ASUSが、Wi-Fiルーター、スマートスピーカー、オーディオ三位一体のLyra Voice発表
FUNQ
- 2019年03月15日
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台湾のASUSが作る三位一体
電子機器に詳しい方なら、今や台湾が世界最高峰のデジタルデバイスの生産技術を持つ国であることに異論はないだろう。あのアップルの製品も、iPhoneを含めて、多くは台湾で生産されている。
その台湾のメーカーであるASUSは、多くのスマホ、パソコンを販売し、世界有数の総合エレクトロニクス企業。
そのASUS(https://www.asus.com/jp/)から、ユニークな製品が登場した。それがこのLyra Voiceだ。
Lyra Voiceは3つの役目を兼ね備えたデバイスである。
ひとつは、メッシュ方式のWi-Fiルーター。もうひとつは、Alexaが使えるスマートスピーカー。そして最後にBluetoothスピーカーだ。
強力なメッシュWi-Fiとして機能
メッシュスピーカーとしては、ASUS AiMeshのデバイスのひとつとして動作する。
これにより、家中に張り巡らせたメッシュネットワークの端末のひとつのとしてLyra Voiceは扱える。トライバンドルーターとして機能し、400Mbpsの2.4GHzを2ストリーム、867Mbpsの5GHzを2ストリーム。さらに867Mbpsの5GHzを2ストリームのWi-Fiを扱うことができる。
複数台のルーターとメッシュを組むことで、家中どこでも共通のSSIDで接続することができる。
『Alexa、300ドルは何円?』
今ひとつの役割は、Amazon Alexaを扱えるスマートスピーカーとしての機能だ。
日本では普及はまだまだだが、アメリカでは家庭のアシスタントとして、かなりの家庭に普及している。そのAlexaを扱える端末としてもLyra Voiceは機能する。
音声でさまざな質問をしたり、Amazonの注文を行ったり、音楽を再生することができる。
実際、筆者の家では、Alexaは、ちょっとした計算をさせたり、過去の偉人やテレビに出ている有名人についての情報を調べるのにけっこう使われている。
また、Link JapanのeRemote mini(Amazonで9288円(税込))などと組み合わせれば、赤外線を介してコントロールできるテレビのオンオフや、エアコンの調整などを行うことができる(https://linkjapan.co.jp/product/eremote-series/)。
けっこういい音が嬉しい
そして、最後にオーディオとしての機能だ。
8Wスピーカーを2つ内蔵し、バスレフポート、パッシブラジエターユニットなどの構造を搭載したLyra Voiceはそのサイズからは想像できないほどいい音を出す。
三位一体のLyra Voiceは、たとえばひとり暮らしのワンルームマンションや、2Kぐらいまでの家で使えば、すべてのことをこれで賄える便利なデバイスとして利用することができるだろう。また、3LDKより大きな家なら、複数のLyraデバイスによってメッシュネットワークを組んだ方が便利に使えるはずだ。
そういう環境の方は、ぜひご検討いただきたい。
(出典:『flick! digital (フリック!デジタル) 2019年3月号 Vol.89』)(村上タクタ)
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