cheero、究極の定番バッテリーの最新モデル Power Plus 4 13,400mAhを発売！

cheeroの歴史とともにある絶対的人気商品Power Plus

『Power Plus』は、バッテリーメーカーとして知られるcheeroの看板商品だ。

初代のPower Plusの大ヒットで、cheeroは世に知られるようになった。ちょっとメタリックの入った角張ったグレーのバッテリーで、あまりかわい気もなく、武骨な商品だった。しかし、3000円前後という販売価格で、1万mAhという大容量は他に例がなかったので、大人気を博した。

ちょうど、スマホを多くの人が使うようになったタイミングで、安価な大容量モバイルバッテリーを多くの人が必要としていたというタイミングも良かった。

このあと、楕円型で銀色の本体を持つPower Plus 2、白い樹脂ボディで上下をグレーにしたPower Plus 3も定番商品として大ヒットした。大容量だしサイズも手頃、そして何よりリーズナブルだった。

Power Plus 3では日本製のサンヨーセルを使うなど、安心して長期間使えるバッテリーであるという点も人気のポイントだった。

13,400mAhの大容量と、 充電ポートをUSB-Cとした英断

そしてPower Plus 3の発売から4年弱。ついに、Power Plus 4が登場した。看板商品といっていいアイテムなので、製品的には力が入ってるに違いない。容量は13,400mAhと少々大きめだが、スマホのバッテリー容量が増えていることを考えると、このぐらい大きめの方が安心だ。

これは新たなスタンダードとして、ひとつ買っておきたいバッテリーだ。

13,400mAhという容量は、iPhone XSなら3.5回、Galaxy S9なら3回充電できるという安心の大容量。おそらく3,350mAhの18650セルを4本使用していると思われる。

今回のPP4の最大の特徴は、充電ポートにmicro USBを廃してUSB-Cのみとしたこと。まだ、micro USBでないと充電できない人は少なくないと思うが、13,400mAhという大容量を高速に充電できるというメリットは大きい。

また、MacBookシリーズを使う人であれば、少なくとも充電器はあるワケなので、案外充電側はUSB-Cのみとしても問題は少ないのかもしれない。

出力側はUSB-C PD 18Wの他に、通常のUSB-A 5V 2.4Aのポートも持つ。こちらさえコンベンショナルなUSB-Aなら案外と困るシーンは少ないかもしれない。

最終的には、Apple製品ユーザー周辺はUSB-CとLightningに収斂していくのではないかと思うので、業界をそちらに導くという意味でも充電側のmicro USBをやめてUSB-Cにするという決断は支持したい。

AppleがMacBook ProをUSB-Cのみとした時は本当に驚かされたが、それから2年が経って、多少はUSB-Cも普及したといえるだろう。

また、USB-C PDの出力を持つことで、MacBook Proに給電できるというメリットもある。少し試してみたが、給電しながらMacを使い続けることができる。ただし、18Wなので、13インチモデルでも重い処理だと給電よりも消費の方が早い。15インチだとなおのことだろう。

容量的にはMacBook Pro 13インチモデルのバッテリーを50％程度サポートできるぐらいの感じだとは思うが、それでも長時間、電源がない場所で作業しなければならないシーンでは助けられそうだ。

また、同梱されているUSB-C−USB-Cケーブルも60Wまで通すことができるものとあって、MacBook Pro 13インチの充電などにも使えそうだ（USB-Cケーブルのケーブルには性能表記がないが、それぞれ通すことのできる電力、データ通信速度などに違いがある）。

価格は参考小売価格が5980円（税込）。Amazonでの価格が3480円（https://amzn.to/2PNSZBb）。Yahoo!と楽天での価格が3580円となっている。また最初のロット限定の発売記念価格も設定され、それぞれ3100円。3200円となっている。発売は本日（10月23日）の正午。

新たな定番となるバッテリー。リチウムイオンでセルも丈夫なので。末長く使えるモバイルバッテリーになるはずだ。

（出典：『flick! digital （フリック!デジタル） 2018年11月号 Vol.85』）

（村上タクタ）