今週金曜日にリニューアルオープンするApple渋谷に行ってみた

渋谷の街にふさわしい店に

Appleが戦略を転換し、今年に入って日本にアップルストアが増えていることはご存じの通り。そんな中、昨年から休業中だった、Apple渋谷(最近はApple Storeとは言わない)が2018年10月26日午前8時にリニューアルオープンすることが発表された。

遡ってお話すると、日本初のアップルストアは2003年オープンのアップル銀座。これは、米国外で初のアップルストアで、内覧会には故スティーブ・ジョブズ氏も来日したという。以降、心斎橋、名古屋栄など、2006年までの3年間に7店舗がオープン(現在札幌は閉店)。その後、2014年に表参道がオープンしたことを除いては、約12年間もアップルストアの新規オープンはなかった。

しかし、今年、2018年の4月7日オープンのApple新宿の開店の際に「我々は再び日本の重要性に着目し、今後数年間で数店舗アップルストアを増やす予定だ」と発表し、新宿以外にも今年中にあと2店舗増えると示唆した。

その予告通り、8月25日にはApple京都がオープンされ、さらに10月26日には渋谷がオープンすることになったというわけだ。

じわじわと色が変化する大画面をファサードに

場所は2005年8月6日から営業していたところのまま。渋谷の公園通り、つまり渋谷MODI(旧マルイシティ)から代々木公園に向けて上がっていく坂道の途中、渋谷側から歩いて右側に位置する。2017年11月26日に休業して約11カ月の休業を経て復活ということになる。

アップルストアは巨大なガラスのファサードや、人工大理石などの効果に十分時間をかけて現地で組み立てたりするので、工事に大変時間がかかるのだが、休業中の家賃(あの場所で11カ月も営業しないなんて、どれほど家賃がかかることだろう!)をものともせず、じっくりと工事を進めるようだ。それだけに、建築物としても興味深い建物ができるのだ。

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新しいApple渋谷の外観上の注目ポイントは、じわじわと色が変わってゆく巨大なスクリーンをファサードに使っていることだろう。このグラフィックはiPhone X以降の壁紙にもなんとなく似ている。表示するグラフィックは、時代にマッチするように時折リニューアルされたりするのかもしれない。ディスプレイなのだから、可能なはずだが、あまり広告動画のようなものを流すのはAppleらしくない気がする。中央には大きな白いAppleマークが付くことだし。

ドアのすき間から、内部をのぞいて見ると……

上下には少しガラス面が伸びており、ディスプレイと同じ面を広げている。下側は軒のような役割も果たしているようだ。

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下側の半透明のブルーはガラスの表面に貼ってあるようなので、開店時には剥がされて、透明なガラスになるのではないかと思う。Apple京都などもそんなパターンだった。

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私が見に行った時は、中央のドアのすき間が少し開いていて、中が覗けた。といっても奥が見えたわけではないのだが、上部に色相がゆるやかに可変するLEDが設置されており、それが1階の窓部分の色を上部のディスプレイと同じように、少しずつ色を変化させる役目を果たしていた。

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左右の柱は、最近の他店舗で使われているのと同様、石っぽい仕上げ。

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おそらく内装はタウンスクエア・コンセプトを踏襲

まぁ、外から見ただけでは何も分からないわけだが、おそらく最近のアップルストアでおなじみの『タウンスクエア・コンセプト』に沿ったものになると思うので、Today at Appleを行うことができる大型のスクリーンが設けられ、その周りに座れるキューブ型の木と、キューブ型と球形のレザーのイスが置かれるのだろう。

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アップルストアは、商品を販売したり修理を受け付けたりする場所でもあるが、同時に人が集まり、Apple製品の使い方をしったり、Apple製品で作り出されるクリエイティブを体験したりする場所でもあるというのがタウンスクエア・コンセプト。人が集まる場所であるというのが大切なのだ。

また、最近のアップルストアはその場所に合わせた工夫もするようなので、もしかしたら渋谷らしい『何か』は、ファサードの大型ディスプレイだけではないかもしれない。

ともあれ、2018年10月26日(iPhone XRの発売日でもある)に開催されるオープニングが楽しみだ。

(出典:『flick! digital (フリック!デジタル) 2018年10月号 Vol.84』

(村上タクタ)

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