邪魔な人ゴミを消す! iPhoneの裏技撮影テク『長時間露光』

手前を通りかかる人を消すのに便利な『長時間露光』

これからの季節、人の多いところで記念写真を撮ることが多くなる。そんな時に、写真のクオリティをグッと上げるiPhoneの裏技をお教えしよう。

それが、『長時間露光』だ。

ご覧のように、まるで一眼レフカメラでスローシャッターを切ったように、動いているものをブラして消してしまうことができるのだ。

長時間露光01

左が普通に撮った写真。右が長時間露光の効果を適用した写真。邪魔なものを消し去ることができて、すっきりとした写真にすることができる。

我々の場合、たとえばお店の取材などをしていて、手前を歩く人に写って欲しくない場合などに、この機能を使うことがある。

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たとえば、この場合。人通りが多くて、写真の主題をApple Storeにするのが難しい。そんな時に長時間露光にして人をブラしてしまうのだ。そうすれば、お店に目が行く。また、最近だと、通行される方の顔が克明に写ってしまうと肖像権的な問題もあるので、極力写らない方がいいという事情もある。

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隠されているが、使ってみるととても簡単!

でも、多くの人は「え? iPhoneで長時間露光なんて出来るの?」と言われるのではないだろうか?

使い方が隠されていて分かりにくいので、多くの人は気付いていないかもしれないが、iPhone 6s以降の機種に、iOS 11以降のOSをインストールしていれば誰でも使える。

まず、撮影時にLive Photoの機能をオンにしておくことが最重要。あの、画面をプレスすると2〜3秒の動きが再生される微妙な機能だ。

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ちなみに、この機能、写真撮影後のわずかな時間だけ動画を撮っている。常時ONにしていても、それほどデータを食うわけではない。

そして、撮った写真を『写真』アプリで再生している時、上にフリックする。そうすると、そのLive Photoで撮った写真をどう活用するかの選択肢が表示される。

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この上にフリックという操作が分かりにくい。普通気付かない。

現在のところろ選択肢は『Live』『ループ』『バウンス』『長時間露光』の4種類。この中の『長時間露光』を選べば、動いているものをブラして見えなくすることができる。

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こんなに人がいっぱい歩いている交差点も……ご覧の通りだ。

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東京駅でも……。

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すっきりした絵柄に。

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ちなみに、長時間露光といっても一眼レフの長時間露光とはちょっと違う。

一眼レフの長時間露光は、シャッター膜が開いている時間を長くする。だから、露出オーバーにならないようにするには、絞りを絞るか、ISO感度を上げるかしないといけない。それで足りなければNDフィルターを使ったり……と、少々面倒。しかも三脚は必須だ。

iPhoneの長時間露光は単に撮った写真と一緒に撮った動画(.HEICとして、一緒に保存される)数十コマを合成しているだけ。だから、明るさや絞りなどの条件は変えないまま撮影することができる。お手軽だ。

いろいろ試して、インスタ映えする写真を撮ろう

ちなみに、動いた部分を合成するので、動きの分若干周囲がトリミングされるので、広めに撮っておいた方が安心だ。

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本当は三脚などで固定した方がきれいに撮れるが、手持ちでも撮れなくはない。ちなみに、このページの画像はすべて手持ちで撮影している。

電柱や柵などに押し当てて、なるべくiPhoneがブレないようにすることも大切だ。

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エスカレーターに乗ってる人を撮影すると……。

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こんな感じにアートっぽくなる。

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道を走る車を撮影しても面白い。

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一応、光は流れるのだが、シャッターが開いている間受光している一眼レフなどの構造とは違い、連続した動画のコマを合成しているだけなので、コマ数の分点線になることも知っておきたい。

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ユニークな機能なので、お正月などで人の多いところに行ったらぜひ試してみて欲しい。

記念写真などで使うと、撮られる人はブレないようにジッとしなければならないが、逆に周りがブレている中でクッキリと写る印象的な記念写真を撮ることもできる。

ぜひお試しいただきたい。

(出典:『flick! digital (フリック!デジタル) 2019年1月号 Vol.87』

(村上タクタ)

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