ラウンジレンジパッティングの楽しさを一人でも多くのゴルファーに

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シミズ

2024年09月18日

完全個室のラグジュアリーなプライベート空間で24時間いつでもゴルフを楽しむことができる、インドアゴルフ場を展開する「ラウンジレンジ」。業界のトップランナーである同施設に携わり、ゴルフの楽しみを探求する面々が登場。

パッティングの楽しさを多くのゴルファーに知ってほしい

今回は、ラウンジレンジが会員様向けサービスとして行っているパッティングレッスンの取り組みについて、ツアープロからアマチュアまで、科学的な視点でパッティング解析・指導を行い、多くのゴルファーの上達をサポートしているパッティングコーチの橋本真和氏、小暮広海氏のお二人とラウンジレンジ代表を務める古川真一氏に話を伺った。

ラウンジレンジ代表取締役　古川真一

パッティングコーチ橋本真和

パッティングコーチ小暮広海

編集部　まずは、ラウンジレンジと関わることになったきっかけなどお聞かせください。
橋本氏　パッティングコーチとして基本的にプロのサポートが多いのですが、関東付近に住んでいる選手が多いこともあって、どこかグリーンを借りたいとなると気軽に使えるゴルフ場がなく、関東付近でちゃんと施設として使えるところないかなぁと探していた中、ラウンジレンジに設置されているパッティンググリーンの存在を知り、ご相談をさせてもらいました。
編集部　プロの練習用施設としての使用目的が最初だったんですね。
橋本氏　ここまで広さがあってクオリティが高い施設はあまり無いと思います。しかも都内でとなると……。
編集部　なるほど。プロが練習するために充分な環境が整った施設というのは、どのあたりでしょうか？
橋本氏　ゴルフ場のグリーンと違い、地面の表面が変化しない点があります。カーペットのようなマットを敷いただけのパッティング練習ではなく、様々なアンジュレショーンもあり、何度も踏まれても凹まない人工芝のクオリティがポイントとして挙げられると思います。
古川氏　アンジュレーションやサーフェースに拘って作り込んだパッティンググリーンをパッティングに精通した有識者の方に実際に見てもらって評価してもらえるのは、我々としても貴重な話でした。それならばということで、会員様にもパッティングのレッスンをしてもらえませんか？という流れから、現在、会員様向けレッスンにもご協力いただいています。

足裏でリアルなアンジュレーションを感じながらパッティングできる本格的なグリーンは、スキルアップに最適な練習環境。

編集部　ゴルフ場ではなく、この環境でパッティング練習を行うメリットは？
小暮氏　先程も少し話に出ていましたが、時間の経過で変化してしまうゴルフ場のグリーンではなく、風や気温などの外部環境に左右されず、一定の条件で繰り返しストロークできるのが室内施設のメリットです。これだけ広さがあるので、ロングパットからショートパットまで練習できるのも大きなメリットになります。パッティング練習をする際のグリーンスピードは9〜10フィートぐらいが適正と考えていますが、このパッティンググリーンはちょうど良いスピードなので、その点も反復練習には最適な環境だと思います。
古川氏　私も含めアマチュアは、どういう練習を行ったら良いですか？
小暮氏　ストレートラインを練習するよりは、曲がるラインを練習するのが良いと思います。パッティングはスピードとラインが大切ですが、それには実際にボールが転がるイメージが大事です。色々な距離や傾斜で、タッチや距離感をしっかり合わせて狙ったところに打つことを繰り返して、イメージのバリエーションを蓄積していってください。パッティングはやればやるほど上手くなるので、回数をやることも肝心です。
編集部　では、今後の展開についてお聞かせください。
古川氏　面白いものを作りたいという想いで生まれたパッティング専用店舗ですが、近隣に空き物件が出れば通常形態の店舗も運営したいと考えています。相乗効果でより多くのゴルファーに楽しんでもらえる店舗にしていきたいと思っています。
橋本氏　表現は何ですが、パターにお金をかける文化が日本にはないので、ちゃんとお金をかけるという文化を作っていきたいと考えています。ショット練習後に少しパッティングを、というレッスンが一般的だと思いますが、パター専門スクールがあっても良いと思っています。パッティングを理解するとプロでも練習が楽しくなると言っているので、アマチュアの皆さんにもその楽しさを伝えられればと思います。ショットで球に当たらない初心者でもパターなら初めから打てますし（笑）。また、女性コーチのほうがレッスンを受けやすいという方も多いと思うので、育成にも力を入れて取り組んでいきます。