iPhoneの次期モデルは、どうなるのか?【WWDCの発表から考える】
FUNQ
- 2015年06月10日
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次モデルのiPhoneの登場は秋!
ここ数年(ジョブズが亡くなった直後に発売されたiPhone 4S以降なので、ここ4年)は、iPhoneのニューモデルは秋、つまり9月後半〜10月前半に発売されるのが通例となっている。というわけで、iPhoneの次期モデルは秋に発売されるだろうと言われている。
しかし、6月前半に開催されるWWDC(世界開発者会議)で、あるていどソフトウェアの仕様が発表されるので、そこで発表される仕様で、iPhoneがどんな方向に進化するのか、あるていど推測することができる。
次世代のiPhone用OSであるiOS 9は秋にリリースされると言われた。これが次のモデルのiPhoneに搭載されるのはほぼ確実だ。
インテリジェント化が進み、音声操作がさらに便利に
いくつか発表された機能の中で明確なのが、『インテリジェント化が進み、音声認識の重要度が高まる』ということ。
たとえば、『去年ユタ州で取った写真を見せて』と言うと、年号が去年で、ユタ州の位置情報で撮影した写真を表示してくれる。
『家を出る時に、傘を忘れないように教えて』と言えば、GPSの位置情報が家から出た時に、『傘を忘れていませんか?』と通知してくれるようになるだろう。
ヘルスケアと家のIT化が進む!
それから、ヘルスケア関連のシステムも充実する。飲んだ水の量や、受けた紫外線の量、座っていた時間の長さなどが記録できるようになる。Apple Watchの利用と関連した健康関連の機能はさらに充実しそうだ。
また、Home Kitという家庭のデバイスを管理する仕組みが充実してきている。つまり、iPhoneから玄関のカギをかけたり、ブラインドを降ろしたり、リビングの室温を知ったり、玄関の照明を付けたりできるようになるかもしれないといことだ。ただし、ネット経由で家電をコントロールすることに関する法律がアメリカと日本では異なるので、日本ではこの機能はあまり有効な存在にはならないかもしれない。
音楽に、新たな革命が起きる!
もうひとつ大きく変わるのが、音楽に関してだ。
アップルはApple Musicという音楽の定額配信をスタートさせようとしている。このページを見る限りでは日本でも始まりそうだ。
革命的音楽サービス(定額配信)、24時間営業の世界的な(ネット経由の)ラジオ放送、ファンとの交流サービスなどを含むApple Musicは6月30日からスタートするとのこと(日本がこの日からスタートするかは不明)。月額9.99ドルとのことなので、おそらく日本では月額1200円。最初の3カ月は無料。
今のAppleの快進撃が、2001年のiPodの発売から始まったことを考えると、14年を経て、その音楽サービスにおいて大きな改革を行なうというのは興味深い。
音声認識がさらに便利になり、よりインテリジェントになり、定額音楽サービスを扱えるiPhone。処理能力などもより高度になるはずだ。通例では本体デザインが変更されるのは2年に1度なので、今年は変更のない年のはずだが、果たして、サプライズはないのだろうか?
(↓本件は6月11日(日本時間)の情報なので、フリック!7月号には掲載されておりません)
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