」に注目だ。

ZOZO CHAMPIONSHIP 公式サイト https://zozochampionship.com

解説:吉田洋一郎

北海道出身。デビッド・レッドベターら欧米の一流コーチから直接学んだスイングコンサルタント。海外ティーチングの講習会、セミナーなどで得た資格は20以上にのぼる。また、欧米のツアーに足を運び、選手の現状やツアーのティーチングについて情報収集を行っている。2019年ゴルフダイジェスト・レッス・ンオブ・ザ・イヤー受賞。

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PROFILE

フクダトモオ

EVEN / 副編集長

フクダトモオ

1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て枻出版社へ。187センチの長身で、自称“用賀のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。ベストスコア78、平均スコア90。

フクダトモオの記事一覧

1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て枻出版社へ。187センチの長身で、自称“用賀のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。ベストスコア78、平均スコア90。

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