インスタ160万フォロワーのロシア人イラストレター『イリヤ・クブシノブ』がキャラ・デザインした映画『バースデー・ワンダーランド』を見てきた
FUNQ
- 2019年04月30日
iPad本でご紹介した方の、映画が公開されました!
『iPad超活用術 Proと9.7インチ』で取材させていただいたイリヤ・クブシノブさんが、キャラクタと、メカニック、建築物など世界観のすべてのデザインを担当した映画『バースデー・ワンダーランド』が、公開された。
バースデー・ワンダーランド
http://wwws.warnerbros.co.jp/birthdaywonderland/
早速、見てきたが、イリヤさんならではの女の子がかわいくて、ユニークな世界観の風景が美しくて、非常に素晴らしい映画だった。
主人公アカネは、学校生活の日常的なことで悩む普通の女の子。叔母のチィは海外を自由奔放に旅行し、買ってきた小物を売る骨董屋。誕生日を前にしたアカネが母のミドリに言われて、骨董屋を訪ねると、地下室への階段が、異世界に繋がっていてふたりは異世界への冒険し、その世界を救う……という、異世界もの世界系、往きて帰りし物語。
(余談だが、アカネとチィの家があるのは、編集部近くの二子玉川の近郊らしい風景が出てきて、非常に親近感が持てた。チィの骨董屋がないか探してしまいそうだ(笑))
モスクワからやってきたアニメファンが、ついに製作者側に!
フリック!の記事や、ウェブ記事でも紹介したが、
インスタ156万フォロワー! ロシア人イラストレーターに聞くiPad超活用術
https://www.ei-publishing.co.jp/articles/detail/flick-480529/
イリヤ・クブシノブさんは、ロシアの地方に住んでいたのだが、11歳の時に絵の才能を見出され、モスクワで、大学になるまで絵画、デッサン、建築などの教育を受けた人。
一方、6歳の時に見たアニメ『攻殻機動隊』のインパクトが忘れられず、24歳で来日。そのまま日本のアニメの聖地である中央線沿いの住み着いてしまった。
毎日のようにInstagramを更新して、発表した絵はなんと2600枚以上。
いつしか、160万人にフォローされ、イラスト集を出したり、いろいろな仕事が舞込み、そして、ついに今回、原恵一監督に見出され、アニメ映画のキャラクターから、建築物、メカニック、風景、世界観まですべてをデザインするデザイナーとして活躍することになったのだ。
女の子のかわいさだけでなく、独特の世界観にも注目!
仕事では、iPad Proだけではなく、iMacとそれに繋いだワコムで描いてらっしゃる場合もあるが、いずれにしてもアップル製品は非常にお好きなようで、取材の時もいろいろ話が盛り上がった。
アニメに出てくる風景も、イリヤさんが生まれ育った土地や、モスクワの街などの影響もあるのではないかと思って、非常に楽しく見れた。
ファミリーでも楽しめる映画なので、ぜひ、このゴールデンウィークに、『バースデー・ワンダーランド』をご覧になってみて下さい!
(村上タクタ)
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