Apple、iPhone 8/8 Plusの(RED)モデルを発表
FUNQ
- 2018年04月09日
ガラスに、透けて見える赤が美しい
アップルが、真紅のiPhone 8/8 Plusを発表した。
エッジ部分は従来通り赤いアルマイトだが、背面のガラス部分は、透き通ったガラスの向こうに赤い色が見えるので、これまでに見た事がないような鮮やかな色合いとなっている。とっても目立つiPhoneだ。
(RED)の支援で救われている命がある
これは(RED)に基づいたモデルで、このiPhoneを購入するたびに、『世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)』に商品の価格の一部が直接寄付される。
(RED)はU2のボノが立ち上げた団体で、『エイズのない世界』を目指すチャリティ団体だ。アップルの他にも、マイクロソフト、コカコーラ、スターバックスなど名だたる大企業が協賛する非常に大きなムーブメントである。
地球上でもっともエイズが蔓延しているサブサハラアフリカ(北アフリカ以外のアフリカ地域を指す)では、決して高価なものではないにも関わらず、命を救うための薬を手に入れることができない人が数多くいるという。 (RED)のチャリティで集められたお金は、カウンセリングや検査、予防、そして、いちばん痛ましい母親からまだ生まれていない子供へのエイズの感染を予防するための活動に使われる。
命を救う治療に必要なのは1日たった30セントなのだそうだ。でも、アフリカではこの安価な薬さえも手に入れられずに命を落とす人がいる。
過去10年に渡って(RED)の支援するグローバルファンドの助成金によって、7000万人の命が救われている。
10年前には毎日約1200人の赤ちゃんがエイズに感染して生まれていたという。この数は減っており、2020年までにはこの数をゼロ近くにし、2030年までにエイズを撲滅できる可能性があるという。
(村上タクタ)
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