もう、iPhoneのホームボタンは要らない
FUNQ
- 2017年11月03日
ホームボタンがなくなったら、不便だと思ったのだが……
本日、11月3日に発売になる新世代のiPhone、『iPhone X』の最大の特徴は、本体全面を覆う有機LEディスプレイの採用と、それにともなってホームボタンがなくなったこと。
指紋認証のTouch IDの代わりに、3万の赤外線ドットを照射して顔の形状を読み取るFace IDを採用し、ホームボタンなしにユーザー認証を行うことになっている。
しかし、初めてiPhone Xを使う人に渡すと、かならずやホームボタンがないことに困惑する。
初心者iPhoneユーザーにiPhoneを使わせる時にも、「困ったらホームボタンを押せば元に戻るから」と言ってきたのに、その『困った時のホームボタン』がなくなってしまうのだから、誰だって困惑するに違いない。
ちなみに、画面の下辺をフリックアップするとホーム画面に戻る。
しかし、2日で慣れた
なにしろ、ホームボタンを10年間押し続けてきたのだ。そのクセは抜けなくて慣れるまで時間がかかるに違いない……と思ったら、あっさり48時間で、僕は新しい『フリックアップ』という操作系に慣れてしまった。
そのことを如実に感じたのは、ふと前のデータの移行のためにiPhone 8 Plusに触れた時にこと。なんと、僕はホームボタンを押さずにフリックアップしてしまったのだ(汗)間抜けにも、フリックアップすると、ご覧のようにコントロールパネルが登場する。
考えてみると、片手持ちして親指で操作している時に、親指でボタンを押すというのは、少し妙な方向に、しかも他の操作より力を入れなければならない。
それよりも、他の操作と同様の力加減でフリックアップした方が楽なのだ。
動画にするとこんな感じ。
まぁ、つまりは幸運にもiPhone Xを手に入れた人は心配する必要はない。すぐに慣れる……ということだ。「ホームボタンがないなんて使い難いに違いない!」なんて意見は気にする必要はない。「そっちのブドウは酸っぱいぞ!」と言ってるようなものなのだ。
上下を間違えるのが困りモノ
では、何も困っていないかというと、さにあらず。
実は、iPhone Xはけっこうな頻度で上下を間違える。ホームボタンがないから区別がつかないのだ。画面をタップしてディスプレイが表示されてから、上下が逆であることに気がつくのだ。
いっそ、iPadみたいに、加速度センサーを使って、上下関係なく下にある方が下として使えるといいのだが。
(「あ、逆さまに持っちゃった!」という状態……なのだが、区別つかないでしょ?)
ともあれ、明日、iPhone Xを入手されるみなさん! Enjoy!!
(出典:『flick! digital (フリック!デジタル) 2017年11月号 Vol.73』)
(村上タクタ)
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