疲れない歩き方でパフォーマンス発揮 – ゆらゆらストレッチ
シミズ
- 2023年12月16日
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飛距離アップと身体に負担のないスイングを手にいれる
身体の専門家として多くのゴルファーの悩みを解決してきた独自メソッドを惜しみなくレクチャーする連載企画。
飛距離と再現性のアップに繋がるストレッチでゴルフライフを充実させましょう。
仙骨(腰)から押し出されるように前方へ移動する
疲れない歩き方でパフォーマンスを発揮
今回の「ゆらゆらストレッチ」は、歩くことの多いゴルフだからこそ、疲れない歩き方の感覚を身につけてスコアアップを目指しつつ、ラウンド後の疲労軽減にもつながるストレッチをご紹介!
ボールを探しながら歩いたり、ライの状態を確認したりと、目線が下を向きがちなことが多いのがゴルフ。その結果、やや猫背になったり、足だけで動き出すことが多くなってしまいますが、パフォーマンスを発揮したいなら歩き方が重要。これまで同様「仙骨」がポイントで、後ろから押される感覚で〝スーッ〞と前方に動く歩き方を常に心掛けると、足の力だけで歩いている状態に比べ、 大事なラウンド後半の疲労度が各段に軽減されます。
是非お試しを!
Point 1 – 胸の張り過ぎにも気を付ける
上体を起こして胸を張った姿勢は、一見正しい歩き方に見えますが、無駄な筋力を使うので要注意(右)。正しく見える歩き方でも足が先行した “トットットッ” という歩き方は疲労が蓄積します(左)。
Point 2 – パタンと足が倒れる感覚を体感する
お尻の下にクッションなどを置いて仰向けの姿勢に。膝の裏に丸めたタオルなどを挟み片足を引き付ける。もう一 方の足をゆっくり上げていき、パタンと自然に足が倒れる感覚を感じれば◎。
Point 3 – 感覚をつかむまで繰り返そう
「ポイント2」で、力を入れなくても自然に足が倒れる感覚をつかんだら、実際に歩くように左右の足の入れ替え を行う。足の筋力を必要以上に使わなくても足が勝手に倒れる感覚が重要。
上体を倒さずスッと仙骨から
ストレッチで感覚をつかんだら実際に歩いてみよう。仙骨を押されて足が後からついてくるように歩ければ、疲れない歩き方マスターです。
起伏の多いゴルフ場では、傾斜地での歩き方に気を付けるのも重要。傾斜に沿って仙骨が移動するようにスムーズな歩き方を意識する。
今回のポイントとおさらい
年齢を重ねた方こそ効果的な歩き方
今回のストレッチは、感覚をつかむのが難しい動きではありますが、いつもラウンド後半に足が疲れてしまう方や、足の筋力が落ちてきた方にこそ取り組んでもらいたいストレッチです。身体の安定、ケガのリスクを軽減することにもつながるので、是非、試してみてください。
Web動画でさらにわかりやすく
だらんゴルフ
山本ゆう子
大学で治療とスポーツトレーナーについて学び、柔道整復師と日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を取得。ゴルフ関節調律®という独自治療法を開発し、多くのゴルファーの悩みを改善する施術を行う。
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