ホームボタンがなくなったiPhone X、使い心地は?【動画アリ】
FUNQ
- 2017年11月01日
ついになくなったiPhoneの象徴
iPhone Xはボディ前面全体を覆う、大きなディスプレイが使われている。そのため、従来からiPhoneの象徴のように存在していたホームボタンがなくなっている。
「困ったら、ホームボタンを押せばいいから」と、初心者の人に教える時には言ったものだが、その初心者の心の拠り所がなくなってしまったのだ。
試しに、Safariを開いた状態にして、妻に渡して『ホーム顔面に戻してみて』と言ったら、3分ぐらい悪戦苦闘してもホーム画面に戻せなかった。
答えは「画面下からフリックアップする」である。
動画で見れば一目瞭然。
覚えておきたい、いろいろな基本動作
下からすり上げるようにするとホーム画面になる。
ホーム画面からだとタスク切り替えになるが、その場合はすり上げて少し待つ必要がある。
2枚目以降のホーム画面では、フリックアップすると「ぴゅん!」と1枚目のホーム画面に戻る。
コントロールパネルは従来とは逆に右上から
逆にコントロールパネルは、画面上部右のバッテリーや電波状況のアイコンが出ているところから引き下ろすと出てくる。
コントロールパネルについては、従来のiPhoneと逆になるから注意が必要だ。
タスクの終了もタスクの切り替え画面で、タスクを長押しすると消去ボタンが出てくるので、それで消すのが基本になる。消去ボタンが出ている時には、従来通り上にフリックアップでも消すことができる。
どんな時でも頼りにしていたホームボタンがなくなってしまったのは非常に心もとないが、どうやら新しいインターフェイスはこちらのようだ。
『慣れるか?』といえば慣れそうな気もするが、初心者にとってはホームボタンの分かりやすさには敵わなわなそうだ。反面iPhone Xを使う人はベテランなのだから、そんな心配は無用ではないかとも思う。
支払いの時はサイドボタンダブルクリック、画面キャプチャーはサイドボタンとボリュームの+……と、インターフェイスが変わった部分については戸惑いがないかといえば、ウソになる。
しかし、画面が広くなるだけではなく可動部分がなければ、故障も減るし、防水性における問題もなくなる。Touch IDより、Face IDの方が個人を特定する能力は高く『なりすまし』は難しいので、セキュリティ性能も上がっていることになる。
使いはじめて24時間が経ったが、まだ指はホームボタンを探している。だが、そのうち慣れそうな気配。どのぐらいで慣れるのか、またご報告したい。
(出典:『flick! digital (フリック!デジタル) 2017年11月号 Vol.73』)
(村上タクタ)
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