2018年型MacBook Pro/Airユーザー必携のアダプターはALMIGHTY DOCK TB3
FUNQ
- 2018年12月18日
現状のMacBook Proではアダプターは必須
ご存じのように、2016年モデル以降のMacBook Pro、2018年モデルのMacBook Airは、『Thunderbolt 3』というコネクター形式に変わっており、従来のUSBコネクター(USB-A)や、SDカードなどを使うことはできない。
この新しいThunderbolt 3は大容量の電源、周辺機器との高速データ通信、Ethernet、外部ディスプレイとの接続……など、現状のアダプターに求められるすべての機能をひとつのコネクターで賄うことのできる素晴らしい規格だが、周辺機器がそれに対応してくれるまでは、不便を強いられることになる。
その不便を解消してくれるのが、Thunderbolt 3コネクターに接続するマルチアダプターだ。
マルチアダプターは様々なところから輸入されているが、筆者が信頼するのが、フォーカルポイントが販売するTUNEWEAR ALMIGHTY DOCKシリーズだ。同社社長の恩田フランシス英樹氏(一時期アップルにいて、ジョブズと同じ会議に出るようなポジションにいた人物)が、細部に渡って仕様を詰めている。
これらマルチアダプターは一見するとどれも同じように見えるが、実際にはコネクター部分の接触や強度、USB-Aポートの供給電流の大きさ、HDMIの仕様やfps数など、内部チップの性能や設計の安全マージンなどに差がある。モノによってはディスプレイ接続のバージョン違いなどで「あれ? 繋がらない」という可能性だってある。
というわけで、Thunderbolt 3アダプターしか持たないMacBook Pro/Airを買うならまず ALMIGHTY DOCKシリーズの製品を購入すべきなのだが、このたび新たに最新スペックのTUNEWEAR ALMIGHTY DOCK TB3という商品がリリースされた。
2018年モデルのProやAirのコネクターは固い
このTB3が、同シリーズ最新モデルであると同時にMacBook Pro/Airの 2018年モデルに対応した唯一の2ポート式コネクターを持つマルチアダプターなのである。
実は2016〜2017年のMacBook Proのコネクターの噛み込みは少し緩めだった
外部ドライブなどを繋いでいる時に抜けるようなことがあると大きなトラブルに繋がりなねない。その点を改良したと思われる2018年モデルのMacBook Proや秋に発売されたMacBook Airは、コネクター部分の噛み込みが従来モデルよりしっかりしているのだ。そのせいか旧モデルTB1、TB2では奥までコネクターが入らなくなってしまった。
そこにいち早く対応した新モデルがTB3というわけである。
カラーはシルバーとスペースグレーの2種類があり、価格は7980円(税別・フォーカルポイントストア価格)。
設けられているポートはThunderbolt 3のパススルーと、HDMI、USB-Aの3.0が2ポート、さらにmicro SDとSDカードのリーダー、そして1000BASE-TのEthernetコネクター。
特にEthernetコネクターは可動式のラッチを設けて、本体の厚さを11.6mmと薄く保つことに成功している。
これだけのポートがあれば。日常で困ることはまずないだろう。
ちなみに本機がベストマッチだとは思うが、Ethernetポートは要らないけど、USB-Cポートがもひとつ要るというならTB2(ただし2018モデルにはフィットしない)、mini Display Portが必要ならC2、USB-Aポートが3つ必要ならC1、コンパクトさが必要ならCM1か2と同シリーズの他の選択肢も選ぶことができる。
ちなみに、MacBook Airに使うと奥側が少し浮いたような感じになるが。機能としては問題ない。2018モデル現状2ポート式ではこれしか選択肢がないのだが、ここはデザイン的にフィットするものが用意されると嬉しいところ。
ともあれ、現状ではMacBook Pro/Airをお使いの方でアダプターを探している方は、筆者がお勧めするのはこのALMIGHTY DOCK TB3である。
(出典:『flick! digital (フリック!デジタル) 2018年12月号 Vol.86』)
(村上タクタ)
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