『雨は夜更け過ぎに雪へと変わる』のが分かる。Yahoo!天気なら
FUNQ
- 2018年12月26日
「雨は夜更け過ぎに、雪へと変わるだろう……」と山下達郎が歌ったのは1983年のことだった。
当時は天気予報もアテにはならず、僕らは突然の大雪に途方に暮たり、ゲレンデに向かう途中の峠道で「恋人はサンタクロース♪」なんてヤケっぱちで歌いながらタイヤチェーンを付けていたりした。
時はそこから35年も経ち、天気予報はかなり正確、かつ綿密になった。手元のスマートフォンで、望む場所の、1時間刻みの天気予報を見ることができるようになっているのだから本当に隔世の感がある。
『Yahoo!天気』の天気マークはなんと65種類に増加
2018年12月25日、クリスマスのYahoo!の発表によると『Yahoo!天気』(iOS版、Android版)と『Yahoo!天気・災害』(ウェブ版)は、天気マークを大幅に追加。より、分かりやすく細かい気象の移り変わりがわかるようになった。
たとえば、曇りひとつとっても白っぽい『雨の降らないくもりマーク』と、濃いグレーの『雨の降る可能性のある曇りマーク』に分けて表示する。
1時間ごとの天気予報のマーク(ピンポイント天気)は7種類から21種類になり、1日ごとの天気予報のマーク(今日明日の天気、週間天気)は36種類から65種類へと大幅に増加した。
天気マークの大幅な追加は株式会社ウェザーマップ社の気象情報により可能となったという。
いくら科学が進んだところで、天気の予報は複雑系なので、大気中の分子ひとつひとつが演算できない限り完全なシミュレーションは不可能だ。とはいえ、取得できるデータの量が増し、コンピュータの演算能力が増した現在では、前世紀に対して比較にならないほど正確な予報が実現していることはみなさんお感じになっていることと思う。
雨雲レーダーは、雨と雪を識別するように
また、「Yahoo!天気」アプリは、6時間先までの「降雪」や「降雨」、降雪量を地図上に表示する「雨雪レーダー」の提供も開始している。
これにより、どのタイミングから、もしくはどの場所から雨が雪に変わるかが、かなり正確に見通せるので、クルマで走行中なら、退避したり、ルート変更したり、チェーンを巻いたり……ということが、将来的な降雪、降雨を見通しながら行えるようになる。
これほど正確に未来の天気が見通せれば山下達郎の「クリスマス・イブ」の主人公も、「きっと君は来ない……」などと煮え切らないことを言わずに、とっとと車に乗って迎えに行けたころだろう。
もっとも、いくらコンピュータが進歩したって、女心は予測できないものかもしれないが。
(出典:『flick! digital (フリック!デジタル) 2018年1月号 Vol.87』)
(村上タクタ)
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