明日、新しいiPhoneが発表されるクパチーノより現地レポート
FUNQ
- 2018年09月12日
iPhoneが発売されて、11年目に突入!
このレポートが掲載されるのは、日本時間9月12日の午前中だと思う。日本的には夜になって、夜中の13日午前2時頃、新しい新しいiPhoneが、Steve Jobs Theaterで発表される。私はその発表会をレポートするために、カリフォルニア・サンノゼに来ている。
こちらはそろそろ、日が傾いて来たけれど、明日の朝(日本時間では13日午前2時に発表会が開始される)になると、サンノゼの宿から、Apple Parkに向かい、発表会のレポートの準備を行っていることだろう。
iPhoneが発売されて、11年。
iPhoneが登場し、それに影響されてAndroidが作られ、この2つの携帯電話が世界を席捲し、まさに世の中を変えた。スマホさえあればあらゆることができる。スマホが産まれる前とは、まさに世の中はまったく違うものになった。
▲Apple Park Visitor Centerで販売されている。現行モデルのiPhone。明日の午後には新しいiPhoneが展示されるのだろうか?
私は、『アイデア』を最初に具現化した人たちを尊敬するし、iPhoneに似た何か違うものを愛用するつもりはまったくない。なにしろ、世界のほとんどがWindowsだった時代にもMacを使っていたのだから、シェアなんかにはまったく興味がない。極論、世界で使ってるのが私たったひとりだたっとしても、私がiPhoneを快適に使えるのなら、それでいいのだ。
口さがない人は、Androidのシェアが上がったとか、iPhoneにはイノベーションがなくなったとか言う。しかし、最初にほぼ完成した姿のiPhone登場した時のインパクトが大きかっただけに、あとに大きな変化を生み出せないのは当然にも思える。
が、iPhoneが世に出て11年。次はどうなるのか? は気になる。
Appleの発表会を見ていても、さまざまなデジタルデバイスを見ていても次が『ARとVR、そしてML(マシンラーニング)、音声アシスタント』であることは明白だ。しかし、それが具体化するには、もう少し時間がかかるようだ。
今回、発表されるiPhoneのサイズや、名称については、いろいろなウワサが飛び交っていて、みなさん御承知かと思う。最近は、iPhone 3~5あたりの時代ほどのドラスティックな変化はないし(もしくは我々が変化に慣れた)、漏れ伝わる情報も正確になってきてしまっているから、おそらくウワサ通り、3種類のiPhoneと4シリーズ目のApple Watchが発表されるとは思う。しかし、それだけがゴロリと出てくるワケではないだろう。
そこには新しい機能や、コンセプトが加わっており、単に何インチの画面の何が出たというだけでなく、未来のiPhoneが広げる世界観が加わっているはずだ。
多分、ミー文字も面白いと思うし…(笑) それより、新しいSiriショートカットも、iPhoneをかなり便利にしてくれると思う。Siriショートカットはパブリックベータとして配布されたOSには入っておらず、アプリとして提供されるから、まだ試用レポートはあまり出回っていないはず。新しいiPhoneに備えてiOS 12が公開され、アプリがローンチされれば使えるようになるはずだ。
▲ミー文字で作ったキャラクターは、メッセージアプリなどでも使える
新しいiPhoneのサイズが分かってしまっていたとしても、興味深いことはまだまだあるはず。
明日、Steve Jobs Theaterからは、まずTwitter(@flick_mag)で情報発信するので、ぜひフォローいただきたい。その後、本サイトなどで情報を取りまとめてレポートしたい。お楽しみに。
▲Apple ParkのSteve Jobs Theaterへのゲート。明日はここを通って、新型iPhoneの発表会に向かう
▲今回のプレスパスはWalletで受け取った。NFCを使って入場をチェックするのだろうか? パスはApple Watchに転送してある
(出典:『flick! digital (フリック!デジタル) 2018年9月号 Vol.83』)
(村上タクタ)
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