iPhoneの充電は『アレ』を使うのが最速!【iPhone充電ノウハウ7選】

1.iPhone純正充電器はフルスピードでは充電しない

みなさんは、どんな充電器でiPhoneを充電しているだろうか? 一般的にはiPhone付属の小さなキューブ型の充電器を使う人が多いと思う。しかし、この充電器、フルスピードでは充電してくれないのだ。

そもそも、今、一番豊富に出回っているUSB-Aコネクターの昔の規格、たとえばUSB2.0では0.5Aが規定の電流量だった。当初はキーボードやマウスなどへの給電を考えていた規格だったから、これで十分だったのだ。

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(これがUSB-Aコネクター)

しかし、その速度で充電していては、1,500〜3,000mAhほどの容量がある最新のiPhoneを充電するには時間がかかり過ぎる。そこで、Appleは独自に規格を拡張し、より高速充電が可能なようにした。たとえば、iPhoneに付属している充電器も公称スペックとしては、1Aで充電することができるようになっている。

実際にiPhone付属の充電器にiPhone 7 Plusを接続してテスターで計ってみるとおよそ、5V、1Aというほぼ公称スペックに近い数値が表示された。ちなみに、電流量についてはiPhoneの方でバッテリー充電量などを計測しながらコントロールしているようで、かなりアップダウンをする。iPhoneのバッテリーが空に近いと、大きめの電流で充電し、満タンが近くなるにつれ、電流量を下げるようにコントロールされているようだ。

ニッカド電池の充電テクニックとして、電流量を一時的に高めて電池を活性化させたり、容量がいっぱいになる直前には電流量を落として、ジワジワと満タンまで供給するような技術があったが、今はスマホ側がそういう制御をしているのである。

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ちなみに、充電についてはアダプター側とスマホ側両方に保護回路があり、電流量がコントロールされるので、一般的な充電器ならスマホを壊してしまうようなことはない。しかし、一部海外から入ってくる格安充電器においては十分な保護回路が存在しない可能性もあるので、充電器は信頼のおけるメーカーのものを使うようにしよう。

2.高速充電するなら2~2.4Aの充電器を使おう

純正の充電器より早く充電したい人にお勧めなのが2~2.4Aの充電器だ。アフターマーケット各社から販売されており、iPhone純正の充電器よりも高速充電が可能になっている。

3.アップル社も認めているiPadの充電器の流用がお勧め

 左がiPhoneの充電器。右がiPadに付属してくる充電器。iPad用は、サイズによって10〜12Aの充電器が付属しているが、これをそのままiPhoneに使用することができるのだ。

IMG_0291 ちなみに、iPad充電器のiPhoneでの使用は、アップルの公式サイトでも認められている方法(https://support.apple.com/ja-jp/HT202105)。スペック的には、iPhone 7なら1.4A、iPhone 7 Plusなら2.0Aが最大電流なので、純正充電器の2倍の速度で充電されるはずだ。価格は2200円(税別)。

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実際に計ってみた。テスターで表示される電流量は、計測中にもけっこうコロコロと変わったので、iPhone側のバッテリー残量によって、流れる電流量を変化させている模様。見た限りでは、ご覧の1.76という数値が一番高く、バッテリー残量が少ないウチは1.4~1.6Aぐらいで充電しており、100%が近づくにつれ、1.0~1.2Aぐらいの電流量に落ち着いていった。

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表記される電流量通りなら純正充電器の半分の時間で充電できるはずだが、電流量がiPhone側で制御されておりiPhone純正充電器の7~8割の時間で充電されるというのが現実的なところ。実際に試してみるとiPhone 7 Plusを空の状態から2時間強で充電できた。

4.%表示は実は推定

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「20%と表示されているのに、急に空になった」と話す人がいるが、実はこのパーセンテージ表示というのはそれほど正確なものではない。

そもそもバッテリーの中にある電流量というはバケツに入っている水の量のように簡単には計測できないものなのだ。電流の総量は数値としては分からないのでバッテリーの電圧を計って、それから推測するのが一般的な電池残量の計測方式。もしくは、満充電と空の状態を計測しておき、満充電の状態からどれだけ出力したかによって、現在どれだけバッテリーに電力が残っているのかを推測するしかない。

それを、分かりやすいようにパーセンテージ表示しているだけなので、電圧変化で、20%残っていたのが突然0%になったように表示されることもある……というわけだ。温度変化などの影響も受けるので、表示されているバッテリーのパーセンテージ表示は、それほど当てになるものではないことを知っておこう。

5.メモリー効果は過去の話。長期保管は腹八分目の状態で

「完全に0%まで使わずに充電すると、バッテリーにクセがついて性能をフルに発揮できなくなってしまう」というのは、ニッカドバッテリー時代の話。ニッカドバッテリー時代には、この『メモリー効果』を受けないようにするために、完全放電してからフル充電したりした。

現在使われているリチウム系のバッテリーの場合には、メモリー効果はほとんどないので、あまり気にせずに、使いたいタイミングで使い、充電したいタイミングで充電すればいい。

ちなみに、長期間使わずに保管する場合には、8割程度の充電状態にしておいておくのがいい。使い切った状態で長期保存すると、さらに自然放電して再充電できないような状態になってしまう危険性がある。

逆に、満充電の状態だと、温度変化などで活性が上がった時に、満充電を越えた状態になってしまいバッテリーを傷めることがある。

ゆえに、長期間保存する場合には、満充電より少し放電した、腹八分目の状態で保管しておくのがベストなのだ。

6.ケーブルの品質は大事

切れかけのケーブルを「まだ使えるから」……と使っている人がいるが、これは厳禁。内部のケーブル同士がショートした時に、充電器やスマホ自体を破壊してしまう可能性がある。ケーブルの交換をケチって、充電器やスマホそれ自体を壊してしまっては、もともこもない。

iPhoneの場合は『Made for iPhone』マークの付いている充電ケーブルを使えば問題ないが、Androidなどで使うmicro USBケーブルの中には0.5A程度の電流のことしか考えていない粗悪なケーブルも存在する。このようなケーブルに大電流を流すと、熱を持ったり、最悪ショートしたりしてしまうこともある。十分にコストのかかったケーブルは、内部の電線が大電流を流せるように十分に太かったり、絶縁にしっかりした素材を使っていたりするものなのである。

ちなみに、iPhoneに付属する純正のケーブルは、断線した場合、アップルケア+の保証期間中ならアップルストアのジーニアスバーなどで新品と交換してくれるケースが多いようだ。

7.iPhone 7なら2800mAh、7 Plusなら4200mAh以上の予備バッテリーを持とう

電源のない場所でスマホを充電するために、今や欠かせないものとなっているモバイルバッテリー。iPhone自体をフル充電したいなら、iPhone 7なら2800mAh、7 Plusなら4200mAh以上の予備バッテリーを持とう。

iPhone 7内蔵のバッテリーは1960mAh、7 Plus内蔵のバッテリーは2900mAhとなっている。これらをフル充電するなら、モバイルバッテリー側はおよそ1.5倍程度の容量が必要だと言われている。もちろん、2度、3度と充電したいのなら、それに応じたモバイルバッテリーが必要だ。十分な容量のモバイルバッテリーを用意して、快適なモバイルライフを。

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(出典:『flick! News』)

(村上タクタ)

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