ANAのマイレージは相続できるが、ヨドバシのポイントは相続できない!? 【デジタル終活】
FUNQ
- 2016年04月06日
死ぬ可能性は誰にでもある、遺産配分は考えているか?
もし、死んだら?
多くの人が日常的に考えていることではないが、すべての人に可能性はある。急な病気、事故……などで、命を唐突に失う可能性はある。そんな時に、残された人はどうすればいいのだろうか?
社会人が死ぬと、銀行にそのむね伝えなければならない。死んだ時点から銀行口座は凍結されるのだ。遺産相続の分配割合が決まり、すべての相続人の書類が整ってやっとお金を出すことができる。
その場合、相続人の代表の口座に振り込まれ、それを相続人でわけることになる。相続人としては、配偶者、そして子。場合によっては孫、それらがいなければ、親や兄弟になることもある。そもあれ、それら相続人のすべてが合意に到達し、書類が整うまで銀行口座からお金は引き出すことができないのだ。
(上は、ソニー銀行のウェブサイトの相続の手続きの案内)
引き落としを停止する手続きはとっても面倒
しかし、そのままにしておくと、電気代、水道代、電話代、ローン……などのお金は引き落とされていく。Amazon Primeの料金も、プロバイダ料も、huluの代金や、iTunesのサブスクリプション的な料金も引き落とされ続ける。
クレジットカードは銀行が凍結された時点で、引き落とせなくなるので停止するが、それでも負債になっているものが消えるわけではない。ゆえに、それらの引き落としをすべて連絡して停止しなければならない。
たとえば、あなたが死んで落胆している奥様に、ご家族に、さらにそれら(場合によっては相手がどこかさえわからない)の引き落としの手間をもかけてしまうのだ。今冷静に考えれば、できるだけそれらの手間は減らせるように、普段から引き落としなどの金額はとりまとめておく必要がある。
なんと、JALやANAのポイントは相続できる
死んだ人の銀行口座からお金を引き出すには、相続人全員の書類や手続きが必要だったりと大変な手間がかかる。それゆえ、数千円、数万円しかお金が入っていないと引き出す手間とコストの方がかかることになる。必ず、お金はいろんな口座に細かく分けていれずに、なるべく少数の口座にとりまとめて持つようにしよう。
あとの多くは規約に準じることになる。たとえば、JALやANAなど航空機のマイレージは相続できるが、T-POINTやヨドバシポイントカードのポイントは基本的には相続できない。死にそうになったら、ヨドバシのポイントは急いでANAのマイレージに振り替えた方がいいかもしれない(笑)
どこまで備えるかは人それぞれだとは思うが、知っておいた方がいいことは多い。
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