新iPhone OSに密かに搭載された自動化機能を使いこなせ!
FUNQ
- 2018年09月28日
あまり知られてないけど、超絶便利なiOS 12対応アプリ
9月18日から、iPhone 5s以降のすべてのiPhoneでアップデート可能になったiOS 12には、非常に便利な機能が秘められている。
それが、このSiriショートカットだ。
6月のWWDC(世界開発者会議)で発表されたが、OS自体に搭載されているのではなく、iOS 12以降で使えるアプリとして公開された。だから、App Storeでダウンロードしてイントールしない限り使えない。
しかし、この機能、使いこなしたら、非常に有効。とっても簡単な操作でiPhoneに複雑なアクションをさせることができる、超便利機能なのだ。
面倒な操作を音声コマンドひとつで
写真はWWDCでデモンストレーションされた例なのだが、「Hey Siri, Surf Time!」というだけで、Surf Reportを読み、地元の天気を調べ、おなじみのビーチへの道を検索し『サンスクリーンを忘れないように!』とリマインダーに入力することができる。
さまざまなアクションを組み合わせて、それをひとつの命令でこなす機能、それがショートカットなのだ。
アプリのギャラリーには、さまざまなサンプルが提示れている。たとえば、iTunesで再生回数が多い曲から25曲をまとめたプレイリストを作る。写真を縮小してグリッド的に並べる。NASAの今日の画像をダウンロードしてくる……などのアクションを命令ひとつでこなすことがでる。
たとえば『Hey Siri!! 位置情報を共有』というだけで、位置情報を取得し、マップに表示し、それをメッセージで送ることができる。
iPhoneで、プログラミングして日常を便利にする
サンプルをダウンロードしてくるだけでなく、自分でもショートカットを作ることができる。いわば、簡単なプログラミングだ。
毎日、いくつものステップを行っていて『面倒だな』と思っていることを取りまとめて、簡単におこなうことができるようになる。
これなら、プログラミング言語を学習しなくても、自分が便利なサービスを誰でも作ることができる。
さらに、そのショートカットをSiriで呼び出すこともできる。
ショートカットの設定を開き、そこの『Siriを追加』をタップ。次の画面で録音ボタンを押しながら自分が使いたい名称を言えば、自分だけの音声命令で動くショートカットが完成する。
音声を登録したら、Apple WatchのSiriも使える。Apple Watchのデジタルクラウンを押しながら『自宅に帰るね!』というだけで、自宅へのナビゲーションを検索し、かかる時間を妻のiPhoneにメッセージし、お気に入りの音楽を再生したりすることができる。
どんなコマンドを組み合わせて、何をさせるかはあなた次第だ。
(出典:『flick! digital (フリック!デジタル) 2018年10月号 Vol.84』)
(村上タクタ)
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