図説! スティーブ・ジョブズ・シアターの秘密
FUNQ
- 2017年09月26日
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『プレゼンの天才』ジョブズの残したシアターの『謎』
iPhoneを創造した、アップルの元CEO、故スティーブ・ジョブズ。
彼の最後の創造物と呼ばれる、アップルの新社屋Apple Parkの中に設けられた、新商品説明会のために設けられた、新しいシアター。先日、iPhone 8/8 Plus、iPhone Xの発表の時に、初めて使われたこの会場には、あるダイナミックな仕掛けが隠されていました。
この仕掛けこそ、『プレゼンテーションの天才』と言われた、彼の『One more Thing…』だったのかもしれません。
丘の上にガラスの円筒の入り口だけ、本体は丘の中にあるという構造
さて、スティーブ・ジョブズ・シアターですが、まず場所としては、例の巨大は本社の『リング』とは少し離れた場所にあります。
そして盛り土で作られ、周囲に木が植えられて、まるで古墳のようになった丘の上にある円筒型のガラスの入り口から建物内に入ります。
その下は、こういう構造になっています。
※なお、この図は筆者の記憶に基づいて描いてもらったものなので、正確な図面から起したものではありません。だいたいの感じを理解していただくための概念図だと思って下さい。
で、地上階から、円周に沿って緩やかなカーブを描く階段を降りていきます。
こんな感じ。
そして、降りたところはこんな感じの狭いスペースになって、シアターの観客席の方に繋がっている。
左側はシアターへの入り口。入り口の上には『Steve Jobs Theater』と掘り込まれている。
右側は大きな太い柱のようになっている。
突然展示場が現れる、まさに『現実歪曲空間』!
ところが、Keynoteが行われている間に、この部分が開いてドーンと、タッチ&トライの会場が現れるのだ! まったく、現場にいると、キツネにつままれたような気分でしたよ。
それが、この場所。
シャッターはどこに収納されるのかはAppleの人は教えてくれませんでした。
正確な構造は謎に包まれたまま
上に上がるのかなと思いましたが、上の壁とはツライチだったので、収納するには少し引き込まねばなりません。もうひとつの想像としては、Appleマークのある白い壁の方に引き込まれるのではないかということなのですが、引き込まれるとしても壁の部分にはほとんど痕跡がありません。
私は、どっちかっていうとこの背面に隠れる派なので、パネルが開いて収納するのではないかと思うのですが……どう思われますか?
床には一切の痕跡もレールもありません。実に不思議です。そういえば、Keynoteの間って、後ろ側ってドアかなにかで閉まってたっけ……? そんな記憶もありません。
シャッターはどこへ消えたのか? この謎、いつか明かされることはあるのでしょうか?
(出典:『flick! News』、ILLUSTRATION:A-LA-BULKA アラブルカ)
(村上タクタ)
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