東工大の学園祭の出店、GPSゲームで、仮想通貨をGET

仮想通貨ぐらい扱えなくてどうする

経団連の会長が初めて電子メールを執務室に導入したと話題になっているが、年齢はともかくとして、新しいテクノロジーは即座にキャッチアップしていけないと、国は衰退していくわけだ。

車が発明されたことを無視して馬車を作り続けた人、スマホの便利さに目をつぶってガラケーを作り続けたメーカー、それぞれどうなったかを考えれば自明の理。衰退したくなければ、新しいテクノロジーをキャッチアップしていかなければならない。

増してや、若い人にはじゃんじゃん新しい地平に向かってチャレンジして欲しいものだ。

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2018年10月6~7日に開催された東京工業大学(東工大)の学園祭である『工大祭』の出店において、GPSゲームと仮想通貨を組み合わせた『QRCODE HUNT』というデモゲームが行われた。

主宰は東工大のブロックチェーン研究会『CrypGeek(https://peraichi.com/landing_pages/view/crypgeek

』。ノウハウなどにおいて協力するのは歩くと仮想通貨を稼げるゲーム『ビットハンターズ』で大きな話題となったリアルワールドゲームス株式会社(http://realworldgames.co.jp/)。

学校内を歩き回って仮想通貨を稼げ!

取材のために、工大祭に行った。

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ライブをしてたり、焼きソバや焼き鳥などの出店がいっぱい出ているのは普通の学校と変わらない。しかし、たたら製鉄で鉄を作り出すブースや、バッテリーを使った自作電動カートに乗れるブースがあるところがいかにも工大。『CrypGeek』のブースもそんな一角にあった。

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『QRCODE HUNT』は学園内に隠されたQRCODEを探して、学内をめぐり、最初に与えられたトークンを増やしていくゲームです。基本的にはトークンの量を競うゲームですが、このトークンは『CrypGeek』のブースでペットボトルのドリンクなどと交換することもできるということだ。

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QRコード探しには、リアルワールドゲームス株式会社のゲーム『ビットにゃんたーず(https://bitnyanters.io/)』の地図と、地図上に表示される目印を使う。

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仮想通貨側の扱いにはウェブアプリを使う。まずブースでQRコードを読み込み、学生が開発したウェブアプリを立ち上げる。ここで最初に100TECがAirDrop(無償付与)される。

TECとは『Titech Electric Currency』の略で、つまりは東工大電子通貨ということだ。

この電子通貨はERC20という規格で作られている。ERC20はイーサリアム(ビットコインと似たようなもの)という仮想通貨のブロックチェーンによって生成されるトークンの規格でウェブアプリから他の人にトークンを送信することができる。

『ビットにゃんたーず』の地図上に表示される黄色い目印に行くと付近にQRコードが隠されており、そのQRコードをウェブアプリに読み込ませてTECを送信すると、TECが増加する仕組みになっている。

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つまり、いろんな場所に行って、QRコードを発見し、TECを増やすというゲームだ。

簡単に仮想通貨を体験できるのが面白い

実際にプレイさせてもらったが、なかなか面白かった。

ミソは、これにより簡単に仮想通貨を体験できるということにある。

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中央集権的なデータサーバがあるわけではないのに、TECの増減はちゃんと管理されて、保障される。それが仮想通貨の面白いところだ。

また、そのサービスを大学生が作り上げて運営できる。そんな体験を眼前にできるというのも興味深い。

学園祭で焼きソバや焼き鳥を食べるより、よほど興味深い体験だといえるだろう。

これからも世の中がどんどん変わって行く。日本にも仮想通貨サービスを楽しみとして作ってみたりできる若者がいることを少し心強く感じた。

(出典:『flick! digital (フリック!デジタル) 2018年11月号 Vol.85』

(村上タクタ)

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