【ゴルフシューズ部門】EVEN オブ・ザ・イヤー 2023-24
阿部
- 2023年12月29日
GOLF SHOES OF THE YEAR 2023–2024
コロナ終息後の今年もゴルフ業界はまだまだ盛り上がりを見せている。新たなシューズブランドの台頭、コラボレーションなども目立つが、ドラコンの世界でもスパイクレスが注目されていたり、ギア目線でもゴルファーの選択肢が益々増えて嬉しいばかり。ゴルフコーチでスポーツシューフィッターの神谷氏と、今年ノミネートしているシューズからベストを選んでもらった。
神谷幸宏
ゴルフコーチ、スポーツシューフィッター。Swingcatalyst Dualプレート使用したプレッシャー移動、フォース解析ができる越谷ゴルフリンクスプライベートスタジオで、プロからアマチュア選手のコーチに従事。各ゴルフメディアで活躍中。
ギアとして考える今年のシューズを振り返る
ゴルフ場でも、街でも履ける。そんなキャッチフレーズを目にすることが増えた2023年も、新たなゴルフシューズ、ゴルフブランドが多数生まれていたし、機能もデザインも良い物が多くオブザイヤーの選考も難航。弊誌でも足元から支えるギアとして着目しているが、専門家の神谷氏によればプロの世界でも「スパイクレスが増加傾向」のようだ。より地面に近く、足裏全体で地面を掴む感覚と重心の伝達はスイングに重要であり、昨今のスパイクレスは グリップも十分。ノミネートの半分以上がスパイクレスなのも納得だ。
ノミネートしているシューズを神谷氏と編集アベで、触って、履いて、それぞれの気になるシューズをピックアップ。スイングカタリストの解析で徹底検証。
★BEST 3★PING APPAREL フラグシップモデル プレード ソールスパイクスリー
高品質なカスタムインソールが足元をサポート
高品質なカーボン素材の「PING×BMZ」のカスタムインソールを採用している点は、何より高評価。神谷氏もインソールの重要性を提唱しているので、このシューズを迷いなくピックアップ。インソールがこの価格で付いている点もコスパが良い。ゴルフギアのひとつになる一足なのは間違いない。
★BEST 2★New Balance FuelCell 1001 v4 SL BOA(R) B
ポイントの向きも前後で異なるアウトソール
PerformanceFit ™ Wrap構造を採用し、さらにサポート性を向上させたスパイクレス「FuelCell 1001 v 4 SL BOA®」。ウェアに合わせやすそうなデザイン性もモダンで目に留まるのだが、パネル上に直接BOA®ダイヤルを配置し、甲周りと踵のホールド感を同時に高めるガイド構造が魅力。
★BEST 1★ FOOTJOY ドライジョイズ プレミア パッカード レース
クラシック顔だけでなくソールの工夫も見逃せない
サドルデザインが存在感と高級感を醸し出し、非常にしなやかなフィット感。優れた防水性も兼ね備え、あらゆる場面で高いグリップ力と安定性を発揮し、パフォーマンスをサポートしている。さらにインソールは自らの足型に沈み込み、自身にあった最適なフィット感を創り出すから、パワーロスも少なく、神谷氏も「今、1番履きたいシューズ」と太鼓判。
ノミネートシューズ紹介
New Balance 574 V3 BOA(R)A3
日本人の足にフィットするラストは、足入れしやすい2Eウィズを採用している馴染みやすいスパイクだ。軽量であり、 ゴルフに適したグリップ力のあるアウトソールも魅力。
FOOTJOY スーパーライト XP スパイクレス BOA
FootJoy史上最軽量と言われ、踵のBOAダイヤルと甲部分のラップで、踵・甲部分を包み込むホールド感は、足元の “ズレ”や“ブレ”を抑えて、安定したフィット感を生む。
adidas Golf コードカオス レースレス
レースもBOAもないシューズは未だかつてないゴルフシューズだったから、誰もが「ズレない?」
「強度は大丈夫?」なんて想像するかもしれないが、そんな事は心配ご無用だ。
PUMA GSファスト ラバーアウトソール
完全撥水のシームシールドアッパーは、RSシリーズからインスピレーションを得たデザイン。シューズ裏のGOLFの文字もキャッチーで、スニーカー感覚で街履きもしたくなる。
COLE HAAN × UNITED ARROWS コールハーン×ユナイテッドアローズ
反発性クッションがミッドソールに組み込まれ、軽量化も施されている。アウトソールは柔軟性と安定感を重視して綿密に設計され、1日履いていたくなるほど快適だ。
adidas ウルトラブーストゴルフ
ランニングなどをしている人にはお馴染みのシューズではないだろうか。ランニングシューズで培った機能性や快適性を継承しつつ、ゴルフのパフォーマンスに必要な機能を追加。
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写真○鈴木克典 スタイリスト○中村祐三 文○阿部友貴(編集部)
撮影協力○越谷ゴルフリンクス プライベートスタジオ
misatodegolf@gmail.com
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