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帰省したら、実家の古い写真をスキャンしよう

実家で大切にしている写真をデジタルデータに。

どこかに眠っている写真を掘り起こそう

デジタルデバイスの本『フリック!』を作っている村上タクタです。先日お盆には夏季休暇をもらって帰省して参りました。

お盆は過去りし日々に思いを馳せ、自分に伝わってきた『血縁』に思いを馳せてしまうもの。

私には、104歳の祖母がいるのですが、その祖母が持っていた古い写真を見せてもらいました。そこには、私が子供の頃『おばあちゃん』としか認識していなかった一人の女性の人生がありました。

写真は人生を写し取る

上の写真は祖母が新婚時代に、祖父と一緒に上高地に行った時のもの。明治44年生まれの祖母が新婚時代というと昭和10年ぐらいでしょうか? 意外とモダンな西洋文化が入っているのと同時に、長距離の旅行なのにキチッと着物を着ていることに時代を感じます。

上高地の有名な大正池は大正4年(1915年)の焼岳の噴火によってせき止められてできたものですが、この写真に写っている焼岳は噴火後20年ぐらいの状態でしょうか? まだ木々が生えそろったばかりといった風情です。

こうした記録としても貴重かもしれない写真も実際にはだいぶ捨てたりして残っているものは少ない模様。そこで、これを機に、祖母の持っている写真をデジタルデータとして保存することにしました。
DSC05751

祖母に頼んで写真を出してもらって、話を聞きながらスキャンしていきます。

古い写真をスキャンするにはiX100が便利

使用したのはPFUのスキャンスナップ iX100。わずか400gのモバイルスキャナーで、帰省に持って帰るのも簡単です。バッテリー駆動で、Wi-Fi経由で、パソコンにでもスマホやタブレットにでもデータを飛ばせます。

DSC05754_1

一番気がかりなのは、大事な写真を巻き込んでしまったりしないかですが、iX100だとストレートに排出することができるので、そのリスクも低そうです。

そこには人生の重みがある

同じ旅行の時の祖母。白骨温泉かどこかに泊まった時の朝食だそうです。
2015年08月16日15時50分39秒_011 昭和10年頃でも今の温泉宿と変わらない雰囲気の朝食が出ていたことがうかがえます。

2015年08月16日15時15分24秒_001 時代は5年か10年ほど遡って学生時代の祖父。なんだかカッコつけてて面白いのですが、おそらく昭和5年とかそのぐらいの時期だと思います。案外戦前の方が欧風のファッションなどがストレートに入ってきている気がします。私は今、こんなにスマートに洋服を着こなす自信がありません。

2015年08月16日15時59分52秒_001 仕事中の若かりし日の祖父。新聞の挿し絵描きの仕事をしていたのですが、若い時は取材の仕事もしていたのでしょうか? 女優さんのインタビューか何かをしているようです。
2015年08月16日15時26分05秒_002 これも祖父。なんだかカッコつけてますが、仕事柄カメラマンさんに撮ってもらったのかもしれません。

2015年08月16日15時23分52秒_001 さらに、後年。祖母と、若かりし日の私の両親です。40年ぐらい前でしょうか? 父が初めて中古で買った車だというヒルマン・ミンクススーパーデラックスが写ってます。案外と人物だけでなく、写り込んだモノや風景に時代を感じるものだなぁと思います。
背景は琵琶湖沿いのキャンプ場で、私も若い頃によく旅行で行ったのですが、バンガローも含め、あまり風景は変わっていません。

データ化すれば写真は永遠になる(かもしれない)

祖父は私が4歳の頃に60歳ぐらいで亡くなっていて、私には居間の座イスに座って、本を読んだり、お酒を飲んだりしている印象しかありません。こうして見ると、祖母と過ごした時間が少しだけかいま見られます。

写真は紙のままだと損なわれてしまう危険がありますが、データ化してバックアップを取り、クラウドに上げておくと永遠に保存できる可能性が高まります。息子や娘、その子供たちにも見せてあげられるかもしれません。

過ぎし日を思い、自分がこうして生かされていることを思うと、柄にもなく長い人生の『意味』というようなものも考えてしまったりします。実家に帰る機会があったら、古い写真をスキャンしてデータ化してみませんか?

(村上タクタ)

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