iPhoneの通信料を激安にするアプリ『タウンWiFi』はクロか? シロか?
FUNQ
- 2017年03月12日
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パケット代が激減するアプリだが
昨年の秋ごろ、急激に話題になったが、『グレーでは?』という指摘が相次いだ『タウンWiFi』。
設定すると、自動的に街のフリーWi-Fiにログインしてくれて、携帯のパケット通信料を抑えてくれるのだ。
タウンWiFiの何が問題だと言われてたのか?
では、なぜ、問題視する人が多かったかというと……主なものは以下の通り。
1.利用規約を読ませないのはマズい
2.勝手にメールアドレスを生成して、契約してしまうのはマズい
3.プロファイルが勝手に生成されて、アプリを削除しても残る
4.そもそも、Wi-Fi提供者のサービスへのタダ乗りだ
批判されるポイントが多いが、これは本当に法的にイリーガルなものなのか? このタウンWiFi社のCEO、荻田剛大氏に直接お会いして、話を聞いてみた。
クロか? グレーか? シロか?
利用規約については?
「利用規約は元々表示してましたが、ご指摘を受けて、見やすいように配置しました。最終的にそれにキチンを目を通されるかどうかはユーザーの方に委ねることになるのは、一般のサービスと同様です。統計データは接続時にタウンWiFiに登録いただいたものを提供しているので、この点も通常の登録と変わらない。」
登録にはタウンWiFiが自動で生成したメールアドレスを使うのは?
「メールアドレスを新規に作って登録するのは問題ないと思います。たとえば、一般の方が登録のために新たにメールアドレスを作るのと同じことです。提供者の方が、そのアドレスに送ったメールは、ユーザーの方もアプリ内のメッセージタブで見られるように改修しました。」
暗号化されていないのは危険だという声もあるが?
「これは、それぞれのWi-Fiサービス提供者様の仕様です。安全に使っていただくためには、今後の課題だとは考えています。」
無許可、タダ乗りという印象があるのでは? セブンイレブンさんと揉めたとの話も聞くが。
「とにかくユーザーのみなさんに『便利なWi-Fiを提供したい』というのが一番なのです。しかし、ご批判があることは真摯に受け止めていて、メリットを提供者の方に返したいと思っています。7SPOTさんからは問題視されたのですが、登録の際に一度7SPOTさんのサイトを通るように改修しました。今はどうやったら、Wi-Fiのアクセスを上手く活用できるかを一緒に考えています。」
あなたはタウンWiFiを使う? 使わない?
フリック!としては、ルールとしてタウンWi-Fiに問題がある部分はないと考える。
ただ、感情論として『タダ乗り』であるという批判は残る。
しかし、日本らしいすべてに万全を求める既存のやり方では、いつまで経っても便利にならないのも確か。まずやってみて批判があった部分に対応していくオプトアウト方式で進める方法論が、これからは日本企業にもあってもいいのではないかと思うのだ。でないと、いつまで経っても外圧でしか変われないし、Wi-Fiも不便なままだ。
さて、あなたはタウンWiFiを、使う? 使わない?
(村上タクタ)
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