Adobeの魔法がさらに加速する! LAで開催されたAdobe MAXで発表された驚き

世のクリエイティブを変化させていくAdobe。Adobe MAXで発表された最新情報

あなたが1日に目にするクリエイティブのほとんどが、Adobeのアプリケーションから作られている。

多くの写真はLightroomで選ばれ、Photoshopで仕上げられ、ポスターやあらゆるパッケージデザイン、ロゴなどはillustratorで作られ、我々出版社が作る本はInDesignで、ウェブサイトはDreamweaverで、映像はPremiereやAfter Effectsで作られている。

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そんなAdobeが年に1度開催する、新製品を紹介し、未来の計画を語り、アプリケーションごとの多くのセッションを開催するイベントがAdobe MAXだ。今年は10月15〜17日にロサンジェルスで開催される。

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全般には、AIがより使われるようになり、各アプリがAR/VRに対応するようになり、音声入力などの新たなインターフェイスにも対応するようになる……というのがおおまかな流れ。AppleがWWDCなどで言っていることとある意味同じだ。

そんな流れにそって、Photoshop、XD、Lightroom、InDesign……などなどのさまざまなアプリがアップデートし、さまざまな仕様変更が施された。が、そこは他の専門メディアに任せて、ここでは我々一般人にとっても興味深い新たなアプリ、Adobeがスニークプレビューとして発表したちょっと先の話に注目してみよう。

空間に絵を描く魔法のプロジェクト

ひとつは、驚きの計画、『Project Aero』だ。

Aeroでは、コードを描くことなくARコンテンツを作ることができる。

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空間上に立体的な絵を描くことができるのだ。今後、AR、VRコンテンツが増すに従って、こういう空間上に立体的な絵を描いていく職能が必要になっていくだろう。そのための土台を作るのがAeroだ。

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さまざな質感を持ったオブジェクトを空間状に描いていくAeroのクリエイターはまさに魔法使いのような気分を味わえることだろう。

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新規、タブレットのお絵描きアプリプロジェクトGemini

続いてはプロジェクトGemini(ジェムナイと英語風に発音されていた。カタカナ英語的にはジェミニだが)。

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これは、Photoshopでもillustratorでもないお絵描きアプリ。ビットマップとベクターデータの両方を扱うことができる。

ご覧のようにレイヤーもサポートされている。

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フォトショップのPSDファイルをベースとしたラウンドトリップで、iPadとパソコンの相互でデータをやりとりできる。iPadやSurfaceのようなマルチタッチディスプレイで感圧式のペン入力での仕様を前提として考えられているが、従来のモバイルアプリとは異なり、単独で作品を仕上げるだけの性能を与えられている。
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お絵描き好きとしては楽しみなアプリだ。ぜひCCの中だけでなく、単品販売もして欲しい。

iPadでフル機能のPhotoshopが動く

最後に『Photoshop CC for iPad』。つまり完全にフル機能のPhotoshopがiPad上で動くようになるということだ。

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つまりは以前のモバイルアプリのように無償で……ということはおそらく出来ないだろうが、ともあれ写真の加工に関してはiPad ProさえあればOKという時代がやってきそうだ。RAW現像については語られなかったが、おそらくRAW現像も可能になるのだろう。となれば、カメラマンは写真を扱うのに、iPadさえあればOKという時代がやってくるのかもしれない。

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この他にも非常にさまざまな発表がAdobe MAXでは行われ、今後のプロのクリエイティブを変えていくことだろう。ニュースにさらに注目しておきたい。

(出典:『flick! digital (フリック!デジタル) 2018年10月号 Vol.84』

(村上タクタ)

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